みんなの給与計算教室 たのしく給与計算の方法を学ぼう 2017-11-02T13:49:22+09:00 gasuuu Hatena::Blog hatenablog://blog/13208692334729888698 年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! hatenablog://entry/8599973812312536544 2017-11-02T13:49:22+09:00 2017-11-09T19:06:54+09:00 こんにちは、給与計算教室です。しばらく更新できないまま放置プレイしていたら、あっという間にまた年末調整の季節がやってまいりました。。頑張って更新しようかな〜でも正直大変なんだよな〜。。と思っていたら!!!最近CMでも話題になった、あのSmartHRを使えばとんでもなく恐ろしいほど簡単に年末調整ができるらしく、そっちを紹介したほうが読者も私もハッピーでは??と思ったのでご紹介させていただきます!労務担当者の方はこれを読めば年調シーズンの過ごし方がガラリと変わる予感がするはず。今年も書類の書き方を知りたかったよ〜という従業員の方はすみません過去記事を参考にしていただくか、今すぐこの記事のURLを会… <p>こんにちは、給与計算教室です。しばらく更新できないまま放置プレイしていたら、あっという間にまた年末調整の季節がやってまいりました。。頑張って更新しようかな〜でも正直大変なんだよな〜。。と思っていたら!!!</p><p>最近CMでも話題になった、あの<b><a style="color: #00cccc" href="https://smarthr.jp/?utm_source=gasuuu&utm_medium=media&utm_campaign=gasuuu_normal" target="_blank">SmartHR</a></b>を使えばとんでもなく恐ろしいほど簡単に年末調整ができるらしく、そっちを紹介したほうが読者も私もハッピーでは??と思ったのでご紹介させていただきます!</p><p>労務担当者の方はこれを読めば年調シーズンの過ごし方がガラリと変わる予感がするはず。今年も書類の書き方を知りたかったよ〜という従業員の方はすみません過去記事を参考にしていただくか、今すぐこの記事のURLを会社の労務担当者に送りつけ、SmartHRで年末調整してもらえないか直談判しにいきましょう。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fsmarthr.jp%2Fnc%3Futm_source%3Dgasuuu%26utm_medium%3Dmedia%26utm_campaign%3Dgasuuu_nencho" title="年末調整はこんなにカンタン! SmartHR(スマートHR) -【シェアNo.1】無料から使えるクラウド人事労務ソフト" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><br /> <p></p> <div class="section"> <h4>そもそもSmartHRとは</h4> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fsmarthr.jp%2F%3Futm_source%3Dgasuuu%26utm_medium%3Dmedia%26utm_campaign%3Dgasuuu_normal" title="SmartHR -【シェアNo.1】無料から使えるクラウド人事労務ソフト" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe>従業員の入退社手続きや人事マスタ管理、電子申請、給与明細の配布など、ヒトにまつわる業務をWeb上でスマートに行えるクラウド人事労務ソフトです。まずなんといっても見た目が洗練されてますよね。白と水色の組み合わせがいい感じです。こういうバックオフィス系のソフトでシュッとした雰囲気のものってまだまだ少ないので、それだけでもう大勝利です。利用社数も最近とうとう7000社を突破したそうですよ。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>そんなSmartHRの年末調整機能、何がすごいのか</h4> <p>簡単に言うと、</p> <ul> <li><b><u>年末調整の現場をよくよく分かっている感があって</li> <li>苦労するポイントをきっちり押さえ</li> <li>それをITの力で世界一スマートに解決している</u></b></li> </ul><p>という点だと思います。では具体的にどんな感じなのか?さっそくみていきましょう。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171102/20171102122438.png" alt="f:id:gasuuu:20171102122438p:plain" title="f:id:gasuuu:20171102122438p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p></p> </div> <div class="section"> <h4>書類の印刷・配布・回収コストが驚くほどスリムに</h4> <p>従来の年末調整のやり方だと、こんな光景をよく目にするのではないでしょうか。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171030/20171030225109.png" alt="f:id:gasuuu:20171030225109p:plain" title="f:id:gasuuu:20171030225109p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 従業員数が少ない会社ならまだしも、100人超えてきたり全国に支店がある場合はもうこのフェーズだけで一大プロジェクトみたいなもんです。でもSmartHRなら書類の印刷・配布・回収という一連の作業が、なんとポチポチポチッとクリックするだけであっという間にできてしまいます。なぜかというと、</p> <div class="section"> <h5><b>①従業員がSmartHR上でカンタン書類作成→印刷して会社に提出</b></h5> <p>そう、なので担当者側は印刷&配布不要なんです。これだけでもかなり助かりますよね。。また「源泉徴収に関する申告書に記載すべき事項の電磁的方法による提供の承認申請書」というのを管轄の税務署に提出していれば、印刷させずにそのまま電子データでの保存管理が可能ですよ。</p> </div> <div class="section"> <h5><b>②一括で入力依頼を送信できる</b></h5> <p>従業員に書類を作成してもらうためには、まず依頼メールを送りましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171031/20171031225826.png" alt="f:id:gasuuu:20171031225826p:plain" title="f:id:gasuuu:20171031225826p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <ul> <li>依頼メールの一括送信ができる</li> <li>どの従業員になんの書類を入力してもらうか、個別に選択可能 <ul> <li>CSVにまとめてから取り込む方法でもOK</li> </ul></li> <li>メールの文面には自由に記載できる欄あり</li> </ul><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101025008.png" alt="f:id:gasuuu:20171101025008p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101025008p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> これでもう各部署を回って書類を配布したり、支店ごとに郵送する必要もありません。やった〜〜</p> </div> <div class="section"> <h5><b>③最新の提出状況もすぐ把握できる</b></h5> <p>ステータスの項目を見れば、各従業員の状況が一目で確認できます。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101012715.png" alt="f:id:gasuuu:20171101012715p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101012715p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>催促の通知も簡単にできますよ。やっぱり、なんにしても催促するのってちょっと気を使いますよね。でもこういうシステム経由だと催促しやすいのでありがたい限りです。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101011535.png" alt="f:id:gasuuu:20171101011535p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101011535p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p></p> </div> </div> <div class="section"> <h4>従業員からの問い合わせが激減</h4> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171031/20171031000308.png" alt="f:id:gasuuu:20171031000308p:plain" title="f:id:gasuuu:20171031000308p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> この時期は各所から質問が飛んでくるので対応に追われ、通常業務もなかなか進みません。でもSmartHRだと、従業員はアンケートに答えていくだけで簡単に書類を作成でき、その際よくある疑問はヒントとして表示されているので、問い合わせの数をだいぶ抑えることができます。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101002717.png" alt="f:id:gasuuu:20171101002717p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101002717p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> もちろんヒントだけでは解決できないイレギュラーなケースも発生すると思いますが、担当者に余裕ができたことで丁寧に個別対応できるようになるし、そこは担当者の腕の見せどころというか他の人と差をつけられるスキルという感じがするので頑張りたいところですね。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>書類をわざわざデータ化する必要なし</h4> <p>これまでの場合、書類を回収しただけではもちろん終わりません、むしろここからが本番ですからね。。書類の内容を<b>ミスなく</b>給与計算ソフトやエクセルに打ち込み、計算を回すところまでもっていかないといけません。でもこれ、やっぱりなにかしらのミスは発生しますよね。二重三重でチェックを入れてもなかなか難しい。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171031/20171031022157.png" alt="f:id:gasuuu:20171031022157p:plain" title="f:id:gasuuu:20171031022157p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> SmartHRの場合、従業員によって既にデータが入力されている状態なので、この入力作業がゴッソリなくなります。これはものすごく助かる!ただまあ従業員が入力してきた内容が本当に正しいのかどうかは今までどおりチェックする必要があるので、なにかしらのチェック体制は敷くべきだとは思うのですが、それでも以前よりかなりラクになるはずです。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>従業員にとって嬉しいポイント</h4> <div class="section"> <h5><b>①質問に答えるだけで書類が完成</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101030019.png" alt="f:id:gasuuu:20171101030019p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101030019p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> これね〜これほんと素晴らしいと思います。アンケート感覚でポチポチ進めていけば、回答が書類に反映されてるんです。あとはそれを印刷するだけ。スマホでも回答できるし、ヒントも充実しているので知識がなくても大丈夫。回答はその都度保存されるので、途中から再開することもできるし、戻って修正することも可能です。</p><p>そしてなんといっても「あ、これならできそう、すぐ終わりそう」と思わせるようなUIですよね。従業員に書類書いてもらう時って、あからさまに嫌そうなオーラ出してくる人いませんか?そしてこっちは何も悪くないのについペコペコ頭下げてしまう。。でもSmartHRのこの分かりやすい画面なら、自信を持ってお願いできるのではないでしょうか。これでもまだ嫌っていう人がいたら、もう自分で確定申告させましょう。。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h5><b>②生命保険料控除額も自動で計算してくれる</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161119/20161119235357.png" alt="f:id:gasuuu:20161119235357p:plain" title="f:id:gasuuu:20161119235357p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>従業員にとって年末調整のなにが一番面倒くさい&間違えやすいかって、やっぱりこの保険料控除額の計算だと思うんですよね。上は去年の記事で使った書き方の図なんですが、、うーんややこしい。SmartHRの場合、保険会社のハガキ通りに(それが結構難しかったりするのですが)入力していけば、あとは勝手に自動で計算してくれるんです。超便利!<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101031826.png" alt="f:id:gasuuu:20171101031826p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101031826p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101031830.png" alt="f:id:gasuuu:20171101031830p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101031830p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>自動で計算といえば、配偶者などの所得額も自動でやってくれるのを見つけましたよ。所得ではなく収入額を記入してくる人はかなり多いので、この機能は気がきいてるな〜と思いました。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101032057.png" alt="f:id:gasuuu:20171101032057p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101032057p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p></p> </div> </div> <div class="section"> <h4>この後の流れは?</h4> <p>こうしてSmartHRに集約された年末調整のデータですが、主要な給与ソフトのCSV形式で吐き出せるようになるそうです<a href="#f-aeb6c3bb" name="fn-aeb6c3bb" title="11月中旬頃リリース予定">*1</a>。それを給与ソフトのほうに取り込んで計算を回せば、還付や徴収額を算出できます。で、その計算結果を今度は給与ソフトから吐き出してSmartHRに取り込めば、給与明細とあわせて源泉徴収票も一緒にWeb上で配布できるという流れです。どうでしょう、年末調整が1000倍ラクになる気がしませんか??<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171101/20171101042818.png" alt="f:id:gasuuu:20171101042818p:plain" title="f:id:gasuuu:20171101042818p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p></p> </div> <div class="section"> <h4>給与計算機能もあったらいいのに。。</h4> <p>と思う方もいるかもしれません。給与計算できないんだったらダメじゃん、って上司に言われたとかね。。そういう方は上司にここ見せてやってください。ハァ〜?あなた何を言うとるんですか。SmartHRというのは年末調整はもちろん、</p> <ul> <li>バラバラだった人事情報を一元管理できて</li> <li>複雑なお役所書類も自動で作成</li> <li>しかもそれが電子申請できて</li> <li>マイナンバーにも対応している</li> </ul><p>そしてなによりこれらが圧倒的なデザインと使い心地の良さで提供されている。。もうこれだけで本当〜に価値のあるサービスになっとるんです。給与計算はたしかに人事労務の領域なので、同じソフトの中でできれば理想っぽい気がするかもしれませんが、実は気がするだけ。給与は給与でまた別の世界が広がっているので、似ているようでまったく違う分野だとわたしは思います。そこへ中途半端に手を出さずに、とにかく自社の分野を極めていこうとするSmartHRの姿勢はとても信頼できると思うし、実際モノも良くてシェアNo.1<a href="#f-30132077" name="fn-30132077" title="※ 中小企業向け社会保険・雇用保険の電子申請対応型クラウド労務管理ソフトにおいて">*2</a>。なので上司の方は、部下の声を信じて、一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。</p><p>以上、SmartHRの年末調整機能のご紹介でした。どうかみなさん、SmartHRで無事に年末調整を乗り越えられますように〜(祈念)<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fsmarthr.jp%2F%3Futm_source%3Dgasuuu%26utm_medium%3Dmedia%26utm_campaign%3Dgasuuu_normal" title="SmartHR -【シェアNo.1】無料から使えるクラウド人事労務ソフト" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>Sponsored by SmartHR</p> <p><script> !function(f,b,e,v,n,t,s) {if(f.fbq)return;n=f.fbq=function(){n.callMethod? n.callMethod.apply(n,arguments):n.queue.push(arguments)}; if(!f._fbq)f._fbq=n;n.push=n;n.loaded=!0;n.version='2.0'; n.queue=[];t=b.createElement(e);t.async=!0; t.src=v;s=b.getElementsByTagName(e)[0]; s.parentNode.insertBefore(t,s)}(window, document,'script', 'https://connect.facebook.net/en_US/fbevents.js'); fbq('init', '996229910464738'); fbq('track', 'PageView'); </script><br /> <noscript><img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=996229910464738&ev=PageView&noscript=1" /></noscript></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-aeb6c3bb" name="f-aeb6c3bb" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">11月中旬頃リリース予定</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-30132077" name="f-30132077" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※ 中小企業向け社会保険・雇用保険の電子申請対応型クラウド労務管理ソフトにおいて</span></p> </div> gasuuu 【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 hatenablog://entry/10328749687193669176 2016-11-20T00:41:30+09:00 2017-11-17T12:57:32+09:00 こんにちは、給与計算教室です。ここ数年はもう年末調整のためのブログになってしまってますが、開き直って今年もやります、年末調整書類の書き方!スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); といっても今年は「平成28年分 給与所得者の保険料控除申告書(通称まるほ)」の書き方のみです。しかもだいぶ出遅れた感あり。。「平成29年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(通称まるふ)」は、去年書いた平成28年版を参考にしてください。生年月日の条件を一年ずらしてくださいね。 またこの記事を読んでも分からない、とにかく面倒くさい、という… <p>こんにちは、給与計算教室です。ここ数年はもう年末調整のためのブログになってしまってますが、開き直って今年もやります、年末調整書類の書き方!</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <div align="center"><a href="https://smarthr.jp/nc?utm_source=gasuuu&utm_medium=banner&utm_campaign=gasuuu_nencho" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>といっても今年は<b>「平成28年分 給与所得者の保険料控除申告書(通称まるほ)」</b>の書き方のみです。しかもだいぶ出遅れた感あり。。「平成29年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(通称まるふ)」は、去年書いた平成28年版を参考にしてください。生年月日の条件を一年ずらしてくださいね。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F12%2F210255" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書(障害者・寡婦・寡夫・勤労学生)〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>またこの記事を読んでも分からない、とにかく面倒くさい、という方はWebで年末調整ができる画期的なサービスもありますんでよかったら担当者の方に教えてあげてください。きっと全社員が幸せになる解決法です。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2017%2F11%2F02%2F134922" title="年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h4 id="目次">目次</h4> <ul class="table-of-contents"> <li><a href="#目次">目次</a></li> <li><a href="#そもそも年末調整とは">そもそも年末調整とは</a></li> <li><a href="#書面の構成">書面の構成</a></li> <li><a href="#生命保険料控除">①生命保険料控除</a></li> <li><a href="#地震保険料控除">②地震保険料控除</a></li> <li><a href="#社会保険料控除">③社会保険料控除</a></li> <li><a href="#小規模企業共済等掛金控除">④小規模企業共済等掛金控除</a></li> <li><a href="#関連記事">関連記事</a></li> </ul> </div> <div class="section"> <h4 id="そもそも年末調整とは">そもそも年末調整とは</h4> <ul> <li>なんらかの所得(給料をもらってたら給与所得、山持ってたら山林所得、土地持ってたら不動産所得など)がある人はみな、所得税という税金を国に納めなければならない</li> <li>自営業の人は所得税の計算から納付まで自分でやっている(もしくは税理士さんに依頼する)が、会社勤めをしている人は基本的に会社がやってくれることになっている</li> <li>でも年末にいきなり「あなたの今年の所得税は◯◯円になりましたので12月の給与で天引きします」と言われても困るので、あらかじめ毎月の給与から、概算の所得税が天引きされている(毎月少しずつ積み立てていくイメージ)</li> <li>一年間天引きされてきた金額が、年末に最終確定した所得税額より多ければ差額がかえってくるし、少なければ追加でとられる。この諸々の清算を年末調整という</li> </ul><p>で、なんで会社に年末調整してもらうためにわざわざ書類を書くのかというと、<b><u>少しでも所得を減らして所得税を安くするため</u></b>です。</p><p>一見わかりやすそうに見えて実はそうでもない図を描いてみました。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161117/20161117221058.png" alt="f:id:gasuuu:20161117221058p:plain" title="f:id:gasuuu:20161117221058p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 所得<a href="#f-8c09c79e" name="fn-8c09c79e" title="収入=所得ではありません。収入から給与所得控除というものを引いた額が給与所得になります。詳しくは [http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/12/18/115329:title=こちらの記事]をご参照ください。 ">*1</a>に税率<a href="#f-a4bd4607" name="fn-a4bd4607" title="実際は超過累進税率というやつなのでもう少し複雑ですがここでは簡略化しています">*2</a>をかけると所得税を算出できるのですが、この所得、あなたが申告することでもう少し削ることが可能です。</p><br /> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161117/20161117212006.png" alt="f:id:gasuuu:20161117212006p:plain" title="f:id:gasuuu:20161117212006p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 控除っていうワードのせいで難しく感じるかもしれませんが、ようは所得から削る、マイナスする、ってことです。図の4つだけなく他にもいろんな種類の控除があり、所得をゴリゴリ削ることができます。例えば扶養控除は法律で38万円と決まっているので、所得から38万円を削ります。たまに、所得"税"が38万円安くなると勘違いする人がいるのですが、削るのは所得のほうなのでご注意を。</p><p>そしてこの所得を削ってもらうためには、扶養家族の情報や保険料の金額を会社に知らせないといけないので、ちゃんと申告書を書いて提出しましょう、というわけです。控除は大きく2種類に分類され、それぞれ申告書も分かれています。</p> <ol> <li>扶養控除や障害者控除など<b>人に関する控除</b><br>→<u>扶養控除等(異動)申告書(通称まるふ)</u></li> <li>生命保険料控除や地震保険料控除など<b>保険料に関する控除</b><br>→<u>保険料控除申告書(通称まるほ)</u><br>※本来1に分類される配偶者特別控除は、スペースの都合上で2です</li> </ol><p><span style="font-size: 80%">※でもやっぱ面倒だし〜別にちょっとぐらい所得税高くなってもいいから提出はあきらめるわ、という人もいるかもしれません。別に咎めはしないんですが、氏名・住所・押印だけでいいので<b>まるふ</b>だけは出さないといけません。理由はすいません今回は省略します。。とにかく書いて出すのです。。</span></p><p>というわけで前置きが長くなりましたが、これから2の保険料控除申告書(まるほ)の書き方を説明していきますよ。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4 id="書面の構成">書面の構成</h4> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161110/20161110001921.png" alt="f:id:gasuuu:20161110001921p:plain" title="f:id:gasuuu:20161110001921p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%">※基本的には住民票のある住所を書きますが、住民票をまだ移してない・単身赴任などの理由で、実際に住んでいる住所≠住民票住所の人もいると思います。その場合は実際に住んでいる住所を書くのが一般的です。そして欄外の余白に住民票の住所を記入しておきましょう。最終的には、枠内に記入した市区町村に対して住民税を納めることになります。<br /> ※ちなみに右側の色の付いていない部分、配偶者特別控除については<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/11/17/220918">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x904E;&#x53BB;&#x8A18;&#x4E8B;</a>をご参照ください。</span></p><p>ぱっと見複雑に見えますけど、要は「今年こんな保険料をこれだけ払ったので所得から削ってください=控除してください」という依頼書みたいなものです。ただし③と④は、払った保険料全額がそのまま控除の対象となるのですが、①と②については上限があったりするので「自分で控除額を算出する」という作業をしないといけません。そのせいでちょっとややこしいんですが、落ち着いてやっていきましょう。