みんなの給与計算教室

たのしく給与計算の方法を学ぼう

新卒のみなさんへ 気になる初任給はいつもらえる?

4月になりました。新社会人のみなさん、就職おめでとうございます。

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きっと希望と不安の入り交じった、複雑な心境かと思いますが、なんといっても社会人はお金がもらえます。初任給で何を買うか、もう決まりましたか?若い頃は貯金なんかせず、じゃんじゃん使えばいいと私は思いますが、しかし初任給っていつもらえるのか、気になるところですよね。4月?5月?なんかわざわざ人事総務に聞くのもあれだし、、

まあ一応去年の記事でも書いたんですけど、今回は「いくらもらえる」より「いつもらえる」に焦点をあてて、もうちょっと分かりやすくライトに書き直してみます。

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単刀直入に言うと

「会社の締め日によって違うけど、4月に満額*1もらえる会社が多いよ」です。締め日ってのは雇用契約書や入社案内の書類などに書いてあると思うので、さっそく探してみましょう。以下、締め日・支払日の代表的なパターンを3つ紹介します。

1、当日末締め、当月25日払い

特に大企業ではもっとも多いパターンだと思います。例えば今月だと、4/30に締めて、4/25に支払われます。でも30日に締めるのに、その前の25日に支払ってどういうこと?30日に締めたら、普通に考えて支払は翌月5月になるのでは??そう思いますよね。しかしそこは学生アルバイト時代の感覚を捨て去りましょう。

まず社会人のお給料は「固定給」と「変動給」この2つにわけられます。

固定給 基本給や役職手当、家族手当など、あらかじめちゃんと金額が決まっていて、それが毎月同額支払われるたぐいのもの
変動給 残業代や欠勤控除、成果報酬の出来高払いなど、締め日が終わってからじゃないと集計できないもの

なので固定給は、すでに金額が分かっているので、締め日まで待たなくても満額支払ができるんです。で、変動給に関してはさすがに4/30以降じゃないと金額が判明しないので5/25のお給料日にて支給・控除されます。4/25に初任給満額もらったあとで1日欠勤してしまったとしても、ちゃんと翌月5/25で調整されるようになってるわけですね。

「固定給は当月、変動給は翌月」このタイミングの違いが理解できればすんなり納得できるかと思います。同期にドヤ顔で教えてあげましょう。

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2、当日15日締め、当月25日払い

これ、会社の書き方にもよるんですが、さらに2パターンにわかれます。ひとつはさっき説明したパターン1と似ていて、固定給は4/25に満額支払っておいて、3/16〜4/15のあいだで確定した変動給を、4/25に支給するというケース。

もうひとつは、3/16〜4/15分の固定給と変動給を同じタイミングでに4/25に支払うケースです。後者の場合だと初任給は日割り計算で15日分しかもらえないことになるので、ちょっとテンション下がりますけどね。。

3、当日末締め、翌月10日払い

これがまあ学生には一番なじみがあって分かりやすいですかね。固定給も変動給も、同じタイミングで翌月に支払われるパターンです。残念ながら初任給は5月までおあずけということになります。たまに翌月10日ではなく翌月25日払いなんて会社もあるので、それだとさらにキツいですね。。


以上、初任給はいつもらえるのか簡単に書いてみました。まあ一番いいのは人事総務に直接聞くことですけどね。自分の大事なお給料です。決して無関心のまま放置せず、なにか疑問があれば遠慮せずに質問する姿勢が大切だと思いますし、そんな時はこのブログも何かの手助けになるかと思います。ぜひとも新社会人としての一般教養、必須バイブルとして、この給与計算教室をよろしくお願いしたい所存であります。ではまた次回お会いしましょう、明日からも研修等がんばってください〜

※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください

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*1:社会保険料や税金などの天引き前の話です。

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