</p><p>では①から順にみていきます。</p> </div> <div class="section"> <h4 id="生命保険料控除">①生命保険料控除</h4> <p>3種類あります。この分類の時点で引っかかる人多数です。介護医療保険料なのに、一般の生命保険料の欄に記入しているとか。。一般の生命保険料なのに個人年金保険料の欄に記入しているとか。。これはもう保険会社から送られてきた証明書をよく見て!!!としか言えないので頑張ってください。例えば「年金」と書いてあるからといって、個人年金保険料だ!と判断するのは早計です。年金という種類の一般の生命保険料かもしれません。答えは必ず問題文に。。いや証明書に書いてあるのでよく探してみましょう。まあ保険会社ももうちょっと分かりやすいやつ作ってほしいですけどね。。</p> <ul> <li>一般の生命保険料</li> <li>介護医療保険料</li> <li>個人年金保険料</li> </ul><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161118/20161118215951.png" alt="f:id:gasuuu:20161118215951p:plain" title="f:id:gasuuu:20161118215951p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>時間の都合上、一般の生命保険料の記入例のみになりますが、介護医療保険と個人年金保険料も同じ要領なので参考にしてください。</p><p>【記入例】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161119/20161119235357.png" alt="f:id:gasuuu:20161119235357p:plain" title="f:id:gasuuu:20161119235357p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <div style="border:1px dashed #000;padding:10px;border-radius:10px;">添付書類:<b>9,000円以下の旧生命保険料は、添付書類不要</b>です。それ以外は必要ですが、団体保険など会社で金額等を把握している保険については不要なので会社の案内に従ってください。</div></p><p></p> <ul> <li><b><u>保険会社等の名称、種類、保険期間</u></b></li> </ul><p>証明書に記載されているはずですので、そのまま記入します。保険会社の名前がめっちゃ長くて入りきらない!という場合は、略称でもかまいません。伝わればそれでOKです。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>保険等の契約者の氏名</u></b></li> </ul><p>かわりにあなたが保険料を支払ってあげたのであれば、配偶者やその他親族が契約している保険でも対象になります。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>保険金等の受取人(氏名・続柄)</u></b></li> </ul><p>たまに証明書に記載されていなかったりするので、そのまま空欄で提出する人がいるのですが、きちんと記入しましょう。年末調整で対象となるのは、受取人が本人または配偶者その他の親族と決まっており、まあそれ以外にあんまりいないだろって感じですが、いちおう受取人が適切であることを証明するために書いておく必要があります。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>新・旧の区分</u></b></li> </ul><p>該当するほうに丸をつけましょう。ちなみに介護医療保険料は必ず平成24年1月1日以降となり、旧はあるはずないので新旧の区分の欄がありません。</p> <table> <tr> <th><b>新</b></th> <td>契約締結日が<span style="color: #cc0000"><b>平成24年1月1日以降</b></span>の保険</td> </tr> <tr> <th><b>旧</b></th> <td>契約締結日が<span style="color: #aaaa00"><b>平成23年12月31日以前</b></span>の保険</td> </tr> </table><p><br></p> <ul> <li><b><u>あなたが本年中に支払った保険料等の金額(分配を受けた剰余金等の控除後の金額)</u></b></li> </ul><p>ここも非常〜に間違いやすい部分ですね。保険会社によっては言い方が違ったりしますが、証明書には「証明額」と「参考額(申告額)」2種類の金額が記載されており、どちらを書けばいいのか迷ってしまいますが、正解は<span style="color: #ff0000"><b>「参考額(申告額)」</b></span>のほうです。</p> <table> <tr> <th><b>証明額</b></th> <td>ハガキを発行した時点の支払金額</td> </tr> <tr> <th><b>参考額(申告額)</b></th> <td>このまま契約内容を変更せずに、<BR>平成28年12月31日まで支払っていった場合の金額</td> </tr> </table><p>年末調整は、年末時点の情報をもとに行うため、今年なら平成28年12月31日時点での保険料支払額を書く必要があるのです。なので書類にはかならず参考額(申告額)を書きましょう。また、かっこ書きで(分配を受けた剰余金等の控除後の金額)とありますが、配当金などを受け取った場合はその金額をマイナスしてくださいねという意味です。しかしたいてい、証明書の参考額はすでにマイナスされてる金額かと思うのでそのままで大丈夫だとは思います。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>Aの欄、Bの欄</u></b></li> </ul><p>Aには新契約の保険料、Bには旧契約の保険料の<b>合計額</b>をそれぞれ書きます。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>①の欄、②の欄</u></b></li> </ul><p>新保険料と旧保険料で、使用する計算式と上限額がそれぞれ違うのでご注意を。</p> <table> <tr> <th></th> <th><b>当てはめる金額</b></th> <th><b>使用する計算式</b></th> <th><b>上限額</b></th> </tr> <tr> <th><b>①の欄</b></th> <td>A(新保険料の合計額)</td> <td>計算式Ⅰ</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <th><b>②の欄</b></th> <td>B(旧保険料の合計額)</td> <td>計算式Ⅱ</td> <td>50,000円</td> </tr> </table><p>記入例の場合こうなります↓↓<br /> ①:Aの欄 24,000円 → 24,000 ✕ 1/2 + 10,000 = 22,000円<br /> ②:Bの欄 150,000円 → 50,000円<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>③の欄</u></b></li> </ul><p>①と②を合計します。記入例だと72,000円になりますが、最高40,000円と書いてあるので、40,000円を超える部分は切り捨てて40,000円と記入します。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>イの欄</u></b></li> </ul><p>オレンジ色の②と③の額を比べて、金額の大きいほうを記入します。記入例の場合③50,000円のほうが大きいですね。<br /> <br /> </p> <ul> <li><b><u>生命保険料控除額計</u></b></li> </ul><p>こんな感じで介護医療保険料と個人年金保険料も書き進めていき、最後にイ・ロ・ハの3つを合計します。しかしここでも上限が決まっており、120,000円を超えたら切り捨てて120,000円と記入します。</p><br /> <p><b>!!!ポイント!!!</b><br /> 行が足りなくなった場合は、線を引いて行を増やしたり2枚目を作ったり、分かりやすいように工夫してくださいという感じなのですが、もうとっくに限度額を超えているのであればそこで記入をストップしたほうがシンプルです。</p><p>例えば一般の生命保険料と個人年金保険料はそれぞれ(新)と(旧)の2種類がありますが、(旧)のほうが控除額が大きいので、まずは金額の大きい順に(旧)を書いてみましょう。例えば10万を超える一般生保(旧)がひとつあればその時点ですでに控除限度額5万に到達するため、残りの(旧)や(新)の一般生保生命保険料は申告しても何の役にも立ちません。</p> <table> <tr> <th><b>保険の区分</b></th> <th><b>控除限度額</b></th> </tr> <tr> <td>一般の生命保険料(新)</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <td>一般の生命保険料(旧)</td> <td>50,000円</td> </tr> <tr> <td>介護医療保険料</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <td>個人年金保険料(新)</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <td>個人年金保険料(旧)</td> <td>50,000円</td> </tr> </table><p>トータルでの控除限度額は12万円になります。とりあえず最初は鉛筆で書いて計算してみるのがいいかもしれませんね。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4 id="地震保険料控除">②地震保険料控除</h4> <p>2種類あるので混同しないようにしましょう。<br /> <u><b>1. 地震保険料</b></u><br /> 自分または自分と生計を一にする親族の</p> <ul> <li>家屋(常時そこに住んでいること。別荘などはNG)</li> <li>生活に通常必要な家財</li> </ul><p>の損害を補填する契約のうち、地震等損害部分の保険料が該当します。たいてい火災保険とセットで地震保険に加入すると思うのですが、火災保険の部分は対象外です。たぶんハガキには地震保険料の部分が記載されていると思うので、そのまま記入すれば大丈夫かとは思います。</p><p><u><b>2. 旧長期損害保険料</b></u><br /> 以前は損害保険も対象だったのですが、平成18年の税制改正でなくなってしまいました。ただし経過措置として、以下の条件に当てはまる場合は申告可能です。</p> <ul> <li>保険期間の始期が平成18年12月31日以前であること</li> <li>保険期間が10年以上であること</li> <li>保険期間の満了後に満期返戻金のある契約であること</li> <li>平成19年1月1日以降に保険料変更を伴う内容変更がないこと</li> </ul><p>【記入例】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161117/20161117010313.png" alt="f:id:gasuuu:20161117010313p:plain" title="f:id:gasuuu:20161117010313p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <div style="border:1px dashed #000;padding:10px;border-radius:10px;">添付書類:金額・種類を問わずすべて必要となります。</div></p><br /> <p><b>!!!ポイント!!!</b><br /> 《その1》<br /> ひとつの契約で、地震保険料と旧長期損害保険料の両方を支払っている(平成18年末までに契約した長期損害保険契約に地震保険も付いている)場合には、<b>いずれかを選択</b>してください(計算してみて、金額の多い方を記入するのがお得です)。</p><p>《その2》<br /> 地震保険には未加入で旧長期のみの場合でも、ハガキの名称は「地震保険料控除証明書」となっていたりします。内容をよく確認して記入しましょう。</p><p>《その3》<br /> とにかく一番下、赤・緑・オレンジで塗りつぶした3箇所が、それぞれの上限額(最高◯◯円)を超えないように注意しましょう。この記入例の場合、オレンジの欄で合計51,000円となるはずですが、上限50,000円なので1,000円は切り捨てられています。</p><p>《その4》<br /> ①生命保険料と同じく、証明額ではなく、12/31時点での参考額(申告額)を記入しましょう。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4 id="社会保険料控除">③社会保険料控除</h4> <p>【記入例】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161116/20161116003243.png" alt="f:id:gasuuu:20161116003243p:plain" title="f:id:gasuuu:20161116003243p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <div style="border:1px dashed #000;padding:10px;border-radius:10px;">添付書類:国民年金保険料と国民年金基金の掛金は証明書の添付が必要ですが、それ以外については不要です<b>(国民健康保険料も不要)</b>。</div></p><br /> <p>③社会保険料控除 と ④小規模企業共済等掛金控除 は計算不要なので簡単だと思います。今年支払ったor支払う予定の金額をそのまま記入するだけです。まずこの③に該当する主なものとしてはこちら↓↓</p> <ol> <li>国民年金保険料</li> <li>国民年金基金の掛金</li> <li>国民健康保険料</li> </ol><p><b>!!!ポイント!!!</b><br /> 《その1》<br /> 家族の分も払ってあげたなら、その保険料も対象になります。例えばまだ大学生の娘の国民年金保険料を父親が支払ったなら、父親はその金額をここに記入できます。</p><p>《その2》<br /> 健康保険料・厚生年金保険料・介護保険料なども社会保険に該当しますが、基本的には給与から天引きされている=会社のほうで金額を把握しているはずなので記入する必要はありません。また今年の途中で転職してきた方についても、前職で天引きされていた保険料のことは記入不要です。今の会社に入社した時に前職の源泉徴収票を提出したorこれから提出する予定かと思うのですが、そこには前職で天引きされてきた保険料の合計額がバッチリ記載されているので、この③の欄には記入しなくてよいです。</p><p>《その3》<br /> これは④も同じですが、この欄に書いた金額は全額控除対象となります。①や②と違って上限がありません。なので払った分だけすべて書かないと損するので、証明書や記憶を頑張ってかき集めて記入することをおすすめします。</p><p>《その4》<br /> もちろんこれも①②同様、12/31までに払う予定の金額も含めてください。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4 id="小規模企業共済等掛金控除">④小規模企業共済等掛金控除</h4> <p>【記入例】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161116/20161116003232.png" alt="f:id:gasuuu:20161116003232p:plain" title="f:id:gasuuu:20161116003232p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <div style="border:1px dashed #000;padding:10px;border-radius:10px;">添付書類:金額・種類を問わずすべて必要となります。ただし会社で金額等を把握している保険については不要なので会社の案内に従ってください。</div></p><p></p> <ul> <li><u><b>独立行政法人中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金</b></u>(旧第二種共済契約を除く) <ul> <li>20人以下の会社や個人事業主さんが加入できる共済制度のことです。廃業になってしまった時に、生活資金としての退職金が受け取れる仕組みです。</li> </ul></li> <li><u><b>個人型又は企業型年金加入者掛金</b></u> <ul> <li>確定拠出年金のことです。</li> </ul></li> <li><u><b>心身障害者扶養共済制度に関する契約の掛金</b></u> <ul> <li>精神または身体に障害がある方を扶養している保護者に万が一(死亡・重度障害)のことがあった時に、給付金が支給される制度です。</li> </ul></li> </ul><p><br /> 以上、保険料控除申告書の書き方でした。無事に書き終わりましたか?あと今年は源泉徴収票の読み方について更新できたらなと思っています。それではまた〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は公開日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください。</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="https://smarthr.jp/nc?utm_source=gasuuu&utm_medium=banner&utm_campaign=gasuuu_nencho" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h4 id="関連記事">関連記事</h4> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-8c09c79e" name="f-8c09c79e" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">収入=所得ではありません。収入から給与所得控除というものを引いた額が給与所得になります。詳しくは <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/12/18/115329">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>をご参照ください。 </span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-a4bd4607" name="f-a4bd4607" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">実際は超過累進税率というやつなのでもう少し複雑ですがここでは簡略化しています</span></p> </div> gasuuu これですっきり!アルバイトさんの年末調整について解説 hatenablog://entry/6653586347145586201 2015-11-21T09:10:44+09:00 2017-11-20T13:55:09+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 年末調整シーズン真っ只中ですね。今年はアルバイトさんの年末調整についても書いておきたいと思います。バイト先から年末調整の書類を渡されたけど、いまいち意味がよく分からない。。そもそもアルバイトなのに、絶対書かなきゃいけないのかな?かけもちしてる場合はどうするの?など、不安や疑問でいっぱいという方はぜひ読んでみてください。ちなみに、最近の世の中にはこんなサービスもあります。アルバイトの方だとこれを使えば一瞬で年末調整が終わるかと思うので、よかったら会社の人に教えてあげてください。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle … <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 年末調整シーズン真っ只中ですね。今年はアルバイトさんの年末調整についても書いておきたいと思います。バイト先から年末調整の書類を渡されたけど、いまいち意味がよく分からない。。そもそもアルバイトなのに、絶対書かなきゃいけないのかな?かけもちしてる場合はどうするの?など、不安や疑問でいっぱいという方はぜひ読んでみてください。</p><p>ちなみに、最近の世の中にはこんなサービスもあります。アルバイトの方だとこれを使えば一瞬で年末調整が終わるかと思うので、よかったら会社の人に教えてあげてください。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2017%2F11%2F02%2F134922" title="年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> <div class="section"> <h3>目次</h3> <pre>1. 年末調整とは 2. 年末調整に必要な「扶養控除等(異動)申告書」 3. アルバイトをかけもちしている場合 4. 源泉徴収票を提出しろと言われたら? 5. アルバイト先が年末調整してくれない場合の対処法 6. ボーダーラインが103万の理由 7. 勤労学生控除を活用しよう </pre> </div> <div class="section"> <h3>1. 年末調整とは</h3> <p>まず年末調整とはなんなのか、が理解できると頭のモヤモヤが少しすっきりすると思います。ひとことでいうと、年末調整とは「所得税の精算処理」のことです。</p><p>みなさんが毎月もらっているアルバイト代、それは立派な「所得」になります。所得もいろいろ種類があって、不動産持ってたら不動産所得とか、山持ってたら山林所得なんてのはなんとなく聞いたことがあると思いますが、みなさんのアルバイト代の場合はお給料なので「給与所得」といいます。ここ日本では、そういった所得をゲットした人に対して「所得税」という税金が発生し、アルバイトだろうがなんだろうが関係なく、きちんと国に納める義務があります。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151121/20151121010531.png" alt="f:id:gasuuu:20151121010531p:plain" title="f:id:gasuuu:20151121010531p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> で、その所得税なんですが、本来自分で確定申告して支払うべきところを、会社勤めの人(もちろんアルバイトさん含む)の場合、毎月のお給料からちょっとずつ天引きされる仕組みになっています。ですがそれはあくまで概算額なので、毎年12月、一年間のアルバイト代が確定するタイミングで正しい所得税額をバチっと算出し、その額が今まで天引きされてきた合計額よりも多ければ追加で徴収されるし、少なければ戻ってくるという精算処理がおこなわれます。つまり年末に所得税額を調整すること、、それで年末調整と言われるわけです。</p> </div> <div class="section"> <h3>2. 年末調整に必要な「扶養控除等(異動)申告書」</h3> <p>じゃあアルバイト先に年末調整をやってもらうには何をすればいいのか。それはこの「扶養控除等(異動)申告書」を提出することが必須条件です。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151119/20151119201135.jpg" alt="f:id:gasuuu:20151119201135j:plain" title="f:id:gasuuu:20151119201135j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 書き方については<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2015/11/03/222306">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>を参考にしてください。アルバイトさんの場合、一番上の氏名などの枠と、アルバイト代が103万超〜130万以下の方はCブロックの「勤労学生」にマルをつければ完了〜という人がほとんどだと思います。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>「でも自分は所得税が発生するほど稼いでない(年間103万円以下)から、だったら所得税の精算処理である年末調整をする必要もないだろうし、提出しなくてもいいのでは?」という疑問を抱きがちですが、この申告書の提出の有無はもうひとつの処理にも大きく関係してきます。その処理というのは、毎月天引きされる概算の所得税額の算出です。毎月の所得税は、以下の表を使って算出するのですが、提出の有無によって見る列が違ってくるのです。<br /> <a href="https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2014/data/01_1.pdf">&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x306E;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7A0E;&#x984D;&#x8868;&#xFF08;&#x5E73;&#x6210;27&#x5E74;&#x5206;&#xFF09;</a></p><p>まず左2列から、あなたの今月の給与額<a href="#f-8169a300" name="fn-8169a300" title="交通費は除きます。また、健康保険・厚生年金保険・雇用保険に加入している場合はその保険料額も除いてください。">*1</a>を探してください。そして該当する行が見つかったら目を右にスライドさせるのですが、申告書を提出している場合は「甲」の列、未提出の場合は「乙」の列までスライドさせます。例えば給与額88,000円ちょうどの場合、提出有で扶養している人数がゼロだと左から3列目の130円、提出なしだと扶養人数関係なく一番右の列3,200円があなたのその月の所得税額になります。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151121/20151121004737.png" alt="f:id:gasuuu:20151121004737p:plain" title="f:id:gasuuu:20151121004737p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>乙、めっちゃ高いやんって思いませんか?思いますよね。もひとつ上の行も見てみてくださいよ、88,000円未満だとしても3.063%も天引きされるんですよ。そんなん絶対提出するしかないやん!ってなるのですが、実はこれ、同時期に1社しか提出できません。時期がかぶっていなければ年に何枚提出していても大丈夫なのですが。現時点で複数のアルバイトをかけもちしている人の場合、その中から一番収入の多いバイト先を選んで提出することになっています<a href="#f-3ff60cb0" name="fn-3ff60cb0" title="同時に何枚も出してる!やばい!ってなる人もいるかもしれませんが、アルバイト代の合計額が103万円以下であれば、そこまで問題はないんじゃないかと思います(あくまで私見ですが)。超えていたとしても自分で確定申告することでちゃんと綺麗な結果になりますので、そんなに慌てなくて大丈夫です。もちろん来年からは気をつけてくださいね。">*2</a>。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>3. アルバイトをかけもちしている場合</h3> <p>「じゃあ残りのアルバイト先での所得税は乙で計算されてしまうってこと?」はい、そうです。しかも前述のとおり、年末調整をやってもらうには申告書の提出が必須ですから、提出しないアルバイト先では年末調整もやってくれません。年末調整は、申告書を提出した一番収入の多い1社でしか実施できないのです。えーまじかよと思うのですが、そこは落ち込まないでください。ちょっと面倒かもしれませんが、かけもちの人の場合は自分で確定申告<a href="#f-3843d06c" name="fn-3843d06c" title="厳密には、所得税を取り戻すだけの手続きなので「還付申告」といいます。申告できる期間はその年の翌年1月1日から5年間です。参照:[https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2035.htm:title]">*3</a>することで、高すぎた乙の所得税を取り戻すことができます。</p><p>乙の所得税額ですが、本来の税額からはかなりかけ離れた金額に設定されているんです。そうでもしないと、みんな確定申告なんて面倒でわざわざやってくれないからですね、たぶん。確定申告しなかったらしなかったで、天引きされた乙の所得税はそのまま国のものになっちゃいます。国としては税収入が増えてラッキーて感じになるので、悔しかったら頑張って確定申告して取り戻すしかありません。方法は12月〜1月にかけて各アルバイト先から源泉徴収票が発行されるはずですから、それを揃えて<a href="#f-399aca93" name="fn-399aca93" title="あとは振込先の口座情報の分かるものと、念のため印鑑を持参してください。">*4</a>税務署へ行ってください。係りの人が手取り足取り丁寧に教えてくれるはずです。遠い人はネットからでもできますよ。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151121/20151121000312.png" alt="f:id:gasuuu:20151121000312p:plain" title="f:id:gasuuu:20151121000312p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> でもまあ実際、申告書が未提出なのにもかかわらず、甲で処理してしまっている会社もたくさんあります。その場合、各アルバイト代の合計が103万円以下で、かつ所得税も今まで天引きされたことがなければ、確定申告はしなくていいです。精算するものがありませんからね。いっぽう103万円以下だけど所得税がいくらか天引きされたことがあったり、103万円超えていたら確定申告が必要になるので、社会勉強がてらぜひやってみてください。</p> </div> <div class="section"> <h3>4. 源泉徴収票を提出しろと言われたら?</h3> <p>丁寧な会社の場合、「他のアルバイト先の源泉徴収票があったらそれも提出してください」というアナウンスがあると思います。これは現在進行形のかけもちのアルバイト先のことではなく、「(今年の場合)平成27年中に1円でも支払いのあった、すでに退職しているアルバイト先」のことを指しています。退職済みのアルバイト代があれば、それも合算して年末調整する必要があるんですよね。なのでその金額が記載されている源泉徴収票をくれってことなんです。源泉徴収票というのはその人の一年間の収入などを証明する小さな紙のことで、以下の記事で詳しく解説しているので時間があったら読んでみてください。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>ただ、アルバイトさんにもきちんと源泉徴収票を発行している会社がどれだけあるかというと、うーんどうでしょうなんとも言えませんね。。いやもちろん必ず発行しなければいけないのですが、会社の規模が小さかったり、アルバイト代が合計たったの数万円とかだったら、発行してくれていないケースも多々見受けられます。もちろん前アルバイト先の担当者に連絡したり、だめなら税務署に相談するなり、まずはなんとか入手を試みてほしいのですが、どうも難しそうだということであれば、絶対に手に入れて提出しないと死ぬとかいう話でもないので、諦めてもいいのかな、、と私は思います(もちろんそのへんは自己責任で判断をお願いします)。源泉徴収票を提出しないからといって年末調整の対象外ってことにはなりませんしね。</p> </div> <div class="section"> <h3>5. アルバイト先が年末調整してくれない場合の対処法</h3> <p>よくある話ではあるのですが、申告書を提出させたにもかかわらず、アルバイトさんに年末調整をしない会社も存在します。理由はおそらく面倒だからです。アルバイトさんの年末調整は簡単な場合が多いので、やってあげればいいのにと思うんですがね。。</p><p>アルバイト先がちゃんと年末調整してくれたかどうかは担当者に聞いてみるのが一番ですが、12〜1月に発行される源泉徴収票でも判断ができます。</p> <div class="section"> <h5><b>年末調整済みの源泉徴収票</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151120/20151120201729.png" alt="f:id:gasuuu:20151120201729p:plain" title="f:id:gasuuu:20151120201729p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h5><b>年末調整されていない源泉徴収票</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151120/20151120201736.png" alt="f:id:gasuuu:20151120201736p:plain" title="f:id:gasuuu:20151120201736p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 給与ソフトによるかもしれませんが、年末調整していない場合ははっきりと「年調未済」という記載がされていると思います。もうひとつの判定ポイントとしては、青色で囲まれた2つの欄が空欄になっているかどうかです。</p><p>年末調整されていないことが分かったら、3. アルバイトをかけもちしている場合 と同様、自分で確定申告をおこなってください。「支払金額」が103万円以下の場合は、一番右の「源泉徴収額」が全額戻ってきます。図の例だと5,000円ですね。ただし源泉徴収額が0円であれば、精算するものがないということで確定申告の必要はありません。</p> </div> </div> <div class="section"> <h3>6. ボーダーラインが103万の理由</h3> <p>さっきから103万103万って言ってますが、なんでこんな中途半端な金額なのか、一応説明しておきます。所得税というのはあくまで「所得」に対して発生するものであって、「収入」に対してではありません。あなたの年収が103万だった場合、103万にそのまま税率がかけられるわけではないのです。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151121/20151121002523.png" alt="f:id:gasuuu:20151121002523p:plain" title="f:id:gasuuu:20151121002523p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 自営業でお店やってる人なんかをイメージしてほしいのですが、お店の売上まるごとに対して税金はかかりません。まずは売上から人件費やら家賃やらの経費をマイナス(控除)して、最後に残った売上に対してはじめて税率をかけることになっています。会社勤めの人の場合でも同じで、年収からいくらかマイナス(控除)できる仕組みがあり、最後に残った「所得」に対してはじめて税率をかけることができます。</p><p>で、そのマイナス(控除)できるものはいろいろ種類があるんですが、アルバイトさんの場合この2つが主な控除になります。</p> <ul> <li>給与所得控除(65万)</li> <li>基礎控除(38万)</li> </ul><p>年収103万の場合、103-65-38=0円になりますよね。0円にいくら税率をかけても0です。104万だったら104-65-38=1万なので、この1万円に対して所得税が発生することになります。</p> </div> <div class="section"> <h3>7. 勤労学生控除を活用しよう</h3> <p>控除の話をしたついでに、勤労学生控除のことも書いて終わりにしましょう。前述の控除ですが、学生さんの場合はもうひとつ「勤労学生控除」というものが使えます。控除額は27万です。</p><p>ということは、年収130万までだったら、130-65-38-27=0円となり、所得税は発生しません。そう、103万超えちゃっても、この制度使えばセーフなのです。。と言いたいんですが、たしかにあなたの所得税は0円になりますが、残念ながら親御さんなどの扶養から外れることにかわりはないんですよね。。扶養から外れると、親御さんの所得税が高くなってしまうので、怒られるのが嫌な人はやっぱり103万円以内にセーブしておくのがいいかもしれません。</p><p>もしこの制度を使うなら申告書にその旨を記入します。詳しくはこちらの記事の最後、勤労学生の部分を読んでみてください。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F12%2F210255" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書(障害者・寡婦・寡夫・勤労学生)〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><br /> <p>以上アルバイトさんの年末調整についての解説でした。ややこしいなあ〜って感じかもしれませんが、この先就職してからもずっと使える知識だと思うので、ぜひ基本だけも頭の隅に置いておくとなにかと便利かなと思います。</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-8169a300" name="f-8169a300" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">交通費は除きます。また、健康保険・厚生年金保険・雇用保険に加入している場合はその保険料額も除いてください。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-3ff60cb0" name="f-3ff60cb0" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">同時に何枚も出してる!やばい!ってなる人もいるかもしれませんが、アルバイト代の合計額が103万円以下であれば、そこまで問題はないんじゃないかと思います(あくまで私見ですが)。超えていたとしても自分で確定申告することでちゃんと綺麗な結果になりますので、そんなに慌てなくて大丈夫です。もちろん来年からは気をつけてくださいね。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-3843d06c" name="f-3843d06c" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">厳密には、所得税を取り戻すだけの手続きなので「還付申告」といいます。申告できる期間はその年の翌年1月1日から5年間です。参照:<a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2035.htm">https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2035.htm</a></span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-399aca93" name="f-399aca93" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">あとは振込先の口座情報の分かるものと、念のため印鑑を持参してください。</span></p> </div> gasuuu 【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書(障害者・寡婦・寡夫・勤労学生)〜 hatenablog://entry/6653458415126930711 2015-11-12T21:02:55+09:00 2017-11-20T13:55:49+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 今回は年末調整シリーズ第2弾ということで、扶養控除等申告書の障害者・寡婦・寡夫・勤労学生の場合の書き方を説明します。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 前回の記事 またこの記事を読んでもいまいちよく分からない。。という方はWebで年末調整ができる画期的なサービスもありますんでよかったら担当者の方に教えてあげてください。クリックしていくだけで年末調整が終わりますよ! C. 障害者、寡婦、寡夫又は勤労学生 今回記入していくのはCブロックですね。それでは順に説明していきましょう。 1 … <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 今回は年末調整シリーズ第2弾ということで、扶養控除等申告書の障害者・寡婦・寡夫・勤労学生の場合の書き方を説明します。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> <b>前回の記事</b><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>またこの記事を読んでもいまいちよく分からない。。という方はWebで年末調整ができる画期的なサービスもありますんでよかったら担当者の方に教えてあげてください。クリックしていくだけで年末調整が終わりますよ!<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2017%2F11%2F02%2F134922" title="年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h3>C. 障害者、寡婦、寡夫又は勤労学生</h3> <p>今回記入していくのはCブロックですね。それでは順に説明していきましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151029/20151029213642.png" alt="f:id:gasuuu:20151029213642p:plain" title="f:id:gasuuu:20151029213642p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151111/20151111143200.png" alt="f:id:gasuuu:20151111143200p:plain" title="f:id:gasuuu:20151111143200p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>1 障害者</h3> <p>マスが8つもあって、いったいどこに書けばいいのか混乱してしまいますが、</p> <ul> <li>誰が障害者なのか <ul> <li>①自分</li> <li>②控除対象配偶者</li> <li>③扶養親族(16歳未満でもOK)</li> </ul></li> <li>その人は特別障害者に該当するか</li> <li>②③で特別障害者の場合、同居(※後述)しているか</li> </ul><p>この3つのポイントをクリアにできていれば記入しやすいと思います。特別障害者については扶養控除等申告書の裏面に記載がありますので、自分や控除対象配偶者、扶養親族が該当するかどうかしっかり確認しましょう↓↓</p> <pre>イ 精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある人 ・・・・・・ 全て特別障害者になります。 ロ 精神保健指定医などから知的障害者と判定された人 ・・・・・・ このうち、重度の知的障害者と判定された人は、特別障害者になります。 ハ 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人 ・・・・・・ このうち、障害等級が 1 級の人は、特別障害者になります。 ニ 身体障害者手帳に身体上の障害がある者として記載されている人 ・・・・・・ このうち、障害の程度が 1 級又は2 級の人は、特別障害者になります。 ホ 戦傷病者手帳の交付を受けている人 ・・・・・・ このうち、障害の程度が恩給法別表第 1 号表ノ2の特別項症から第三項症までの人は、特別障害者になります。 ヘ 原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の規定による厚生労働大臣の認定を受けている人 ・・・・・・ 全て特別障害者になります。 ト 常に就床を要し、複雑な介護を要する人 ・・・・・・ 全て特別障害者になります。 チ 精神又は身体に障害のある年齢 65 歳以上の人(昭和 27年1月1 日以前に生まれた人)で、町村長や福祉事務所長からイ、ロ又はニに準ずる障害があると認定されている人 ・・・・・・ このうち、イ、ロ又はニの特別障害者と同程度の障害がある人は、特別障害者になります。 参照:<a href="https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h28_01.pdf">&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7B49;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x306E;&#x88CF;&#x9762;&#x3001;&#xFF13;&#x3000;&#x63A7;&#x9664;&#x5BFE;&#x8C61;&#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x3001;&#x6276;&#x990A;&#x89AA;&#x65CF;&#x7B49;&#x306E;&#x7BC4;&#x56F2;&#xFF1E;&#x3010;&#x2467;&#x969C;&#x5BB3;&#x8005;&#xFF08;&#x7279;&#x5225;&#x969C;&#x5BB3;&#x8005;&#xFF09; &#x3011;</a> </pre><p>現時点で障害者手帳の交付を受けていない人でも、申請中だったり医師の診断書の交付を受けている人で、明らかに手帳の交付が受けられる程度の障害があると認められる人は、障害者(又は特別障害者)に該当するものとして取り扱われます。ちなみに、介護保険制度のほうで介護認定されているかどうかは関係ありませんので、混同しないよう気をつけてくださいね。<br /> <a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1185.htm">No.1185&emsp;&#x5E02;&#x753A;&#x6751;&#x9577;&#x7B49;&#x306E;&#x969C;&#x5BB3;&#x8005;&#x8A8D;&#x5B9A;&#x3068;&#x4ECB;&#x8B77;&#x4FDD;&#x967A;&#x6CD5;&#x306E;&#x8981;&#x4ECB;&#x8B77;&#x8A8D;&#x5B9A;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p>まず一番左上の「1 障害者」にマルをつけたうえで、それぞれのマスにもマルをつけていきますよ。あと右側の「左記の内容」の欄には、障害の状態又は交付を受けている手帳などの種類と交付年月日、障害の等級など、障害者(特別障害者)に該当する事実を記入します。</p> <div class="section"> <h5><b>①本人が障害者</b></h5> <p>こちらが一般の障害者の場合。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109195328.png" alt="f:id:gasuuu:20151109195328p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109195328p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>そして特別障害者の場合はこっちにマルです。特別障害者のほうが控除額が大きい(=所得税が安くなる)ですから、間違えないようにしましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109195335.png" alt="f:id:gasuuu:20151109195335p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109195335p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h5><b>②配偶者が障害者</b></h5> <p>「左記の内容」には該当する配偶者の名前も記入します。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109204326.png" alt="f:id:gasuuu:20151109204326p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109204326p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>特別障害者の場合は2パターンあって、同居している場合はこちら。「左記の内容」にも同居の旨を記載します。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109220248.png" alt="f:id:gasuuu:20151109220248p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109220248p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>で、同居についてなんですが、これ必ずしも自分と同居していなくてOKです。「自分と生計を一にするその他の親族との同居」でも認めてくれるので、例えばあなたが単身赴任している場合、生計を一にする息子と障害者の奥さんが一緒に暮らしていれば同居とみなされます。ただしあくまで「その他の親族との同居」が条件なので、障害者の奥さんがひとりで残って暮らしている場合はNGです。その場合は別居ということで、こうなりますね。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109204345.png" alt="f:id:gasuuu:20151109204345p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109204345p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h5><b>③扶養親族が障害者</b></h5> <p>「左記の内容」には該当する扶養親族の名前も記入します。複数いる場合は人数分記入して、表の小さいカッコの中に人数を書いておきましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109221329.png" alt="f:id:gasuuu:20151109221329p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109221329p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>配偶者と同じく、特別障害者の場合は2パターンあります。まずは同居の場合。同居についても配偶者の場合と同じで、必ずしも自分と同居している必要はありません。自分が単身赴任していたら、奥さんと障害者のお父さんが同居している等でもOKです。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109220704.png" alt="f:id:gasuuu:20151109220704p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109220704p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>別居の場合はこうなります。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151109/20151109221421.png" alt="f:id:gasuuu:20151109221421p:plain" title="f:id:gasuuu:20151109221421p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>いろいろパターンがあって混乱するかもしれませんが、きちんと条件を確認して、あとはたてよこ交差するマスに○つければ大丈夫です!添付書類なども特に必要ありません。<br /> <a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1160.htm">No.1160&emsp;&#x969C;&#x5BB3;&#x8005;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>2 寡婦</h3> <p>これまた条件が若干ややこしいんですよね。自分はたぶん関係ないわ〜って思ってる人!意外と該当してたりするので読んでみてください。</p> <pre>⑴ 次のいずれかに該当する人で、扶養親族又は生計を一にする子のある人  イ 夫と死別した後、婚姻していない人  ロ 夫と離婚した後、婚姻していない人  ハ 夫の生死の明らかでない人 ⑵ 上記⑴に掲げる人のほか、次のいずれかに該当する人で、合計所得金額が500万円以下の人  イ 夫と死別した後、婚姻していない人  ロ 夫の生死の明らかでない人 参照:<a href="https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2015/pdf/h27nencho_all.pdf">&#x5E73;&#x6210;27&#x5E74;&#x5206; &#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x306E;&#x3057;&#x304B;&#x305F; 14&#x30DA;&#x30FC;&#x30B8;&#x3088;&#x308A;</a> </pre><p>端的にいうと、「基本的に誰かを養っていないと該当しないけど、死別 or 生死不明の場合は、あなたの所得が500万円以下であれば養う人ゼロでもOK」、ってことです。逆にいうと、離婚の場合は、たとえあなたの所得500万円以下であっても誰か一人でも養っていないと寡婦には該当しないということです。</p><p>その他のポイントとしては</p> <ul> <li>「生計を一にする子」というのは、「扶養親族である子」とほぼ同義だと思ってもらっていいです<a href="#f-5e19e38a" name="fn-5e19e38a" title="細かい話ですが、生計を一にする="総"所得金額等38円以下、扶養親族="合計"所得金額38万円以下という定義になっています。総所得金額等は、合計所得金額から純損失の繰越控除を適用した後の金額なので、合計所得金額よりも少なくなります。なので、合計所得金額が38万円を超えて扶養親族に該当できなくても、総所得金額等が38万円以下だったら生計を一にしていると言えます。">*1</a>。なのでその子が他の所得者の控除対象配偶者や扶養親族になっていたり、子の所得が38万円を超えている場合はだめです。例えば別れた元夫がしっかり養育費を払ってくれている場合、子どもは自分(元妻)と暮らしていながら元夫の扶養親族となるので、そういう場合は該当しません。</li> <li>該当する子がいなくても、所得38万円以下の両親など、扶養親族がいれば対象になります。</li> <li>収入=所得ではありませんよ。給与所得だけの場合、収入が6,888,889円以下であれば所得金額500万円以下といえます。</li> </ul><p>記入については2の寡婦にマルをつけましょう。「左記の内容」には</p> <ul> <li>死別なのか離婚なのか生死不明なのか</li> <li>扶養親族や生計を一にする子がいればその氏名</li> <li>↑その人の平成28年中の所得の見積額</li> <li>所得500万円以下の条件に該当する場合は、あなたの平成28年中の所得の見積額</li> </ul><p>などを記入します。特に決まった書き方があるわけではありません。ちゃんと条件ひとつひとつに当てはまってます!ということを記載できていればOKです。以下、所得500万円超のシングルマザーの記入例です(所得500万円以下の場合は次の「特別の寡婦」に該当)。添付書類などは特に必要ありません。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151111/20151111003747.png" alt="f:id:gasuuu:20151111003747p:plain" title="f:id:gasuuu:20151111003747p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>一応補足しておきますが、これはあくまで平成28年分の扶養控除申告書なので、来年28年の所得の予想額を書きます。今年27年の所得額については平成27年分の扶養控除申告書のほうで申告してくださいね。</p> </div> <div class="section"> <h3>3 特別の寡婦(特定の寡婦)</h3> <p>扶養控除申告書には「"特別"の寡婦」ってあるんですが、国税庁のHPなどには「"特定"の寡婦」って書かれています。なんで違うのかはよく分かんないんですよね。。まあ同じものとみなして大丈夫です。</p><p>特別の寡婦は、2の寡婦に比べて条件が厳しくなり(その分控除額が大きい)、以下の3つすべてに該当しないといけません。</p> <ul> <li>夫と離婚 or 死別 or 行方不明</li> <li>扶養親族である<b>「子」</b>がいて</li> <li>合計所得金額が<b>「500万円以下」</b></li> </ul><p>以下、該当するシングルマザーの記入例です。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151111/20151111003757.png" alt="f:id:gasuuu:20151111003757p:plain" title="f:id:gasuuu:20151111003757p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>「わたし、500万超えるかどうか微妙なライン。。残業代やボーナス次第だわ。。」という人は、2の寡婦と3の特別の寡婦どちらにマルをつけておくべきか悩むかと思います。その場合は担当者に相談してください。所得額の確定する年末調整ギリギリまで待って、最終的にどちらで処理するかは担当者の方で判断してくれるはず。。なんですが、担当者が頼りなければ税務署に電話して聞いてみてください。。</p> </div> <div class="section"> <h3>4 寡夫</h3> <p>特別の寡婦の男性版だと思ってください<a href="#f-85385dfb" name="fn-85385dfb" title="厳密には、特別の寡婦の場合だと「扶養親族である子」、寡夫の場合だと「生計を一にする子」がいることが条件ですが、注1で説明した通りこの2つはほぼ同義だと思ってもらっていいと思います。">*2</a>。子を養っている所得500万円以下の男性が該当しますよ。</p> <pre>所得者本人が、次の⑴、⑵又は⑶のいずれかに該当する人で、生計を一にする子があり、かつ、合計所得金額が500万円以下の人をいいます。 ⑴ 妻と死別した後、婚姻していない人 ⑵ 妻と離婚した後、婚姻していない人 ⑶ 妻の生死の明らかでない人 参照:<a href="https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2015/pdf/h27nencho_all.pdf">&#x5E73;&#x6210;27&#x5E74;&#x5206; &#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x306E;&#x3057;&#x304B;&#x305F; 14&#x30DA;&#x30FC;&#x30B8;&#x3088;&#x308A;</a> </pre><p>以下記入例です。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151112/20151112141009.png" alt="f:id:gasuuu:20151112141009p:plain" title="f:id:gasuuu:20151112141009p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>どうでしょうか、寡婦と特別の寡婦、そして寡夫。。。決して難しい話ではないんですけど、やっぱりややこしいですよね。で、これらを判定するためのチャートを作ってみようと思ったのですが、ちょっと力尽きてしまいまして。。誰か作ってないかな〜と探してみたら仙台市のページが見つかったのでリンク貼っておきます。仙台市に感謝!<br /> <a href="http://www.city.sendai.jp/tetsuzuki/zei/kojin/0245.html">http://www.city.sendai.jp/tetsuzuki/zei/kojin/0245.html</a><br /> (中盤あたりのQ&A No6)</p> </div> <div class="section"> <h3>5 勤労学生</h3> <p>これ、意外と当てはまる学生さんいると思いますよ。勤労学生っていうネーミングから、なんか特別な事情で働かないといけない人の話なのかなって思いがちなんですけど、実はなんてことない普通の学生アルバイトさんでも使える制度なんです。</p><p>103万超えると親の扶養から外れるってのはみなさんご存知かと思います。しかも扶養から外れるということはですね、あなた自身にも所得税・住民税が発生してしまうんです。まあちょっと超えたぐらいならたいした金額にはなりませんが、でも学生さんにとっては惜しい金ですよ。</p><p>しかし、この勤労学生という制度を使えば、親の扶養から外れてしまうことは避けられないのですが、自分の所得税・住民税はゼロ円になるんです!やったー!親には申し訳ないけど、せめて自分の金銭的負担だけでもなくしたい。。という学生さんは要チェックです。詳しい条件はこちら。</p> <pre>(1) 給与所得などの勤労による所得があること (2) 合計所得金額が65万円以下で、しかも(1)の勤労に基づく所得以外の所得が10万円以下であること  例えば、給与所得だけの人の場合は、給与の収入金額が130万円以下であれば給与所得控除65万円を差し引くと所得金額が65万円以下となります。 (3) 特定の学校の学生、生徒であること  この場合の特定の学校とは、次のいずれかの学校です。 イ 学校教育法に規定する小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校など ロ 国、地方公共団体、学校法人等により設置された専修学校又は各種学校のうち一定の課程を履修させるもの ハ 職業能力開発促進法の規定による認定職業訓練を行う職業訓練法人で一定の課程を履修させるもの <a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1175.htm">No.1175&emsp;&#x52E4;&#x52B4;&#x5B66;&#x751F;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a> </pre><p>なんか難しく感じますけど、要は給与収入だけの学生さんの場合、年間収入130万円以下(住民税の場合は124万円以下)だったら該当です。学生さんってのも結構範囲が広いですし、年齢も問いません。あと「勤労に基づく所得以外の所得が10万円以下であること」とありますが、<a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1300.htm">&#x4E16;&#x306E;&#x4E2D;&#x306B;&#x306F;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x306E;&#x307B;&#x304B;&#x306B;&#x3082;&#x3053;&#x3046;&#x3044;&#x3063;&#x305F;&#x6240;&#x5F97;&#x304C;&#x5B58;&#x5728;&#x3057;&#x3066;&#x304A;&#x308A;</a>、まあ身近な例だと株とかアフィリエイトなんかの収入がある人の話ですね。</p><p>記入例はこちら。「左記の内容」には以下3点を記載します。</p> <ul> <li>学校名</li> <li>入学年月日</li> <li>平成 28 年中の所得の種類とその見積額</li> </ul><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151112/20151112203723.png" alt="f:id:gasuuu:20151112203723p:plain" title="f:id:gasuuu:20151112203723p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> ※専修学校、各種学校の生徒や職業訓練法人の訓練生については以下2点の添付書類が必要です。</p> <ul> <li>文部科学大臣又は厚生労働大臣の証明書の写し</li> <li>学校長又は職業訓練法人の代表者の証明書</li> </ul><p><br /> 以上扶養控除等申告書のCブロック、障害者・寡婦・寡夫・勤労学生についての説明でした。しかしですね、このCブロックって結構見落とされやすいんですよ。。いくらちゃんとマルつけて提出しても、担当者が気づかずにそのまま年末調整してしまったらなんの意味もないですからね。ふせんをつけるなり、可能であれば直接提出するときに「ここにマルつけてるんで頼みますよ」的なかんじで伝えておくのが安心かなと思います。</p><p>次回は保険料控除申告書についてです。<s>来週中に公開できればいいのですがなんともいえません。それまではよければ3年前の記事を参考にしてください。基本的に同じなので。。それではまた次回〜</s>1年越しになってしまいましたが、書きました。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><br /> <p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-5e19e38a" name="f-5e19e38a" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">細かい話ですが、生計を一にする="総"所得金額等38円以下、扶養親族="合計"所得金額38万円以下という定義になっています。総所得金額等は、合計所得金額から純損失の繰越控除を適用した後の金額なので、合計所得金額よりも少なくなります。なので、合計所得金額が38万円を超えて扶養親族に該当できなくても、総所得金額等が38万円以下だったら生計を一にしていると言えます。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-85385dfb" name="f-85385dfb" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">厳密には、特別の寡婦の場合だと「扶養親族である子」、寡夫の場合だと「生計を一にする子」がいることが条件ですが、注1で説明した通りこの2つはほぼ同義だと思ってもらっていいと思います。</span></p> </div> gasuuu 【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 hatenablog://entry/8454420450079135043 2015-11-03T22:23:06+09:00 2017-11-10T15:46:43+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 やってきました年末調整の季節!そろそろ会社から書類が配布されている頃かと思います。平成28年分からはマイナンバー制度などの関係でフォーマットが若干変更されており、少々戸惑っている方もいるかもしれませんね。でも心なしかスッキリして書きやすくなったとわたしは思うのですが、気のせいでしょうか。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); というわけでこれから3回にわたって、年末調整書類の書き方を解説します。今回は「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の書き方です。右上の扶のマークから、「まるふ… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> やってきました年末調整の季節!そろそろ会社から書類が配布されている頃かと思います。平成28年分からはマイナンバー制度などの関係でフォーマットが若干変更されており、少々戸惑っている方もいるかもしれませんね。でも心なしかスッキリして書きやすくなったとわたしは思うのですが、気のせいでしょうか。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>というわけでこれから3回にわたって、年末調整書類の書き方を解説します。今回は「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の書き方です。右上の扶のマークから、「まるふ」と呼んだりします。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151028/20151028231236.jpg" alt="f:id:gasuuu:20151028231236j:plain" title="f:id:gasuuu:20151028231236j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> <div class="section"> <h3>その前に</h3> <p>書類記入にあたって、なぜこれを書く必要があるのか理解しておくとだいぶ違うと思うので説明しようと思ったのですが、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/10/31/230809">&#x4E00;&#x6628;&#x5E74;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>でそこそこ解説しているので、そちらをご一読いただくのが早いかなと。。さらっと読むだけでもグンと書きやすくなるハズ!<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2013%2F10%2F31%2F230809" title="【平成26年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>またこの記事を読んでも分からない、とにかく面倒くさい、という方はWebで年末調整ができる画期的なサービスもありますんでよかったら担当者の方に教えてあげてください。きっと全社員が幸せになる解決法です。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2017%2F11%2F02%2F134922" title="年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>構成</h3> <p>今年もブロックごとに説明していきますよ。構成はこんな感じになっています。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151029/20151029213642.png" alt="f:id:gasuuu:20151029213642p:plain" title="f:id:gasuuu:20151029213642p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>全員</h3> <p>早速、一番上の全員記入するブロックから書いていきましょう。ここだけ書いて終了〜という方も多いと思います。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151029/20151029232652.png" alt="f:id:gasuuu:20151029232652p:plain" title="f:id:gasuuu:20151029232652p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <ul> <li>所轄税務署長等 <ul> <li>上には会社を管轄する税務署名を、下にはあなたの市区町村名を書きます。が、別に空欄でも問題ないかと思います。会社もいちいちここを埋めるような指導はしてこないと思うので、気にしなくていい部分かと。まあ会社が書けっていうなら書くしかないですが、あまり聞いたことはありませんね。</li> </ul></li> <li>会社の名前・住所 <ul> <li>住所は本社・支社等、どこの住所を書けばいいか迷うかもしれませんが、会社が税務署にどのような形で届け出しているかによります。たいてい、本社で給与計算している場合は本社の住所を、支社ごとに行っている場合は支社の住所を書くことになると思いますが、不明であれば空欄でかまわないと思います。間違って書いたとしてもたいした問題じゃあありません。</li> </ul></li> <li>あなたの名前 <ul> <li>フリガナを忘れずに書きましょう。</li> </ul></li> <li>印鑑 <ul> <li>シャチハタではないハンコを押しておきましょう。別にシャチハタが絶対だめというわけではないのですが、「本人が書きました」ということを証明しようとなると、やはりシャチハタは望ましくありませんね。あとたま〜に右の×印のところ(給与の支払者受付印)に押しちゃってる人がいます。押してしまったからといって特に問題はないですが、ちょっとかっこ悪いので気をつけましょう。</li> </ul></li> <li>マイナンバー <ul> <li>そろそろ通知カードが届く頃でしょうか。基本的には記入する必要がありますが、先日国税庁から、記入しなくてもよい方法アルヨと発表がありました。会社によって対応が違ってくると思いますので、ここは会社からのアナウンスに従いましょう。</li> <li>参考:<a href="http://www.nta.go.jp/mynumberinfo/FAQ/gensen_qa.htm#a19">&#x6E90;&#x6CC9;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x95A2;&#x4FC2;&#x306B;&#x95A2;&#x3059;&#x308B;FAQ&#xFF5C;&#x793E;&#x4F1A;&#x4FDD;&#x969C;&#x30FB;&#x7A0E;&#x756A;&#x53F7;&#x5236;&#x5EA6;&#xFF1C;&#x30DE;&#x30A4;&#x30CA;&#x30F3;&#x30D0;&#x30FC;&#xFF1E;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></li> <li><span style="color: #d32f2f">(追記)</span>私もそうですが、まだまだ届いてない世帯がほとんどのようですね。。間に合わなければ空欄でかまいません。</li> </ul></li> <li>あなたの住所又は居所 <ul> <li>基本的には住民票のある住所を書きますが、住民票をまだ移してない・単身赴任などなどの理由で、実際に住んでいる住所と住民票住所が違うという方もいると思います。その場合は実際に住んでいる住所を書いてください。でも会社によっては方針が違ったりするので、ここは担当者に確認してみるのが一番ですね。最終的にここに書いた住所の市区町村が、来年から発生するあなたの住民税の納税先になります。</li> </ul></li> <li>※従たる給与についての扶養控除等申告書の提出 <ul> <li>2箇所以上で働いている場合、給与額によっては<a href="https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h28_07.pdf">&#x3053;&#x3046;&#x3044;&#x3046;&#x66F8;&#x985E;</a>を提出するケースがあります。提出していたら○を書いてください。</li> </ul></li> </ul><p>なんか空欄で大丈夫だとか、間違っても問題ないだなんて無責任なことを言っていますが、これは基本的に税務署などには提出せず会社で保管するものなので、そこまで気にしなくていいよ、ってことです。ただし会社から指示があった場合はちゃんとそれに従ってくださいね。あくまで私が担当者だったらこう指示するっていうだけなので、そこは各自自己責任でお願いします!</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20161026/20161026193632.png" alt="SmartHR"></a></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>【重要】所得の見積額について</h3> <p>これからA〜Eのブロックを順に解説していくわけですが、その前に非常に大切なポイント、収入≠所得問題について述べておきたいと思います。</p><p>A〜Eに書くことができるのは主に収入103万円以下の配偶者や親族だということは、なんとなく皆さんご存知かと。なので右のほうに「平成28年中の所得の見積額」という欄がありますが、来年稼ぐ予定の金額を申告しなければなりません<a href="#f-e5e66d63" name="fn-e5e66d63" title="今年27年の所得を申告するのは平成27年分のまるふになります。今説明しているのは28年分のまるふなので、あくまで稼ぐ「予定」の金額を記入します">*1</a>。しかし、そこに書くのは「収入」の額ではなく、「所得」の額なんですよね。</p><p>いいですか、「収入」と「所得」は違います。給与収入の場合、「給与所得控除」というマイナスがはいり、残りの金額が「所得」になります。この「給与所得控除」の金額は収入の額によって違ってくるのですが、収入103万以下の場合だと一律<span style="color: #d32f2f"><b>65万</b></span>です。給与所得控除については<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/12/18/115329">&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>で詳しく解説しているので、時間があれば読んでみてください。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>例えば扶養している奥さんにパート収入がある場合。書類に記入する金額はこんな感じになります。</p> <table> <tr> <th>給与収入</th> <th>マイナス<BR>(給与所得控除)</th> <th>記入する金額</th> </tr> <tr> <td>30万</td> <td>65万</td> <td>0</td> </tr> <tr> <td>80万</td> <td>65万</td> <td>15万</td> </tr> <tr> <td>103万</td> <td>65万</td> <td>38万</td> </tr> </table><p>つまり、この欄は必ず38万円以下の数字にならないといけません。38万を超えると扶養の対象ではなくなります。あと無収入だからといって空欄のままにしておくのもダメです。書き忘れかな?と思われてしまうので、0円なら0と書きましょう。</p><p>※ただし年金収入の場合は65万マイナスではなく以下の金額になります。</p> <table> <tr> <th>年齢</th> <th>扶養に入れる年金収入額</th> <th>記入する金額</th> </tr> <tr> <th>65歳未満</th> <td>108万円以下</td> <td>70万マイナスした額</td> </tr> <tr> <th>65歳以上</th> <td>158万円以下</td> <td>120万マイナスした額</td> </tr> </table><p>※不動産や退職金なども立派な収入ですので合算します。それぞれ所得の算出方法は違ってくるので、こちらで確認してください。<br /> <a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/shoto319.htm">&#x6240;&#x5F97;&#x306E;&#x7A2E;&#x985E;&#x3068;&#x8AB2;&#x7A0E;&#x306E;&#x3057;&#x304F;&#x307F;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><br /> <p>こんなかんじで大丈夫でしょうか。以上をふまえた上で、A〜Eブロックをみていきますよ。</p> </div> <div class="section"> <h3>A. 控除対象配偶者</h3> <p>配偶者の生年月日によって、2パターンに分かれます。書き方は○をつけるかつけないかの違いだけです。</p> <div class="section"> <h5><b>①昭和22年1月2日以降生まれの場合</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103114921.png" alt="f:id:gasuuu:20151103114921p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103114921p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> </div> <div class="section"> <h5><b>②昭和22年1月1日以前生まれの場合</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103114911.png" alt="f:id:gasuuu:20151103114911p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103114911p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> その年の12月31日時点の年齢が70歳以上の人が該当しますね。①の場合に比べて、所得税が若干安くなるので忘れずに○をつけましょう。</p><p>また、28年分から非居住者についての欄が新設されました(赤色の※後述の欄)。この記事の一番最後に説明します。</p><p>ちなみに、ここに書けるのは給与収入103万以下の配偶者ですが、103万超~141万未満の収入だった場合は「配偶者特別控除」という制度が利用でき、保険料控除申告書(まるほ)のほうで申告ができますよ!古い記事ですが書き方はこちら↓↓<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2013%2F11%2F17%2F220918" title="奥さんの収入が103万超えてしまった方へ 〜その2・配偶者特別控除の書き方〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> </div> </div> <div class="section"> <h3>B. 控除対象扶養親族</h3> <div class="section"> <h5><b>①昭和22年1月1日以前生まれ</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103120234.png" alt="f:id:gasuuu:20151103120234p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103120234p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 本人または配偶者の直系尊属<a href="#f-d014c4a7" name="fn-d014c4a7" title="タテの血縁関係。父母、祖父母、曾祖父母など">*2</a>で、かつ同居している場合は「同居老親等」に○を、直系尊属でなかったり別居の場合は「その他」に○をつけてください。ちなみに入院の場合は同居扱い、老人ホーム入居の場合は別居扱いになります。</p> </div> <div class="section"> <h5><b>②平成6年1月2日〜平成10年1月1日生まれ</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103114958.png" alt="f:id:gasuuu:20151103114958p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103114958p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> ちょうど大学生にあたる年齢になりますね。この時期が一番お金かかりますから、「特定扶養親族」というちょっと特別な扶養親族になれます。同居していなくてもOKです。</p> </div> <div class="section"> <h5><b>③ ①②に該当しない、平成13年1月1日以前生まれ</b></h5> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103221413.png" alt="f:id:gasuuu:20151103221413p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103221413p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> ①②以外の、ノーマルな扶養親族です。同居していなくてもOKです。</p> </div> </div> <div class="section"> <h3>C. 障害者、寡婦、寡夫又は勤労学生</h3> <p>ちょっと長くなりそうなので、別記事にまとめました↓↓<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F12%2F210255" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書(障害者・寡婦・寡夫・勤労学生)〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p></p> </div> <div class="section"> <h3>D. 他の所得者が控除を受ける扶養親族等</h3> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151102/20151102213302.png" alt="f:id:gasuuu:20151102213302p:plain" title="f:id:gasuuu:20151102213302p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 例えば夫婦共働きで、妻のほうが収入が多いため、妻が子供を扶養している場合の記入例です。要は、あなたの同一生計内に収入のある人が2人以上いる場合、子供などの扶養親族をあなた以外の人の扶養に入れる時は書いてねっていう欄です。が、必ずしも書く必要はないように思います。きちんと書いてくる人もあまり見たことありませんね。給与計算ソフトなんかではここの内容を入力する画面もないですし、あまり気にしなくてもいいブロックじゃないでしょうか。。ぜひ誰か税務署に電話して、このDブロックの存在意義を聞いてみてください、コメントお待ちしてます。。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>E. 16歳未満の扶養親族</h3> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151102/20151102212752.png" alt="f:id:gasuuu:20151102212752p:plain" title="f:id:gasuuu:20151102212752p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 平成13年1月2日以後生まれの親族がいる場合はここに記入します。所得税が安くなるわけではないんですが、あなたの収入によっては住民税が非課税になる可能性がありますので、きちんと記入しましょう。</p><br /> <p>最後に、添付書類について説明しておきます。</p> </div> <div class="section"> <h3>添付書類</h3> <div class="section"> <h5><b>①前職分の源泉徴収票</b></h5> <p><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2015/07/31/154656">&#x3053;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;&#x306E;&#x524D;&#x534A;</a>に、なぜ前職分の源泉徴収票が必要なのか説明しています(※新社会人向けの記事ではありますが基本的なことは同じです)。今年は平成27年ですので、平成27年分の源泉徴収票を提出してください。あと退職金の源泉徴収票は不要ですよ!<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F07%2F31%2F154656" title="【入社準備*後編】源泉徴収票について・扶養控除等(異動)申告書の書き方 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> </div> <div class="section"> <h5><b>②勤労学生の証明書</b></h5> <p>勤労学生については次回の記事で説明しますが、専修学校や各種学校の生徒、職業訓練法人の訓練生については、文部科学大臣or厚生労働大臣の証明書の写しと学校長or職業訓練法人の代表者の証明書が必要になります。高校や大学に通っている人は基本的に添付書類は不要です。</p> </div> <div class="section"> <h5><b>③非居住者にかかる親族関係書類・送金関係書類</b></h5> <p>"※後述"としていた赤色の欄についてですね。28年分から、扶養親族が非居住者<a href="#f-f49c990c" name="fn-f49c990c" title="国内に住所を有せず、かつ、現在まで引き続いて1年以上国内に居所を有しない個人のことをいいます。詳しくは[https://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2875.htm:title=こちら]">*3</a>である場合、この欄に記入かつ添付書類が必要になりました。<br />  <br /> まず今年の提出でやるべきことは、「この扶養親族は非居住者です」ってことを知らせるために、この欄に○をつけておきます。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103221305.png" alt="f:id:gasuuu:20151103221305p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103221305p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> そして次の①または②いずれかの「親族関係書類」を添付してください。</p> <ul> <li>①戸籍の附票の写しその他の国又は地方公共団体が発行した書類及びその親族の旅券(パスポート)の写し</li> <li>②外国政府又は外国の地方公共団体が発行した書類(その親族の氏名、生年月日及び住所又は居所の記載があるものに限ります。)</li> </ul><p>次に、来年の話にはなりますが、平成28年12月の年末調整の時にいったんこのまるふを返却してもらうか、自分で新たに印刷して用意して、ここの欄に平成28年中に送金した金額を記入してください。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20151103/20151103221319.png" alt="f:id:gasuuu:20151103221319p:plain" title="f:id:gasuuu:20151103221319p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> そして次の①または②いずれかの「送金関係書類」を添付します。</p> <ul> <li>①金融機関の書類又はその写しで、その金融機関が行う為替取引によりあなたからその親族に支払をしたことを明らかにする書類</li> <li>②いわゆるクレジットカード発行会社の書類又はその写しで、そのクレジットカード発行会社が交付したカードを提示してその親族が商品等を購入したこと等及びその商品等の購入等の代金に相当する額をあなたから受領したことを明らかにする書類</li> </ul><p>参照:<a href="https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h28_01.pdf">&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7B49;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x306E;&#x88CF;&#x9762;</a></p><br /> <p>ふ〜長くなりましたが、以上まるふの書き方でした。保険料控除申告書についても<s>頑張って書きたいと思いますのでしばらくお待ちください。</s>書きました。<iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><br /> <p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-e5e66d63" name="f-e5e66d63" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">今年27年の所得を申告するのは平成27年分のまるふになります。今説明しているのは28年分のまるふなので、あくまで稼ぐ「予定」の金額を記入します</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-d014c4a7" name="f-d014c4a7" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">タテの血縁関係。父母、祖父母、曾祖父母など</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-f49c990c" name="f-f49c990c" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">国内に住所を有せず、かつ、現在まで引き続いて1年以上国内に居所を有しない個人のことをいいます。詳しくは<a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2875.htm">&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a></span></p> </div> gasuuu 【入社準備*後編】源泉徴収票について・扶養控除等(異動)申告書の書き方 hatenablog://entry/8454420450089477209 2015-07-31T15:46:56+09:00 2017-10-18T14:14:22+09:00 こんにちは給与計算教室です。 あちこちで桜が見頃を迎えていますね。。 っていうところまで書いて下書き保存したまま完全放置、気がついたら完全にサマーが訪れていました。もう誰も待ってなんかいないと思いますが、一応前回の続きということで更新しておきたいと思います。。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 1. 年金手帳 2. 雇用保険被保険者証 3. 源泉徴収票 4. 扶養控除等(異動)申告書前回は新社会人向けの記事(前編)ということで、1と2の説明&なくしてしまった場合の対処法を紹介しました。今回の後編では3. 源泉徴… <p>こんにちは給与計算教室です。<br /> あちこちで桜が見頃を迎えていますね。。<br /> っていうところまで書いて下書き保存したまま完全放置、気がついたら完全にサマーが訪れていました。もう誰も待ってなんかいないと思いますが、一応前回の続きということで更新しておきたいと思います。。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F03%2F26%2F200940" title="【入社準備*前編】年金手帳をなくしたら自分で再発行?雇用保険被保険者証ってなに? - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p> <pre class="code" data-lang="" data-unlink>1. 年金手帳 2. 雇用保険被保険者証 3. 源泉徴収票 4. 扶養控除等(異動)申告書</pre><p>前回は<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2015/03/26/200940">&#x65B0;&#x793E;&#x4F1A;&#x4EBA;&#x5411;&#x3051;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;&#xFF08;&#x524D;&#x7DE8;&#xFF09;</a>ということで、1と2の説明&なくしてしまった場合の対処法を紹介しました。今回の後編では3. 源泉徴収票についての説明と、4. 扶養控除等(異動)申告書の書き方について、引き続き新社会人の方に向けて紹介していきます。</p> <div class="section"> <h4>3. 源泉徴収票</h4> <p>全員に該当する話ではありません。なので会社によっては新社会人さんにはわざわざ案内しないこともあります。ただこの図のような源泉徴収票を持っている場合は、必ず提出してください。(ちなみに現在は平成27年なので、タイトルが「平成27年分」となっているものを提出します。26年以前の過去のものは不要です)</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20150731/20150731154309.png" alt="f:id:gasuuu:20150731154309p:plain" title="f:id:gasuuu:20150731154309p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>なぜ提出するのかというと、12月の年末調整で必要な書類だからです。年末調整とはなんぞやってのは<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/10/31/230809">&#x3053;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;&#x306E;&#x6700;&#x521D;&#x306E;&#x307B;&#x3046;</a>に書いてあるので時間があったら目を通してみてほしいのですが、まずは1月から12月までの1年間の収入を合算するところから始まります。1月からずっと同じ会社に勤めていたなら合算する手間もないのですが、年の途中で入社した人は、1月から入社までのあいだに発生した他社での収入を入社先に知らせる必要があるため、その手段として前職での源泉徴収票を提出するわけです。</p><p>新社会人の方に向けて「前職」なんていうと違和感があるかもしれませんが、入社までの1~3月のあいだ、アルバイトをしていた人も多いはず。アルバイト先だって立派な前職ですので、もちろんそこで得た収入も合算しなければいけません。</p><p>ただ、ちゃんと源泉徴収票を発行してくれるアルバイト先がこの世にどれだけあるかっていうと、うーんどうでしょうかね。。もちろん必ず発行されるべきものなんですが、正直アルバイトのぶんまで手が回っていない会社も結構あると思います。あとはアルバイト代の金額によって発行したりしなかったり。そして入社先もそういう実情を分かっているので「なにがなんでもアルバイト時代の源泉徴収票も提出しろ」とまでは言ってこないのではないでしょうか。</p><p>なので「もらってないならそれはそれでしょうがないので別に気にしなくてよい」とまでは私の口からは言えませんが、まあ一応アルバイト先に連絡してみたり、入社先に相談してみたりしながら、よしなに。。という感じでしょうか。ちなみに提出期限は入社先のスケジュールにもよりけりですが、年末調整の準備が始まる秋ごろまでに提出できていればOKでしょう。卒業ギリギリの3月まで勤務していたなら4月の時点ではまだ作成中ということもあると思いますので、入手次第すぐに提出するという旨を入社先に伝えておけば大丈夫です。</p><p>※余談ですが、中途入社の方でたまに「退職所得」の源泉徴収票を提出してこられる方がいるのですが、退職所得のものは不要です。あくまで「給与所得」の源泉徴収票を提出しましょう<a href="#f-613800fb" name="fn-613800fb" title=" 退職所得のある人は、自分で確定申告が必要な場合と不要な場合があります。詳しくは[https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1420.htm:title= 4 税額の計算方法]を参照 ">*1</a>。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>4. 扶養控除等(異動)申告書</h4> <p>アルバイト先で書いたことがある人も多いかと思います。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20150623/20150623172606.jpg" alt="f:id:gasuuu:20150623172606j:plain" title="f:id:gasuuu:20150623172606j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> なんだかごちゃごちゃしてますが、会社がこの書類を書かせる目的は「<b>所得税</b>を計算するにあたっての必要な情報を集めるため」です。</p><p>みなさんこれから給与や賞与をもらうわけですが、会社からもらったお金は基本的に「給与所得」というものに該当します<a href="#f-ae4ee567" name="fn-ae4ee567" title="収入イコール所得ではないのですが、ここでは説明を割愛します">*2</a><a href="#f-e34344ac" name="fn-e34344ac" title="退職金は「退職所得」になります">*3</a>。ここ日本ではそういう所得を得た人に「所得税」という税金を課してまして、もちろんみなさんもご多分に漏れず対象者です。とはいえ毎月自分で計算して支払い手続きをするのは大変ですから、かわりに会社が金額を計算→給与から天引き→国に納付、という仕組みになっています(この仕組みのことを源泉徴収と言います)。</p><p>しかしこの所得税の金額、同じ給料をもらっていても人によって違ってきまして、主な要因としては</p> <ul> <li>扶養する家族が何人いるか</li> <li>自分や家族が障害者に該当するか</li> </ul><p>が挙げられます。そこでこの扶養控除等(異動)申告書を使って、これらの情報をちゃんと会社に伝えましょうってことなんです。</p><p>とはいっても、今回は新社会人の方向けの記事なので、扶養親族ゼロのパターンをちゃちゃっと紹介して終わりにしたいと思います。もし扶養親族がいらっしゃる場合、古い記事でよければ以下を参考にしてください。障害者に該当する場合の書き方は、今年の年末調整シーズンで頑張って更新する予定ですすみません。。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2013%2F10%2F31%2F230809" title="【平成26年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p></p> <div class="section"> <h5>〜書いてみよう〜</h5> <p>記入は一番上の「共通」部分のみです。なのでまあ、あまり説明するほどのものではないのですが。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20150623/20150623191721.png" alt="f:id:gasuuu:20150623191721p:plain" title="f:id:gasuuu:20150623191721p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>正直、これだけなら別に提出する意味なくない?と思うかもしれませんが、そこはおとなしく書いて提出してください。理由を説明すると長くなるのでまたの機会に。。<a href="#f-f8364d19" name="fn-f8364d19" title="簡単に言うと、年末調整をやってもらうためにはこの書類を提出していることが条件になるので、扶養家族がいようがいなかろうが必須なのです">*4</a></p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20150731/20150731161024.png" alt="f:id:gasuuu:20150731161024p:plain" title="f:id:gasuuu:20150731161024p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <ul> <li>税務署長 <ul> <li>会社を管轄する税務署名を書きますが、空欄で大丈夫です。</li> </ul></li> <li>市区町村長 <ul> <li>あなたの住んでいる市区町村名を書きますが、空欄で大丈夫です。</li> </ul></li> <li>給与の支払者の名称(氏名) <ul> <li>会社名を書きます。</li> </ul></li> <li>給与の支払者の住所(所在地) <ul> <li>会社の住所を書きますが、給与の支払事務をおこなう部署がどこにあるかによって変わってきます。本社で一括して処理しているなら本社の住所、支社ごとに処理しているなら支社の住所になりますが、入社前にそんなん知ったこっちゃないですよね。別に空欄でも大丈夫です。</li> </ul></li> <li>印鑑 <ul> <li>なるべくシャチハタでないものが望ましいですが、持ってなければしょうがないです。あとたま〜に右上バッテン印の箇所(給与の支払者受付印)に押しちゃってる人がいます。押してしまったからといって特に問題はないんですが、ちょっとかっこ悪いので気をつけましょう。</li> </ul></li> <li>あなたの住所又は居所 <ul> <li>基本的には住民票のある住所を書きますが、住民票をまだ移してない・単身赴任などなどの理由で、実際に住んでいる住所と住民票住所が違うという方もいると思います。その場合は実際に住んでいる住所を書いてください。でも会社によっては方針が違ったりするので、ここは担当者に確認してみるのが一番ですね。もしくは付箋や空欄にもう一方の住所を書いておくのもいいかもしれません。最終的にここに書いた住所の市区町村が、来年から発生するあなたの住民税の納税地になります。</li> </ul></li> </ul><p>なんか空欄で大丈夫だとか、間違っても問題ないだなんて無責任なことを言っていますが、これは別にどこか役所に提出する書類ではなく会社で保管するものなので、そこまで気にしなくていいよ、ってことです。もちろん、その他の部分はちゃんと正しく書いてもらわないと困るのですが、力を抜いてOKなところ(悩んでも意味がないところ)はとばしてしまいましょう。あ、でも会社から指示があった場合はちゃんとそれに従ってくださいね。あくまで私が担当者だったらこう指示するっていうだけなので、そこは各自自己責任でお願いします!</p><br /> <p>以上、3. 源泉徴収票について、4. 扶養控除等(異動)申告書の書き方について紹介しました。季節外れの更新失礼いたしました。もし来年、かわいい後輩が迷っていたらこの記事を紹介してやってください。それではまたお会いしましょうさようなら〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p> </div> </div> <div class="section"> <h4>関連記事</h4> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F03%2F26%2F200940" title="【入社準備*前編】年金手帳をなくしたら自分で再発行?雇用保険被保険者証ってなに? - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F04%2F05%2F195155" title="給与計算教室臨時号 ~気になる初任給の手取りはいくら?~ - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2013%2F04%2F01%2F195137" title="新卒のみなさんへ 気になる初任給はいつもらえる? - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791616863/kyuyolesson-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61O2byrSvEL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="一番よくわかる総務・労務・経理 基本と実務" title="一番よくわかる総務・労務・経理 基本と実務"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791616863/kyuyolesson-22/">一番よくわかる総務・労務・経理 基本と実務</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 丸尾知弘</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 西東社</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2010/10</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 5人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 2回</li><li><a 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class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-613800fb" name="f-613800fb" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">退職所得のある人は、自分で確定申告が必要な場合と不要な場合があります。詳しくは<a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1420.htm"> 4 &#x7A0E;&#x984D;&#x306E;&#x8A08;&#x7B97;&#x65B9;&#x6CD5;</a>を参照 </span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-ae4ee567" name="f-ae4ee567" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">収入イコール所得ではないのですが、ここでは説明を割愛します</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-e34344ac" name="f-e34344ac" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">退職金は「退職所得」になります</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-f8364d19" name="f-f8364d19" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">簡単に言うと、年末調整をやってもらうためにはこの書類を提出していることが条件になるので、扶養家族がいようがいなかろうが必須なのです</span></p> </div> gasuuu 【入社準備*前編】年金手帳をなくしたら自分で再発行?雇用保険被保険者証ってなに? hatenablog://entry/8454420450089271860 2015-03-26T20:09:40+09:00 2017-10-18T14:12:56+09:00 こんにちは給与計算教室です。 ちょうど各地で卒業式が行われているようですね。4月から晴れて新社会人となるみなさま、ご卒業おめでとうございます。来週は早くも入社式です。楽しみな反面、不安なこともいろいろあるでしょうが、きっとなんとかなると思いますので頑張ってください。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); そして内定先からあれやこれや準備して入社式当日に持ってこい、なんて言われている人も多いのではないでしょうか。もうすでに準備はできていますか?自分のことを棚に上げて言わせてもらいますが、社会人は早め早めの行動が大切で… <p>こんにちは給与計算教室です。<br /> ちょうど各地で卒業式が行われているようですね。4月から晴れて新社会人となるみなさま、ご卒業おめでとうございます。来週は早くも入社式です。楽しみな反面、不安なこともいろいろあるでしょうが、きっとなんとかなると思いますので頑張ってください。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <div align="center"><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>そして内定先からあれやこれや準備して入社式当日に持ってこい、なんて言われている人も多いのではないでしょうか。もうすでに準備はできていますか?自分のことを棚に上げて言わせてもらいますが、社会人は早め早めの行動が大切です。前日になってあわてることのないよう、しっかりチェックしておきたいところ。もちろん会社によって違うでしょうが、代表的な持ち物としては以下の4つでしょうかね。</p> <pre class="code" data-lang="" data-unlink>1. 年金手帳 2. 雇用保険被保険者証 3. 源泉徴収票 4. 扶養控除等(異動)申告書</pre><p>今回は新社会人向けの記事(前編)ということで、1と2の趣旨を説明するとともに、なくしてしまった場合の対処法を紹介していきますよ。</p> <div class="section"> <h4>1.年金手帳</h4> <p>20歳になったら学生であろうと無職であろうと国民年金に加入しますので、現在20歳以上の方は必ず年金手帳を持っていなければならないのですが、</p> <ul> <li>手帳をなくしてしまった</li> <li>そもそも加入の手続きをしていないので持ってない</li> </ul><p>といった学生さんもいらっしゃると思います。なので今ごろ「年金手帳ない!ない!どうしよう!!」ってなってるかもしれませんが、まずは落ち着きましょう。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20150326/20150326185037.jpg" alt="f:id:gasuuu:20150326185037j:plain" title="f:id:gasuuu:20150326185037j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%"><span style="color: #999999">これが年金手帳です。実は世代によってオレンジ色と青色に分かれます。また下のほうには「社会保険庁」と書かれていますが、今の子たち(平成22年1月以降に加入した方)は「日本年金機構」になってるはず。ハッ、歳がバレる!!!</span></span><br /> </p> <div class="section"> <h5><b>そもそもなぜ年金手帳が必要なのか</b></h5> <p>みなさんは入社すると、国民年金に上乗せする形で「厚生年金保険」にも加入します(たいてい5月のお給料から厚生年金保険料が天引きされると思いますが、そこには国民年金保険料も含まれていると思ってください)。</p><p>その厚生年金保険への加入手続きはもちろん会社がやってくれるのですが、そのときに<b>「基礎年金番号」っていう10桁(4桁-6桁)の番号</b>が必要なんです。これは一人一人に与えられた番号で、退職や転職しても変わることはありません。で、その基礎年金番号が年金手帳の表紙をめくったところに記載されているので<a href="#f-8b9369d5" name="fn-8b9369d5" title="年金手帳の他に、[http://www.nenkin.go.jp/n/www/faq/detail.jsp?id=1570:title=ここに挙げられている書類]にも記載されています">*1</a>、会社はそれを見せてほしいってわけです。</p><p>なので極端な話、基礎年金番号さえ分かれば手続きはできるので手帳は最悪なくてもいいのですが、一応厚生労働省からのお達しでは入社時に年金手帳を提示しないといけないことになっているのと、会社としてもちゃんと年金手帳を見て番号を確認したいっていうのもあって、持ってくるように言われることが多いです。あと会社によっては退職するまでそのまま預かってくれるところもあります。</p> </div> <div class="section"> <h5><b>年金手帳の再発行手続き</b></h5> <p>対処法としては主に2パターンが考えられます。</p> <ol> <li><b>会社で再発行してもらう</b></li> <li><b>自分で年金事務所、または市(区)役所や町役場の窓口に行く</b></li> </ol><p>まあ楽ちんなのは1ですよね。会社の担当者に「年金手帳なくしてしまいました。。」と正直に伝えましょう。こんなのよくあることですし(入社者が多数いる会社であればなおさら)、心やさしい担当者なら嫌な顔ひとつせず、すぐ手配してくれるはずです。</p><p>「でっでも4月に入ってからこんなことしてたら、厚生年金への加入が他の同期より遅れるのでは?」なんて思う人もいるかもしれませんが、その心配は必要ありません。厚生年金加入の手続きと同時に再発行手続きをおこなう形になりますし、そうでなくてもちゃんと入社日付で加入できるのでご安心を。</p><p>それに、これは会社によりけりでしょうが、もたもたして年金手帳の提出が遅くなるよりは、もう最初からいさぎよく再発行をお願いされたほうが社内の処理も待ち状態にならないしマシだわ、と思っている担当者もいるかと思います。私なんかは正直そうですね。特に会社で加入する健康保険が「協会けんぽ」の場合、厚生年金と健康保険の手続きは同時におこなわれるため、基礎年金番号が分からないせいで厚生年金の手続きが遅れるイコール健康保険証の発行も遅くなるってことですし。。</p><p>「いや〜それでも入社早々こんなお願いするのは気が引けるよ〜」という人は自分で再発行手続きをするしかありません。どこに行けばもらえるかというと、ズバリ</p> <ul> <li>最寄りの年金事務所</li> <li>市(区)役所や町役場</li> </ul><p>です。たまにネットで「社会保険事務所へ行けばもらえます」という古い記事を見かけたりしますが、それは現在の年金事務所のことですので置き換えて読んでくださいね。</p><p>で、どちらが早いかというと通常は<b>「年金事務所」</b>です。即日窓口で発行してもらえます。市(区)役所や町役場はどうやら再発行するのに2週間ほどかかってしまうようなので、時間がない方にはおすすめしません。ただし、それはお住まいの自治体によっても違ってくるでしょうから、まずは電話でどのくらい時間かかるのか確認してみるのが一番いいと思います。市役所のほうが近ければそっちで手続きしたいですもんね。</p><p>持ち物としては、</p> <ul> <li>顔写真と住所の記載された身分証明書(運転免許証、パスポートなど)</li> <li>印鑑(念のため。シャチハタでもOK)</li> </ul><p>です。</p><p>もちろん窓口に行くのが難しい場合は郵送での手続きも可能ですが、それはまた次の機会に詳しく書きたいと思います。まあ今回は入社式まで時間のない新社会人向けの記事ってことで。。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> </div> </div> <div class="section"> <h4>2. 雇用保険被保険者証</h4> <p>代表的な持ち物のひとつに挙げましたが、持ってない人がほとんどだと思います。それでいいのです、ないんだから持っていく必要もありません。じゃあなんで今回取り上げたかというと、会社によっては新卒入社者と中途入社者共通の持ち物リストを配布している場合があって、それを見た新卒さんが「えー雇用保険被保険者証なんて聞いたことないヨー」と困惑している様子がたまに見受けられるため、一応説明しておこうと思ったからです。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20150326/20150326190734.jpg" alt="f:id:gasuuu:20150326190734j:plain" title="f:id:gasuuu:20150326190734j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="color: #999999"><span style="font-size: 80%">これが雇用保険被保険者証です(切取り線の右側)。小さいしペラペラなのでなくしやすいです。</span></span></p><p>雇用保険ってのはみなさん入社したら加入する保険のひとつなんですが、失業保険がもらえたり、育児・介護休業を取得したときにお給料の何%かがもらえる保険です。これにも<b>「雇用保険被保険者番号」っていう11桁の番号(4桁-6桁-1桁)</b>が一人一人付与されていて、基礎年金番号と同じく退職したり転職したりしても変わりません。その番号が記載されている書類のひとつが雇用保険被保険者証<a href="#f-4a75f178" name="fn-4a75f178" title="他にも資格喪失通知書や離職票などに記載されています">*2</a>ということで、中途の方なんかはたいてい前職で加入経験があるので持ってるんですよね。新卒のみなさんは今回入社したらもらえるはずなので、受け取ったらなくさないように大切に保管しておきましょう<a href="#f-b3a79fb9" name="fn-b3a79fb9" title="年金手帳と同じく、会社で保管してくれるケースもあります">*3</a>。</p><p>まあもしかしたら、「実は加入したことあるんだよな。。でも番号が分からない!」っていう人もいるかもしれませんので一応書いておくと、番号不明の場合は</p> <ul> <li><b>雇用保険に加入していた時の会社名</b></li> <li><b>その加入期間</b> <ul> <li>ざっくりでOKです。不明であれば会社名だけでもいいです。</li> </ul></li> </ul><p>を担当者に伝えれば、それだけで加入手続きができますのでその旨伝えてください。これは中途入社者の人もおんなじですから知っておくとよいでしょう。もちろん年金手帳みたいに自分で事前にハローワークで再発行手続きしてもらってもいいのですが、正直そこまでしなくてもいいかな〜?というのが私の感覚です。基礎年金番号と違ってゆるいというか、会社名・加入期間さえ分かれば、地域によるかもしれませんがたいていハローワークのほうで勝手に手続きしてくれるので。。まあマイナンバー制度も始まりますし、そのへん今後どうなっていくかは分かんないんですけど、とりあえず今年はそれでなんとかなるでしょう。</p><br /> <p>以上、年金手帳と雇用保険被保険者証についてでした。後編では3. 源泉徴収票についての説明と、4. 扶養控除等(異動)申告書の書き方について紹介します。とはいえ、3は全員該当するわけではありませんし、4も学生さんであればそんなに書く欄もなく簡単です。それではまた次回〜</p><p><span style="color: #999999">※この情報は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #ff0000">追記(H27.7.31)</span></h4> <p>今更ですが後編書きました。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F07%2F31%2F154656" title="【入社準備*後編】源泉徴収票について・扶養控除等(異動)申告書の書き方 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>関連記事</h4> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F04%2F05%2F195155" title="給与計算教室臨時号 ~気になる初任給の手取りはいくら?~ - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2013%2F04%2F01%2F195137" title="新卒のみなさんへ 気になる初任給はいつもらえる? - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <div align="center"><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-8b9369d5" name="f-8b9369d5" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">年金手帳の他に、<a href="http://www.nenkin.go.jp/n/www/faq/detail.jsp?id=1570">&#x3053;&#x3053;&#x306B;&#x6319;&#x3052;&#x3089;&#x308C;&#x3066;&#x3044;&#x308B;&#x66F8;&#x985E;</a>にも記載されています</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-4a75f178" name="f-4a75f178" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">他にも資格喪失通知書や離職票などに記載されています</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-b3a79fb9" name="f-b3a79fb9" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">年金手帳と同じく、会社で保管してくれるケースもあります</span></p> </div> gasuuu これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! hatenablog://entry/8454420450076578704 2014-12-18T11:53:29+09:00 2017-10-18T14:17:14+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 2014年も残すところあと2週間ほどになってしまいました。今年はソチオリンピックや消費税UP、モーニング娘。'14 道重さゆみさんの卒業と12期メンバー加入、Berryz工房の無期限活動停止発表、スマイレージ*1 3期メンバー加入などなど、本当にたくさんの出来事がありましたね。そんな2014年を気持ちよく締めくくるためにも、今日は源泉徴収票の読み方について解説します。ちょうど今ごろから来月にかけて、会社からみなさんのもとへ配布されていることでしょう。一昨年にも同じような記事を書いたのですが、法改正もありましたし、もう少し分かりやすく書き直してみることにします。ス… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 2014年も残すところあと2週間ほどになってしまいました。今年はソチオリンピックや消費税UP、モーニング娘。'14 道重さゆみさんの卒業と12期メンバー加入、Berryz工房の無期限活動停止発表、スマイレージ<a href="#f-8a10fe09" name="fn-8a10fe09" title="昨日ANGERME(アンジュルム)に改名されました">*1</a> 3期メンバー加入などなど、本当にたくさんの出来事がありましたね。</p><p>そんな2014年を気持ちよく締めくくるためにも、今日は源泉徴収票の読み方について解説します。ちょうど今ごろから来月にかけて、会社からみなさんのもとへ配布されていることでしょう。<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x4E00;&#x6628;&#x5E74;&#x306B;&#x3082;&#x540C;&#x3058;&#x3088;&#x3046;&#x306A;&#x8A18;&#x4E8B;&#x3092;&#x66F8;&#x3044;&#x305F;&#x306E;&#x3067;&#x3059;&#x304C;</a>、法改正もありましたし、もう少し分かりやすく書き直してみることにします。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> <div class="section"> <h3>源泉徴収票とはなんなのか</h3> <p>すぐなくしてしまいそうな紙切れ1枚ですが、そこにはとっても大事な情報が載っています。まずは</p> <ul> <li>今年一年間、あなたがいくら稼いだのか</li> <li>それに応じていくら所得税を納めたのか</li> </ul><p>ということ。そして、なぜ所得税がそんな金額になったのか、その計算根拠として</p> <ul> <li>どんな扶養親族を何人養っていて</li> <li>いくら保険料を支払ってきたのか</li> </ul><p>などといった参考情報が小さくこまごまと載っています。11月頃、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/10/31/230809">&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a>や<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x4FDD;&#x967A;&#x6599;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a>を使ってそういった情報を申告したのは記憶に新しいハズ。</p><p>そう、だから源泉徴収票って、年末調整の申告・計算結果とも言えるんですよ。自分の年末調整、果たして本当に正しく行われているのか?さっそく読み解いてみましょう。</p> <div class="section"> <h4>今年の年収と所得税はここを見る!</h4> <p>ここではおなじみ、給与太郎さんの源泉徴収票を拝借して説明していきます。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141217/20141217200404.png" alt="f:id:gasuuu:20141217200404p:plain" title="f:id:gasuuu:20141217200404p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>左から順に①〜④と並んでいますが、まず一番分かりやすいのは①の支払金額ですね。これがズバリ、給与太郎さんの今年の年収になります。電車・バスなど公共交通機関の利用で、月10万以内の通勤費は非課税(税金がかからない)なので、ここには含まれていません<a href="#f-c84e61fc" name="fn-c84e61fc" title="マイカー通勤の場合は距離によって非課税限度額が違ってくるのですが、今年10月にその限度額の範囲が広がったため、ちゃんと担当者が反映してくれているか念のため確認してみてください(参照:https://www.nta.go.jp/gensen/tsukin/index.htm)">*2</a>。 あと今年転職し、前職での源泉徴収票を今の会社に提出した人は、前職分の収入も合算された金額になっているはずですよ。</p><p>そして一番右の④が、給与太郎さんの今年納める所得税になります。で、自営業の方なんかはこの金額を年明けの確定申告で支払うことになるのですが、会社勤めのみなさんはそんな大金いきなり払えって言われても困りますよね。</p><p>大丈夫です、そのためにこの一年間、毎月のお給料から所得税が天引きされていたと思います。あれって要は所得税の積み立てみたいなもので、積み立ててきた合計額がこの④の金額より大きければ還付され、小さければ追加で支払いが発生します。たいてい還付されるパターンが多いので、今月12月のお給料ちょっと増えてた!という方も結構いらっしゃったのでは。</p><p>でも①からどうやって④の金額がはじき出されたのでしょうか???</p> </div> <div class="section"> <h4>所得税の計算式</h4> <p>その計算方法がこちらになります。源泉徴収票の中身と照らし合わせながら、ひとつずつ押さえていきますよ。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141218/20141218111449.jpg" alt="f:id:gasuuu:20141218111449j:plain" title="f:id:gasuuu:20141218111449j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%"><span style="color: #999999">※毎度すみませんが住宅ローン控除については省略します</span></span><br /> </p> <div class="section"> <h5><b>A. 給与所得控除</b></h5> <p>自営業の人の税金って、売上の全額に税率をかけるのではなく、売上から人件費などの諸経費を引くことができる(そして残った金額に税率をかける)っていうのはイメージできますでしょうか。そこで会社勤めの方も同じように、君たちもスーツ代とかご飯代とかいろいろ経費かかるよね、じゃあそのぶん収入から控除してあげるよ、といった優しさが反映されたものが給与所得控除という仕組みです。</p><p>その控除額の計算方法が以下の表になります。</p> <table> <tr> <th>①の支払金額</th> <th>給与所得控除額</th> </tr> <tr> <td>~180万以下</td> <td>①の支払金額×40%(65万未満の場合は65万)</td> </tr> <tr> <td>180万超~360万以下</td> <td>①の支払金額×30%+18万</td> </tr> <tr> <td>360万超~660万以下</td> <td>①の支払金額×20%+54万</td> </tr> <tr> <td>660万超~1,000万以下</td> <td>①の支払金額×10%+120万</td> </tr> <tr> <td>1,000万超~1,500万以下</td> <td>①の支払金額×5%+170万</td> </tr> <tr> <td>1,500万超</td> <td>245万円</td> </tr> </table><p>【参照】<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm">No.1410&emsp;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x7A0E;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x8ABF;&#x3079;&#x308B;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> ※①の支払金額が660万未満の場合、厳密には<a href="http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40HO033.html#3000000005000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8868;</a>を使います。</p><p>給与太郎さんの場合、給与所得控除額は700万×10%+120万=190万円。</p><p>そしてこれは源泉徴収票のどこに載っているかというと、左から2番目の②ですね。ただし、よく見ると「給与所得控除<span style="color: #d32f2f"><b>後</b></span>の金額」とあるので、700万ー190万=510万円が記載されているというわけです。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141217/20141217210921.png" alt="f:id:gasuuu:20141217210921p:plain" title="f:id:gasuuu:20141217210921p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h5><b>B. 人にまつわる控除</b></h5> <p>そして、支払金額から控除できるのは給与所得控除だけではありません。扶養親族がいたり、自分や家族が障害をもっていたりすると、またいくらか控除してくれます。でもそれは自分から会社に言わないと伝わらないので、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/10/31/230809">&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a>や<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/11/17/220918">&#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a>を使って申告したんでしたね。</p><p>申告した結果は、赤く囲まれた箇所に反映されているはずです。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141217/20141217200419.png" alt="f:id:gasuuu:20141217200419p:plain" title="f:id:gasuuu:20141217200419p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>給与太郎さんの場合、収入が103万以下の奥さんと、大学生のお子様(特定扶養親族<a href="#f-50412b0e" name="fn-50412b0e" title="その年12月31日現在の年齢が19歳以上23歳未満の人">*3</a>)を養っているので、このような記載がされています。見にくくてすみませんが。。</p><p>しかしこの源泉徴収票、どういう人を何人扶養しているかは読み取れるのですが、肝心の「いくら控除してくれるのか」という情報は書いてくれていません。スペースなくて載せられないから、それは各自で調べてねってことでしょうか。というわけで主な金額をピックアップしておきます。</p> <table> <tr> <th>収入103万円以下の配偶者</th> <td>38万</td> </tr> <tr> <th>収入103万超〜141万未満の配偶者</th> <td>3〜38万</td> </tr> <tr> <th>配偶者以外の扶養親族</th> <td>38万</td> </tr> <tr> <th>特定扶養親族</th> <td>63万</td> </tr> <tr> <th>70歳以上の同居の親族</th> <td>58万</td> </tr> <tr> <th>障害者(特別障害者)</th> <td>27万(40万)</td> </tr> </table><p>【参照】<br /> <a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1180.htm">No.1180&emsp;&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> <a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm">No.1195&emsp;&#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> <a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1160.htm">No.1160&emsp;&#x969C;&#x5BB3;&#x8005;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = 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alt="f:id:gasuuu:20141217200431p:plain" title="f:id:gasuuu:20141217200431p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>ちなみに毎月給与から天引きされてきた厚生年金保険料や健康保険料なんかは、社会保険料等の金額(780,000円)の欄に記載されます。自分や家族の国民年金保険料もここに該当しますよ。(あとその下に、国民年金保険料等の金額として180,000円とありますが、これは780,000円の中にすでに含まれている形になります。)</p><p>さてここで、B. 人にまつわる控除額と、C. 保険料控除額、これらを合算しちゃいましょう。給与太郎さんの場合、</p><p>・奥さんの配偶者控除:38万<br /> ・息子の特定扶養親族控除:63万<br /> ・社会保険料控除:78万<br /> ・生命保険料控除:5万<br /> ーーーーーーーーーーーーーーーー<br /> 合計:184万円</p><p>この合計額が、源泉徴収票の左から3番目、③「所得控除の額の合計額」になるはずなんです!ジャーン</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141217/20141217210932.png" alt="f:id:gasuuu:20141217210932p:plain" title="f:id:gasuuu:20141217210932p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>・・ってあれ、③の222万円になりませんね。。そう、実はもうひとつ控除がありまして。その名は基礎控除、誰でも無条件に一律380,000円控除される制度です。なので184万+基礎控除38万=222万円、これが③の所得控除の額の合計額、ということになります。特に記載もないので忘れがちですね。</p> </div> <div class="section"> <h5><b>D. 税率</b></h5> <p>さあ、ここまでくればあとは簡単です。もう一度所得税の計算式を確認してみましょう。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141218/20141218111449.jpg" alt="f:id:gasuuu:20141218111449j:plain" title="f:id:gasuuu:20141218111449j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141218/20141218095706.png" alt="f:id:gasuuu:20141218095706p:plain" title="f:id:gasuuu:20141218095706p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>まず①支払金額からA. 給与所得控除をひいた金額が、源泉徴収票の②給与所得控除後の金額にあたるんでしたね。そしてこの②から、③所得控除の額の合計額(B. 人にまつわる控除額+C. 保険料控除額)を引いて、残った金額が課税所得<b>(1,000円未満切捨)</b>ということになり、これに対して税率をかけていきます。</p><p>その税率はこちらの表のとおり。でもちょっと覚えておきたいのは、日本は「超過累進課税方式」という仕組みでして。。</p> <table> <tr> <th>課税所得金額</th> <th>税率</th> </tr> <tr> <td>~195万以下</td> <td>5%</td> </tr> <tr> <td>195万超~330万以下</td> <td>10%</td> </tr> <tr> <td>330万超~695万以下</td> <td>20%</td> </tr> <tr> <td>695万超~900万以下</td> <td>23%</td> </tr> <tr> <td>900万超~1,800万</td> <td>33%</td> </tr> <tr> <td>1,800万超~</td> <td>40%</td> </tr> </table><p>例えば課税所得金額が500万だったとしたら、単純に上の表にあてはめて500万✕20%するのではなく、(195万✕5%)+(135万✕10%)+(170万✕20%)というように、みんな5%の部分からスタートして、はみ出た部分の税率がどんどん高くなってく、、という仕組みになっています。</p><p>でもこれいざ計算するとなると結構面倒くさいですよね、ってことで編み出されたのがこの速算表です。</p> <table> <tr> <th>課税所得金額</th> <th>税率</th> <th>そこからさらに控除</th> </tr> <tr> <td>~195万以下</td> <td>5%</td> <td>なし</td> </tr> <tr> <td>195万超~330万以下</td> <td>10%</td> <td>97,500</td> </tr> <tr> <td>330万超~695万以下</td> <td>20%</td> <td>427,500</td> </tr> <tr> <td>695万超~900万以下</td> <td>23%</td> <td>636,000</td> </tr> <tr> <td>900万超~1,800万</td> <td>33%</td> <td>1,536,000</td> </tr> <tr> <td>1,800万超~</td> <td>40%</td> <td>2,796,000</td> </tr> </table><p>【参照】<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm">No.2260&emsp;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x306E;&#x7A0E;&#x7387;|&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;|&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> ※来年27年分からはまた変更される予定です。</p><p>「そこからさらに控除」ってのをやるだけで、多少の誤差はあれど、いい具合に超過累進税率方式の結果と同じになります。便利!</p><p>さて、じゃあ給与太郎さんの場合、課税所得金額は②510万ー③222万=288万。それを上の速算表にあてはめると288万×10%ー97,500=190,500円!これが④源泉徴収税額になるはず!</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141218/20141218102159.png" alt="f:id:gasuuu:20141218102159p:plain" title="f:id:gasuuu:20141218102159p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>と思ったのに微妙に違う。。なぜ!?</p> </div> </div> <div class="section"> <h4>忘れちゃいけない復興特別所得税</h4> <p>そう、平成25年1月1日から、「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」(平成 23 年法律第 117 号)<a href="#f-f815bceb" name="fn-f815bceb" title="http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/fukko/">*4</a>ってのがはじまりまして、所得税に上乗せする形で「復興特別所得税」が徴収されることになりました。税率は所得税率に対して102.1%で、25年間続く見通しです。</p><p>なので最後に、102.1%をかけ算してやらないとだめなんですね。190,500円×102.1%=194,500<b>(100円未満切捨)</b>、はいこれで源泉徴収票④の金額とぴったりあいました!よかったよかった〜</p> </div> <div class="section"> <h4>源泉徴収票のゆくえ</h4> <p>作成された源泉徴収票は、来年1月末までに各従業員に配布されなければいけません。まあ12月支給の給与または賞与明細と一緒に配布されることが多いかとは思いますが。</p><p>そして余談ですが、この源泉徴収票、従業員の手元にいくだけではありません。同じく1月末までに、ほぼ同じ内容・形式で、みなさんの住む各市区町村に送られるのです<a href="#f-d8388f8e" name="fn-d8388f8e" title="役職や金額によっては税務署にも送られます">*5</a>。各市区町村はそれをもとに住民税を計算し、5月ごろ会社宛に従業員の住民税額を通知、会社はそれに従ってみなさんの6月給与から住民税を天引き開始します。こうやって裏側の流れも少し知っておくと、今後なにか自分にイレギュラーが発生したとき、原因を想像できたりスムーズな対応につなげることができるかもしれませんね。</p><p>以上、源泉徴収票の読み方についてお送りしました。あまり使う機会はないかもしれませんが、自分の収入を証明する大事な書類です。大切に保管しておきましょう。それではみなさん今年も1年お付き合いいただきましてありがとうございました、来年はもう少し頑張って更新したいと思います。よいお年を〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F21%2F091044" title="これですっきり!アルバイトさんの年末調整について解説 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-8a10fe09" name="f-8a10fe09" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">昨日ANGERME(アンジュルム)に改名されました</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c84e61fc" name="f-c84e61fc" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">マイカー通勤の場合は距離によって非課税限度額が違ってくるのですが、今年10月にその限度額の範囲が広がったため、ちゃんと担当者が反映してくれているか念のため確認してみてください(参照:<a href="https://www.nta.go.jp/gensen/tsukin/index.htm">https://www.nta.go.jp/gensen/tsukin/index.htm</a>)</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-50412b0e" name="f-50412b0e" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">その年12月31日現在の年齢が19歳以上23歳未満の人</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-f815bceb" name="f-f815bceb" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text"><a href="http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/fukko/">http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/fukko/</a></span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-d8388f8e" name="f-d8388f8e" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">役職や金額によっては税務署にも送られます</span></p> </div> gasuuu まだ間に合う!給与計算ソフトfreeeでかんたん年末調整【PR】 hatenablog://entry/8454420450074372034 2014-12-04T08:25:19+09:00 2014-12-23T16:25:32+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 もう今年もあと1か月を切ってしまいましたが、いかがお過ごしですか。師走ということでなにかとバタバタされている会社も多いかと存じますが、そのバタバタ要因のひとつに「年末調整」が挙げられるのではないでしょうか。もう取り掛かる準備はバッチリですか?えっ、まだ全然?従業員に書類も配布できていない。。?大丈夫!まだ間に合います。なぜかというと先日ご紹介したクラウド給与計算ソフト freee(フリー)に待望の年末調整機能が追加されたからです!!! 年末調整の計算 | 年末調整ソフトは freee(フリー) エクセルで給与計算するのはもうやめよう、今日から使える給与計算ソフト… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> もう今年もあと1か月を切ってしまいましたが、いかがお過ごしですか。師走ということでなにかとバタバタされている会社も多いかと存じますが、そのバタバタ要因のひとつに「年末調整」が挙げられるのではないでしょうか。もう取り掛かる準備はバッチリですか?えっ、まだ全然?従業員に書類も配布できていない。。?大丈夫!まだ間に合います。なぜかというと先日ご紹介した<b><a href="http://www.freee.co.jp/payroll">&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; freee&#xFF08;&#x30D5;&#x30EA;&#x30FC;&#xFF09;</a></b>に待望の年末調整機能が追加されたからです!!!<br /> <iframe src="http://hatenablog.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.freee.co.jp%2Fpayroll%2Ffeatures%2Fyearend" title="年末調整の計算 | 年末調整ソフトは freee(フリー)" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="http://www.freee.co.jp/payroll/features/yearend">年末調整の計算 | 年末調整ソフトは freee(フリー)</a></iframe><br /> <iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2014/11/13/211712" title="エクセルで給与計算するのはもうやめよう、今日から使える給与計算ソフトfreee!【PR】 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/11/13/211712">エクセルで給与計算するのはもうやめよう、今日から使える給与計算ソフトfreee!【PR】 - みんなの給与計算教室</a></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h4>年末調整に対する心構えを改めよう</h4> <p>まずこれを読んでる社長・給与担当者さん、「年末調整はとにかく大変だ」という周りの声のせいで、必要以上に身構えてしまっていませんか?たしかに大企業だと人数も多いしイレギュラーもたくさん発生して、なかなか一筋縄ではいきません。でもちょっとした少人数の規模なら話はとってもシンプル。正直言って、ほんの数時間で終わるはずなんです。</p><p>なのに、いったい年末調整のなにがそんな不安な気持ちにさせるのか。原因は主にこの2つでしょう。</p> <ol> <li>従業員への書類配布・回収作業が面倒。記入方法も複雑</li> <li>ソフトの操作方法がよく分からない・エクセルでどうやって処理すればいいのか手探り状態</li> </ol><p>でも今年は少し肩の荷が下りるかもしれません。この<b><a href="http://www.freee.co.jp/payroll/features/yearend">&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8;freee&#x306E;&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x6A5F;&#x80FD;</a></b>、わたくし早速使ってみたのですが、手順がすっきり簡潔に整理されており、担当者の負担もかなり軽減されたものになっていました。以下、年末調整の仕組みを説明しながら中身をご紹介いたしますので、ぜひリラックスした気持ちで年末調整に向き合ってみてください。もう毎年ヒーヒー言ってた自分にサヨナラ、ささっと片づけ晴れやかな気持ちで年末年始を迎えましょう!<br /> <a href="https://p.secure.freee.co.jp/users/new?last_lp=payroll" target="_blank"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141202/20141202201302.png" /></a><br /> <a href="https://p.secure.freee.co.jp/users/new?last_lp=payroll">freee | &#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8;</a><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>年末調整の仕組み</h4> <p>そもそも年末調整というのは、ひとことで言うと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>の清算手続きのことです。この1年間、従業員のお給料から毎月<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>を天引きしてきたと思うのですが、それはあくまで(仮)の金額。実際には、扶養家族が大学生の年齢だったりご高齢だったり、あと自分で生命保険料や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%F1%CC%B1%C7%AF%B6%E2">国民年金</a>保険料など支払っていた場合、もう少し安くなるんですよ。ちょっと図にしてみましょう↓<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203092657.jpg" alt="f:id:gasuuu:20141203092657j:plain" title="f:id:gasuuu:20141203092657j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 84%">※住宅借入金等特別控除は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>額から控除する形になります。今回は省略させてください。</span></p><p>たとえば、会社の売上全てに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%A1%BF%CD%C0%C7">法人税</a>率をかけるわけじゃないですよね。売上から人件費などの経費を控除して、最終的に残った利益に対して税率をかけると思います。</p><p>個人の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>も同じで、その人の年収全てに税率をかけるのではなく、図にある①〜④の控除をしていったあと、残った金額(課税所得といいます)に対して税率をかけます。その金額が、あらかじめ1年かけて徴収してきた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>の合計額より大きければ追加で徴収する必要があるし、小さければ「取りすぎちゃったね」ってことで還付してあげる必要があるわけです。</p><p>で、①と②は通常のソフトなら自動で計算されると思いますが、手動の場合いちいち<a href="https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm">&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;&#x306E;&#x8868;</a>などを参照しながら算出しないといけません。もちろんエクセルで計算式組んでもいいんですが、25年分から法改正があったりで数字も変わったりしますし、②の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B4%F0%C1%C3%B9%B5%BD%FC">基礎控除</a>なんかはうっかり見落としてしまう会社さんも結構多いと思います(全員一律38万円控除できる仕組みです)。</p><p>そして面倒なのが③と④。。③は扶養親族がいたり、自分が障害者や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%C9%C9%D8">寡婦</a>だったりする場合、ある一定の金額が控除される仕組みで、わざわざ扶養控除申告書という書類を使って報告させる必要があります。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141116/20141116230026.png" alt="f:id:gasuuu:20141116230026p:plain" title="f:id:gasuuu:20141116230026p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>④は前述のとおり、自分で生命保険料や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%F1%CC%B1%C7%AF%B6%E2">国民年金</a>保険料を払っていた場合に控除される仕組みですね。これまた書き方がやっかいな、保険料控除申告書という書類を使って報告させます。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141116/20141116234131.jpg" alt="f:id:gasuuu:20141116234131j:plain" title="f:id:gasuuu:20141116234131j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>文字も小さくてごちゃごちゃ。これじゃあ書き方も間違ってしまうし、もっとスマートにやる方法はないもんかね。。と毎年思うんですよね。思いませんか?そして①〜④の処理がクリアできたとしても、このあと税率(これまた細かく区分されている)をかけて、最終的な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>額や還付・徴収額を算出しないとだし、あっあと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a>ですよ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a>!年末調整の計算結果として、来年1月末までに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a>を作成して従業員に渡さなければいけません。ただでさえ忙しい年末、このへんできれば全部、一発ポンと自動で処理したいところ。。誰かー!</p> </div> <div class="section"> <h4>freeeで年末調整をやってみると</h4> <p>ここでfreeeさんの登場です。いったいどういう感じになるんでしょうか。<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/11/13/211712">&#x524D;&#x56DE;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>で説明した、ホーム画面の一番右に年末調整タブがありますので、早速クリックしてみましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141202/20141202203704.png" alt="f:id:gasuuu:20141202203704p:plain" title="f:id:gasuuu:20141202203704p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>このような画面が現れましたよ。ずいぶんスッキリな印象ですね。どうやら左から順番にこなしていけばよさそうですが。。たったの4ステップ。。???<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141202/20141202213105.png" alt="f:id:gasuuu:20141202213105p:plain" title="f:id:gasuuu:20141202213105p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>とりあえず、まずは①の初期設定です。といっても住所とか入力するだけ。最後に説明する帳票類に印字されますので正確に。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141202/20141202213548.png" alt="f:id:gasuuu:20141202213548p:plain" title="f:id:gasuuu:20141202213548p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>次の②は従業員への入力依頼、とありますね。試しに送信してみましょうか。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141202/20141202215621.png" alt="f:id:gasuuu:20141202215621p:plain" title="f:id:gasuuu:20141202215621p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>すると従業員たちにこのようなメールが届きました。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141202/20141202222028.png" alt="f:id:gasuuu:20141202222028p:plain" title="f:id:gasuuu:20141202222028p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>必要な情報を入力せよということなので、URLをクリックすると。。そう、今まで従業員に配って書かせていた2種類の書類が、このような画面に入力できる形となって現れましたよ。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203002327.png" alt="f:id:gasuuu:20141203002327p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203002327p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> こうやって、システムを用意して従業員に直接情報を入力させるのは大きい会社だと珍しいことではないのですが、たいてい年末調整ソフトとは別のシステムになっており、いったん入力されたデータを今度は年末調整ソフトのほうへ取り込む、という作業が発生したりします。でもfreeeの場合<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%C9">クラウド</a>なので、ここで入力された情報はそのまま、後に出てくる管理者側の画面に反映されるんですね。</p><p>実際に給<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%BF%C2%C0%CF%BA">与太郎</a>さんが入力している様子をのぞいてみましょう。こちらは扶養控除申告書の部分。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203003624.png" alt="f:id:gasuuu:20141203003624p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203003624p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>書類がフォームになっただけで、ずいぶんと記入のハードルが下がるのではないでしょうか。構成も書類と比べて断然分かりやすいと思います。また、それぞれ「?」アイコンにマウスオーバーすると簡単な説明が表示され、箇所によってはクリックすると<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%F1%C0%C7%C4%A3">国税庁</a>の解説ページにとべるようになっていますよ。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203020346.png" alt="f:id:gasuuu:20141203020346p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203020346p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><br /> <p>次は保険料控除申告書の部分。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203014012.png" alt="f:id:gasuuu:20141203014012p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203014012p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 入力項目を最小限に抑えており、プルダウンで選択できるような箇所もありますね。あとなんといっても、書類には自分で控除額を計算しなくてはならない欄がありますが、この画面では支払金額を入力すればそれでOK。控除額はあとで自動で算出されます。あ、ただ注意点として、ハガキに書いてある「証明額」ではなく「参考額」のほうを入力するようにしてくださいね。</p><br /> <p>さて従業員それぞれが入力を終えたら、順次③の確定作業にはいります。従業員各人の年末調整画面にとんでみるとこんな感じです。長くてちょっと見づらいですが。。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203051359.png" alt="f:id:gasuuu:20141203051359p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203051359p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <ul> <li>A:freeeに登録されていない情報の入力</li> <li>B:従業員の入力内容の確認</li> <li>C:最終的な年調年税額・還付or徴収額の自動計算</li> </ul><p>Aでは主に、年の途中に入社してきた方の、前職分の給与・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%D2%B2%F1%CA%DD%B8%B1%CE%C1">社会保険料</a>・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>額の入力ですね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a>を見ながら、間違えないように入力しましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203034132.png" alt="f:id:gasuuu:20141203034132p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203034132p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>Bでは、さきほど従業員が入力していた画面がそのまんま表示されていますよ。ここで念のため入力内容をチェックしましょう。よく間違われやすい点については<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/11/20/221236">&#x524D;&#x56DE;&#x306E;&#x30D6;&#x30ED;&#x30B0;</a>に書いたので、参考にしてみてください。</p><p>そしてそして、AとBを入力・修正したりしていると、Cも連動して自動的に計算が走ります。ということは、ゴールである年調年税額・還付or追徴金額が勝手に出来上がっている、というわけです。ほんとに?ほんとに!!<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203041542.png" alt="f:id:gasuuu:20141203041542p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203041542p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>適当に金額入れちゃったので、かなりの還付になってますがそこはスルーで。。まあでもこれで無事に計算は終了ということになります。あとは一番下の「確定する」ボタンを押してください。確定すると、各人の給与明細書に還付額or徴収額が反映されるようになっています。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203190145.png" alt="f:id:gasuuu:20141203190145p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203190145p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> それと前回の説明にも出てきましたが、もちろんこの情報は<a href="http://www.freee.co.jp/">&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x4F1A;&#x8A08;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8;freee</a>にも連携可能ですよ!<br /> いやーしかし、ほんとにすぐ終わってしまった。。</p> </div> <div class="section"> <h4>出力できる帳票類</h4> <p>最後は成果物として<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a>や、あと市区町村に送る給与支払報告書も作成するのですが、ただこちらは近日公開予定とのこと(追記参照)。確定した従業員のものから<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a>の出力ボタンが表示されているので、来年1月末までに忘れず配布しましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141203/20141203044657.png" alt="f:id:gasuuu:20141203044657p:plain" title="f:id:gasuuu:20141203044657p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>また少し戻りますが、従業員の入力画面左上にも「PDF(準備中)」というボタンがあったと思います。クリックすると、入力内容が反映された扶養控除申告書・保険料控除申告書のPDFが作成できるのですが、こちらも近日公開予定とのことです(追記参照)。税務署の承認を受けていない限り、紙での保管が義務づけられていますので忘れずに印刷し、保管してくださいね。</p><p>ちなみに、毎月<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>を納付するときに使用する「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>徴収高計算書」はこれまでも出力できましたので、ぜひ活用してみてはと思います。<br /> <iframe src="http://hatenablog.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.freee.co.jp%2Fpayroll%2Ffeatures%2Fincometax" title="所得税の自動計算 | 源泉徴収は freee(フリー)" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="http://www.freee.co.jp/payroll/features/incometax">所得税の自動計算 | 源泉徴収は freee(フリー)</a></iframe></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>====追記(H26.12.23)====</b></span><br /> 昨日、以下の帳票が出力できるようになりましたのでぜひお試しください。</p> <ul> <li>各従業員の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%C0%F4%C4%A7%BC%FD%C9%BC">源泉徴収票</a></li> <li>各従業員の扶養控除等申告書・保険料控除申告書</li> </ul><p><iframe src="http://hatenablog.com/embed?url=https%3A%2F%2Fsupport.freee.co.jp%2Fhc%2Fja%2Farticles%2F203623604" title="【年末調整】源泉徴収票を出力する" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/203623604">【年末調整】源泉徴収票を出力する</a></iframe><b><span style="color: #d32f2f">=======================</span></b></p><p>以上が給与計算ソフトfreeeさんの年末調整機能となります。これで年末調整に対する苦手意識が少しでも減るといいんですが。。そう、年末調整なんて怖くない!!</p> </div> <div class="section"> <h4>あと最後に</h4> <p>運営会社のfreee株式会社さんについてですが、エンジニアさんをはじめとても優秀な方がたくさん集まっている会社だと伺っております。なのでこれからもどんどん機能改善をしてさらに使いやすいソフトにしていってくれるのではないかと勝手に思っているわけですが、やっぱり給与計算に限らず経理とかそういうバックオフィス業務に関するサービスって、今まであまり進歩のない世界だったと思うんですよ。いやまあ特に昔を知ってるわけでもないんですが、、</p><p>でも「こういうソフトが当たり前」とか「こうやるのが普通!」っていう考えが染み付いちゃってる分野だよなって、今回記事を書きながら改めて思いまして。そこに何の疑問も持たずにやってきた人がほとんどな中、freeeさんをはじめとする<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D9%A5%F3%A5%C1%A5%E3%A1%BC">ベンチャー</a>企業がこういう新しいプロダクトに取り組んでいるっていうのは非常に喜ばしく歓迎すべきことだなと思ったんですよね、なんかめっちゃエラそうな物言いですけど。。とにかく、これからもいろんな便利なサービスがこの業界の中でも誕生してほしいと願っているし、私も微力ながらその手伝いができればいいなと思いました。</p><br /> <p>はい、ではこれにて、2回にわたってお送りしてきました給与計算ソフトfreeeさんの紹介を終わります。それではまたお会いしましょう、さようなら〜<br /> <iframe src="http://hatenablog.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.freee.co.jp%2Fpayroll" title="給与計算ソフト | クラウド給与計算ソフト freee(フリー)" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="http://www.freee.co.jp/payroll">給与計算ソフト | クラウド給与計算ソフト freee(フリー)</a></iframe></p> </div> gasuuu 要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング hatenablog://entry/8454420450074057401 2014-11-20T22:12:36+09:00 2017-11-20T13:56:21+09:00 【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); こんにちは、給与計算教室です。 世間は年末調整のシーズン真っ只中ですね。みなさんもう書類は無事に書けましたでしょうか?今年は特に大きな法改もないので具体的な書き方は去年や一昨年の記事を参考にしてください。今年は、書類記入にあたって特に間違いやすいところをランキング形式でお送りしたいと思います。もう書いてしまってあとは提出するだけ!というあなたも、念のためこれを読んで確認してみましょう。またこの記事を読んでも不安だ、自信がない、… <p><span style="color: #d32f2f"><b><span style="font-size: 140%">【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら</span></b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 世間は年末調整のシーズン真っ只中ですね。みなさんもう書類は無事に書けましたでしょうか?今年は特に大きな法改もないので具体的な書き方は<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/10/31/230809">&#x53BB;&#x5E74;</a>や<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x4E00;&#x6628;&#x5E74;</a>の記事を参考にしてください。今年は、書類記入にあたって特に間違いやすいところをランキング形式でお送りしたいと思います。もう書いてしまってあとは提出するだけ!というあなたも、念のためこれを読んで確認してみましょう。</p><p>またこの記事を読んでも不安だ、自信がない、という方はWebで年末調整ができる画期的なサービスもありますんでよかったら担当者の方に教えてあげてください。きっと全社員が幸せになる解決法です。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2017%2F11%2F02%2F134922" title="年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h3>扶養控除等申告書であるある間違いベスト3</h3> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141116/20141116230026.png" alt="f:id:gasuuu:20141116230026p:plain" title="f:id:gasuuu:20141116230026p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <div class="section"> <h4>第一位:所得ではなく収入金額を記入している</h4> <p>収入103万円以下の配偶者や親族がいる場合、この書類に名前などを書いて申告するわけですが、右のほうにある「平成○年中の所得の見積額」、ここに収入金額をそのまま書いてくる人が毎年大量発生します。</p><p>いいですか、「所得」と「収入」は違いますよ。給与収入が103万以下の方の場合、65万<a href="#f-5da8eea7" name="fn-5da8eea7" title="給与所得控除といいます。詳しくはhttp://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">*1</a>を引いた金額が所得になります。つまり、ここは38万円以下の数字にならないとだめってことです。<br /> (年金収入の場合はちょっと違ってくるのでご注意を↓)</p> <table> <tr> <th>年齢</th> <th>扶養に入れる年金収入額</th> <th>用紙に記入する金額</th> </tr> <tr> <th>65歳未満</th> <td>108万円以下</td> <td>70万ひいた額</td> </tr> <tr> <th>65歳以上</th> <td>158万円以下</td> <td>120万ひいた額</td> </tr> </table><p>あと空欄のまま提出されるのも困りものです。空欄=0円、とはみなされません。0円なら0と書きましょう。でないと「きっと0円なんだろうけど、一応本人に確認しないとな。。」という担当者のため息とともに、あなたの書類は要問い合わせBOXに投げ込まれてしまいます。</p> </div> <div class="section"> <h4>第二位:何年分のものか理解していない</h4> <p>あなたの手元には平成何年の扶養控除申告書が配布されていますか?これは会社によって違うので注意が必要です。あとは担当者がちゃんと理解した上で配布しているかどうか、にもよるのですが。。</p><p>正しくまっとうな方法でやる場合、この2枚が配布されているかと思います。</p> <ul> <li>平成26年分の扶養控除申告書</li> <li>平成27年分の扶養控除申告書</li> </ul> <table> <tr> <td></td> <th>いつ時点の情報を書くか</th> <th>何のために書くのか</th> </tr> <tr> <th>平成26年分</th> <td>平成26年12月31日</td> <td>平成26年の年末調整で使用</td> </tr> <tr> <th>平成27年分</th> <td>平成27年1月1日</td> <td>平成27年1月以降の給与計算で使用</td> </tr> </table><p>でも2枚も書かせて回収するのは大変ですから、多くの会社では平成27年分しか配布していないと思います。で、平成26年分は去年の年末調整で書かせているはずなのでそれと照合して、差異があるようならシステムに反映させたり本人に確認したりするのです。</p><p>しかしそうなると、たとえばの話ですが「去年の年末調整で配布された26年分には、妻を控除対象配偶者として書いた。でも妻がパートを頑張ったので、今年は103万を超えてしまう(扶養から外れる<a href="#f-806d280d" name="fn-806d280d" title="厳密には配偶者のことを「扶養に入る・外れる」という言い方はしませんが、ここでは分かりやすいようそう表現しています。">*2</a>)。来年27年はもう少し押さえるので103万は超えない予定(扶養に入る)。」っていうパターンを拾えなくなるんですよ。今年の年末調整でいったん扶養からはずさないといけないのに、扶養の状態のまま処理されちゃうんですよ。分かりますかね。。</p><p>なのでこれはもう、本人が担当者に直接「去年書いた26年分を返してください。妻の行を削除するので今年の年末調整に反映をお願いします。来年27年は扶養範囲内で働く予定なので、27年分に記入したとおり扶養有りで給与計算お願いします」と伝えるしかありません。うーややこしい!がんばれ夫!</p> </div> <div class="section"> <h4>第三位:同居老親等にへんな○の付け方をしてしまう</h4> <p>別に計算に影響があるわけじゃないんですけど、ちょっとかっこ悪いのでランクインさせました。同居老親等であることを申告する箇所ですが、全然関係ないのに「同居」の部分に丸をつける方がたまにいらっしゃいます。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141120/20141120204151.png" alt="f:id:gasuuu:20141120204151p:plain" title="f:id:gasuuu:20141120204151p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> これ、同居 or 老親等 or その他、ではありませんよ、同居老親等 or その他ですからね!!!</p><p>平成27年分の書類でいうと、<b>昭和21年1月1日以前生まれ</b>の扶養親族がいる場合に、</p> <ul> <li>同居(入院はOK)しているなら「同居老親等」に○</li> <li>別居(老人ホームなども含む)は「その他」に○</li> </ul><p>をつけることになります。例の図の長女、給与花恵さんは、生年月日をみてもまったく当てはまりませんよね。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> </div> </div> <div class="section"> <h3>保険料控除申告書であるある間違いベスト3</h3> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141116/20141116234131.jpg" alt="f:id:gasuuu:20141116234131j:plain" title="f:id:gasuuu:20141116234131j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <div class="section"> <h4>第一位:ご参考額(ご申告額)じゃなくて証明額を書いてくる</h4> <p>これは本当にあるあるあるあるです。この書類には「平成26年12月31日」時点の情報を書くのですが、証明額っていうのは、あくまでハガキが発行された時点での支払済み額のはず。でも特に契約変更や解約などしなければ、今月も来月も予定通り保険料を支払いますよね?それを見越した金額が「ご参考額(ご申告額)」になるので、必ずそちらを書いてください。ご参考額が「****」など、特に表示されていないのであれば証明額を書きましょう。</p> </div> <div class="section"> <h4>第二位:介護医療保険料なのに一般の生命保険料の区分に記入している</h4> <p>まあ各保険会社のハガキも分かりにくいのでしょうがないとは思います。わたしもよく見落としますしね。。でもこれ、間違うと結構損する部分なのでよくよく注意してください。</p><p>ポイントは、ハガキのタイトルに惑わされないこと!タイトルに「一般・介護・個人年金用」とか書いてると思いますが、大事なのは下の中身のほうです。よく見たらちゃんとそれぞれ区分に分かれて書かれていると思うので、落ち着いて見てから記入するようにしましょう。見本が示せたらいいんですけどね。。わたしまだ特に保険入ってないので参考になるような資料がなくって。。</p> </div> <div class="section"> <h4>第三位:保険にたくさん加入していて、そのすべてをご丁寧に申告してくる</h4> <p>これは別に間違いというわけではないのですが、書くほうもチェックするほうも非常に大変でお互いにとってよくないので、それぞれの区分で控除できる限度額に達したのであれば、そこで記入・添付をストップするのがいいと思います!!!</p><p>一般生保と個人年金はそれぞれ(新)と(旧)の2種類がありますが、(旧)のほうが控除額が大きいので、まずは金額の大きい順に(旧)を書いてみましょう。例えば10万を超える一般生保(旧)がひとつあればその時点ですでに控除限度額5万に到達するため、残りの一般生保(旧)や一般生保(新)は申告しても何の役にも立ちません。</p> <table> <tr> <th>保険の区分</th> <th>控除限度額</th> </tr> <tr> <td>一般の生命保険料(新)</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <td>一般の生命保険料(旧)</td> <td>50,000円</td> </tr> <tr> <td>介護医療保険料</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <td>個人年金保険料(新)</td> <td>40,000円</td> </tr> <tr> <td>個人年金保険料(旧)</td> <td>50,000円</td> </tr> </table><p>トータルでの控除限度額は12万円になります。とりあえず最初は鉛筆で書いて計算してみるのがいいかもしれませんね。</p><p>あっあと最後に、保険料控除申告書の右上の欄、配偶者特別控除の申告欄もよく間違いが発生しやすいです。扶養控除申告書に記入してるのに、なぜかこっちにも記入する人がいますが、いずれか一方にしか記入できませんよ!こちらの記事に書いてある要件をよく読んでみてください。<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/11/17/220918">&#x5965;&#x3055;&#x3093;&#x306E;&#x53CE;&#x5165;&#x304C;103&#x4E07;&#x8D85;&#x3048;&#x3066;&#x3057;&#x307E;&#x3063;&#x305F;&#x65B9;&#x3078; &#x301C;&#x305D;&#x306E;&#xFF12;&#x30FB;&#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x301C; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></p><br /> <br /> <p>以上、年末調整書類の記入でよくある間違いランキングをお送りしました。他にも細かい点はいろいろありますが、とりあえずあるあるなポイントだけでもしっかり押さえておきましょう。それではまた次回〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-5da8eea7" name="f-5da8eea7" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">給与所得控除といいます。詳しくは<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212</a></span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-806d280d" name="f-806d280d" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">厳密には配偶者のことを「扶養に入る・外れる」という言い方はしませんが、ここでは分かりやすいようそう表現しています。</span></p> </div> gasuuu エクセルで給与計算するのはもうやめよう、今日から使える給与計算ソフトfreee!【PR】 hatenablog://entry/8454420450073155013 2014-11-13T21:17:12+09:00 2014-12-01T14:09:29+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 今日はちょっと趣向を変えまして、クラウド会計ソフト freee(フリー)でおなじみ、freee株式会社さんのクラウド給与計算ソフト freee(フリー)の紹介記事を書きたいと思います。freeeとgasuuu、ちょっと似ているので勝手ながら親近感が湧きますね。。ってのはさておきこちらのソフト、今年5月末にβ版リリース、そして先月10月に正式版スタートということで存在自体は知っていましたが、実際に使ってみると想像していた以上にシンプルで使いやすかったのでびっくりしました。個人事業主さんや設立まもないベンチャー企業さんなど、少人数でのビジネスをされている方にぜひおす… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 今日はちょっと趣向を変えまして、<a href="http://www.freee.co.jp/">&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x4F1A;&#x8A08;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; freee&#xFF08;&#x30D5;&#x30EA;&#x30FC;&#xFF09;</a>でおなじみ、freee株式会社さんの<b><a href="http://www.freee.co.jp/payroll">&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; freee&#xFF08;&#x30D5;&#x30EA;&#x30FC;&#xFF09;</a></b>の紹介記事を書きたいと思います。freeeとgasuuu、ちょっと似ているので勝手ながら親近感が湧きますね。。</p><p>ってのはさておきこちらのソフト、今年5月末にβ版リリース、そして先月10月に正式版スタートということで存在自体は知っていましたが、実際に使ってみると想像していた以上にシンプルで使いやすかったのでびっくりしました。個人<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%F6%B6%C8">事業</a>主さんや設立まもない<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D9%A5%F3%A5%C1%A5%E3%A1%BC">ベンチャー</a>企業さんなど、少人数でのビジネスをされている方にぜひおすすめしたい!と思ったので紹介させてくだサイ。<br /> <iframe src="http://hatenablog.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.freee.co.jp%2Fpayroll" title="給与計算ソフト | クラウド給与計算ソフト freee(フリー)" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="http://www.freee.co.jp/payroll">給与計算ソフト | クラウド給与計算ソフト freee(フリー)</a></iframe><br /> <a href="http://www.freee.co.jp/payroll">&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; | &#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; freee&#xFF08;&#x30D5;&#x30EA;&#x30FC;&#xFF09;</a></p><p>まず最初にひとことで申し上げますとね、エクセルで給与計算しているorしようとしている会社さんは今すぐfreeeに切り替えましょう、、いや切り替えてください!!</p><p>エクセルで給与計算している会社ってけっこう多いと思うんですが、私の経験上たいてい間違った計算結果になっているし、正直申し上げて、毎月ちまちまとセルに数字を入力したり計算式組むのに試行錯誤して時間かかってるのを見ると、ああ、これでまた日本の将来を背負って立つ優秀なひとびとの貴重な時間が無駄に。。という大変切ない気持ちになります。もちろん大事な手続きではあるのですが、非生産的な時間だなっていうのはご自分でもよく分かっておられるはず。</p><p>じゃあソフトを導入して自動化しよう、もしくは専門家に丸投げしよう、って話になるんですけど、操作が複雑なばっかりでデザインもダサいし、いまいち良い感じの分かりやすいソフトがないのが現実。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/mac">mac</a>にも対応していないので、スタバで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/mac">mac</a>してるイカした自分を演出することもできません。そして専門家に頼むとなると今度はお金が結構かかるし、まだ数人程度の規模ならなんとか自力でやりたいですよね。。。</p><p>前置きが長くなりましたが、そんな悩める社長さん・担当者に、freeeはぴったりだな〜と思うわけです。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141111/20141111194130.png" alt="f:id:gasuuu:20141111194130p:plain" title="f:id:gasuuu:20141111194130p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><span style="color: #747474"><span style="font-size: 80%"><a href="http://www.freee.co.jp/payroll">&#x30C8;&#x30C3;&#x30D7;&#x30DA;&#x30FC;&#x30B8;</a>で説明されている給与計算ソフトfreeeの特徴。</span></span></p><p></p> <div class="section"> <h3>使ってみる前に</h3> <p>そもそも給与計算ってどういう流れでやるものなのか、そこをなんとなくでも知っておかないと、いくらソフトが使いやすくてもイマイチありがたさが伝わらないと思うので、まずは給与計算の基本中のキホンを押さえておきましょう。</p><p><b>STEP1. 従業員情報を収集</b><br /> 取り急ぎ給与計算に必要な"最低限"の情報は以下です。<br /> ・氏名<br /> ・入社年月日<br /> ・生年月日(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%F0%B8%EE%CA%DD%B8%B1">介護保険</a>料の有無を判断します・40歳から控除)<br /> ・支給額(基本給や時給、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%CC%B6%D0%BC%EA%C5%F6">通勤手当</a>など)<br /> ・扶養家族の人数(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>が安くなります)<br /> ・振込先口座</p><p><b>STEP2. 勤怠を反映</b><br /> 日頃つけていた出勤簿やタイムカードをもとに、その月の残業時間や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%D9%C6%FC%CF%AB%C6%AF">休日労働</a>時間、遅刻早退時間などを求めます。それをもとに残業代などを算出するのですが、ええ、結構面倒くさいですね。小規模の会社だとなかなか勤怠管理まで手が回ってないのが現状です。</p><p><b>STEP3. <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%D2%B2%F1%CA%DD%B8%B1%CE%C1">社会保険料</a>を控除</b><br /> ・健康保険料<br /> ・厚生年<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%E2%CA%DD">金保</a>険料<br /> ・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%F0%B8%EE%CA%DD%B8%B1">介護保険</a>料<br /> ・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%DB%CD%D1%CA%DD%B8%B1">雇用保険</a>料<br /> これもまた嫌なところですね、法改正も度々あるし、一番間違いが起こりやすいのがこのSTEP3です。従業員から控除した健保・厚年保険料および会社負担額の合計額と、年金事務所から送られてくる納付通知書の金額が合わない、なんてことはざらにあります。</p><p><b>STEP4. 税金を徴収</b><br /> ・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a><br /> ・住民税<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>は<a href="https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2013/01.htm">&#x6708;&#x984D;&#x8868;</a>というのを使って計算するんですが、その仕組みをエクセルに落とし込むのはかなり大変だと思います。</p><p><b>STEP5.給与明細の作成・配布</b><br /> そして終盤、地味に大変な作業。とりあえずそのへんで見つけてきたテンプレートを使って金額入力→印刷し、手渡しで配布されている方が多いかと思います。でも作成にはなにげに時間がかかるし、それにいまどき紙に印刷して配布するなんて、いくら技術的にやばくてかっこいいサービスを作ってる会社でもあ、そこはなんか原始的なんやな~てなりますよね。あえてギャップを狙ってるのかもしれませんけど。。</p><p><b>STEP6.従業員の口座に振込</b><br /> これもまあ1〜3人とかなら個別に振り込む形でもいいしれませんが、できればボタン一つでデータ作成、それをそのまま銀行へ取り込み、、ってできると楽ですよね。</p><br /> <p>STEP2~4については<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/01/25/113921">&#x7B2C;&#x4E00;&#x56DE;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a>でもう少し詳しく書いているので、よければそちらもご参照ください。さて、これらのSTEPを全部エクセルでやろうと思ったら、かなりの労力が必要になるであろうことが想像できると思います。もちろん知識や経験があればうまい具合にできなくもないですが、そんな本業でないところに時間を割いてほしくはありません。じゃあこの一連の流れをfreeeでやるとどういう感じなんでしょうか。</p> </div> <div class="section"> <h3>実際に登録して使ってみよう</h3> <p>登録はかんたん<a href="https://p.secure.freee.co.jp/users/new?last_lp=payroll">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x304B;&#x3089;</a>。思い立ったらすぐ始めることができるお手軽さです。<br /> <a href="https://p.secure.freee.co.jp/users/new?last_lp=payroll" target="_blank"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141111/20141111200918.png" /></a></p><p>登録後さっそくログインしてみると、こんな画面に。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141111/20141111181017.png" alt="f:id:gasuuu:20141111181017p:plain" title="f:id:gasuuu:20141111181017p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> なんだかとてもスッキリしていて快適に使える予感がします。まず最初にやることは画面にもオレンジ色で大きく表示されているように、「給与規定の設定」ですね。詳しくは<a href="https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/203084474-%E7%B5%A6%E4%B8%8E%E8%A8%88%E7%AE%97freee%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89">&#x30D8;&#x30EB;&#x30D7;&#x306E;&#x30B9;&#x30BF;&#x30FC;&#x30C8;&#x30AC;&#x30A4;&#x30C9;</a>に非常に分かりやすく解説されているので、ここでの説明は不要かと。10分もかからずに完了すると思いますよ!</p><p>あとは給与の支払対象者を登録して<a href="#f-aaed56b6" name="fn-aaed56b6" title="後述のSTEP1と同じ">*1</a>、さあこれでいつでも給与計算ができる状態です。先ほど説明したSTEPに沿って進めていきますが、そのSTEPがどう組み込まれているかというとですね、こうなってるんですよ。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141113/20141113205003.png" alt="f:id:gasuuu:20141113205003p:plain" title="f:id:gasuuu:20141113205003p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> せっかくの洗練された画面に上から赤色で失礼しますが。。そう、綺麗に左から順にタブを追っていけばOKなのです!順番にみていきましょう。</p><p><b>STEP1. 従業員情報を収集</b><br /> 入社者がいたら、ここのボタンから従業員情報を登録するわけなんですが、これ、freeeの特徴として、従業員本人が自分で入力することが可能なのです。なんで?だって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%C9">クラウド</a>だから!既存のダウンロード型のソフトだと、なかなかこういうことはできません。<br /> <a href="https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/203309730--%E5%BE%93%E6%A5%AD%E5%93%A1%E6%8B%9B%E5%BE%85-%E3%82%92%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%89">&#x300C;&#x5F93;&#x696D;&#x54E1;&#x62DB;&#x5F85;&#x300D;&#x3092;&#x3055;&#x308C;&#x305F;&#x3089; &ndash; &#x30D8;&#x30EB;&#x30D7;&#x30BB;&#x30F3;&#x30BF;&#x30FC;</a><br /> 従業員をメールで招待し、従業員アカウントを作成することで、本人が氏名・生年月日・住所等の情報を登録することができます。もちろん入力内容は担当者があとでチェックすべきとは思いますが、入力する手間が省けるのはいいですよね。</p><p><b>STEP2. 勤怠を反映</b><br /> そしてこちら、面倒な勤怠の部分ですが。。これもSTEP1と同様、従業員本人に入力させることができるのです!<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141112/20141112003412.png" alt="f:id:gasuuu:20141112003412p:plain" title="f:id:gasuuu:20141112003412p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> いままでは出勤簿やタイムカードの勤怠情報を担当者がいちいち合計したり、数字をソフトに転記するのが必要な部分でしたが、従業員が直接給与計算のシステムにアクセスして勤怠情報を入力できるのはなるほど画期的、これは便利!と思いました。もちろん<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DE%A5%DB">スマホ</a>からも入力できますよ。</p><p>STEP1と共に、入力を従業員にお願いすることで担当者の負担の大幅な軽減につながると思います。あとは割増率や単価を設定しておけば、自動で残業代などが計算される仕組みになっています。</p><p><b>STEP3. <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%D2%B2%F1%CA%DD%B8%B1%CE%C1">社会保険料</a>を控除</b><br /> <b>STEP4. 税金を徴収</b><br /> そして一番複雑で大事な局面にさしかかって参りました。でも実は最初の設定と、STEP1,2がきちんとできていれば、STEP3,4は、もうできあがっているのです。嘘だと思ったらクリックしてみましょう。ほら!<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141113/20141113205135.png" alt="f:id:gasuuu:20141113205135p:plain" title="f:id:gasuuu:20141113205135p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%D2%B2%F1%CA%DD%B8%B1%CE%C1">社会保険料</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%EA%C6%C0%C0%C7">所得税</a>が自動で計算されていました。表示されているのは全員分の合計額になります。そして各人の詳細をクリックすると。。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141112/20141112005928.png" alt="f:id:gasuuu:20141112005928p:plain" title="f:id:gasuuu:20141112005928p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 給与明細書が作成されていました!これで<b>STEP5</b>もクリアーですやったー!そしてこれはもちろん、従業員アカウントから閲覧可能です。だってだって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%C9">クラウド</a>だもの。オンライン環境であればいつでもどこでも確認できるし、とってもスマート。<br /> <a href="http://www.freee.co.jp/payroll/features/payslip">&#x7D66;&#x4E0E;&#x660E;&#x7D30;&#x306E;&#x4F5C;&#x6210; | &#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; freee</a><br /> もういちいち紙に印刷して配布したり、PDF送るにもメールの宛先間違ってないかヒヤヒヤしなくていいんですよ〜</p><p>あともうひとつ嬉しい大事なポイントがあります。それはこの給与明細が作成されるタイミングで、瞬時に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%C9">クラウド</a>会計ソフトfreeeへ「預り金」等の仕訳が自動登録されるのです!<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141113/20141113205239.png" alt="f:id:gasuuu:20141113205239p:plain" title="f:id:gasuuu:20141113205239p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>わたしも少し経理をやっていたことがあるのでよく分かるのですが、ある程度ひな型が決まっているとはいえ、給与計算結果をみながらいちいち仕訳をおこすのは毎月毎月面倒ですよね。しかも慣れてないうちはなんだか難しいパズルみたいで、迷いがちです。そんな手間が一切省けるので、これは助かる~という人は多いのではないでしょうか。</p><p><b>STEP6.従業員の口座に振込</b><br /> 最後は振込。これも簡単に振込データを作成可能。書類タブをクリックすると、全銀フォーマットの総振依頼ファイルが出力できるようになっています。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20141112/20141112011052.png" alt="f:id:gasuuu:20141112011052p:plain" title="f:id:gasuuu:20141112011052p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> らくちーん。</p><br /> <p>STEPに沿ってざっくり紹介してみましたが、いかがでしょう。。1と2は従業員に入力を任せて、3と4はワンクリックで完了、5もすぐに出力可能。。となれば、あっという間に終わりそうな気がしますね。毎月気が重かった給与計算にだいぶ前向きに取り組めるようになると思います。</p><p>具体的な操作方法なども<a href="https://support.freee.co.jp/hc/ja/categories/200193760-%E7%B5%A6%E4%B8%8E%E8%A8%88%E7%AE%97freee">&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;freee &ndash; &#x30D8;&#x30EB;&#x30D7;&#x30BB;&#x30F3;&#x30BF;&#x30FC;</a>に詳しく載っているし、あとサポートデスクがあっていつでも質問できるのも心強いです。で、気になるお値段ですが、なんと<b>月々1,980円!</b><a href="#f-bfbd6e30" name="fn-bfbd6e30" title="4名以上になる場合は追加で300円/人が発生">*2</a>そしてさらに、いまなら<b>実質2ヶ月無料</b>だそうで、登録するなら今がお得です。お試し期間過ぎたからって勝手に課金されたりしないのでとりあえずさわってみるだけしてもいいと思います。<br /> <a href="https://p.secure.freee.co.jp/users/new?last_lp=payroll">freee | &#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8;</a></p><p>もちろん、給与計算にはいろんなイレギュラーが発生するので、それらについては手動で入力したり計算が必要なこともあります。でもそういうのをすべて考慮・反映しようとするとせっかくのシンプルで分かりやすい操作性が失われてしまうと思うので、そのへんのバランスをとるのには苦労されているんだろうな、と勝手に心中お察ししています。あれもこれもと機能をつけてしまうと結局既存のソフトと同じで複雑になっちゃいますしね。でもまあ会社にもよるでしょうが、小さい<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%F6%B6%C8">事業</a>所さんにはちょうどよい、十分な内容になってると私は思いますよ。</p><p>「でもそろそろ年末調整じゃん、このfreeeはどうなの、対応してるの?」もちろんです!現在公開準備中とのことで、またまた僭越ながら、次回のブログではfreeeさんの年末調整機能について紹介させていただきたいと思います。果たしてどんな機能になってるんでしょうか。たのしみですね。</p><p>以上、<b><a href="http://www.freee.co.jp/payroll">&#x30AF;&#x30E9;&#x30A6;&#x30C9;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x30BD;&#x30D5;&#x30C8; freee</a></b>さんの紹介でした。<br /> それではまた次回〜</p><p><span style="color: #ff0000"><b>*追記(2014/11/17)</b></span><br /> 本日、年末調整機能がリリースされました!無料でお試し可能です。<br /> <iframe src="http://hatenablog.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww.freee.co.jp%2Fpayroll%2Ffeatures%2Fyearend" title="年末調整の計算 | 年末調整ソフトは freee(フリー)" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"><a href="http://www.freee.co.jp/payroll/features/yearend">年末調整の計算 | 年末調整ソフトは freee(フリー)</a></iframe></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-aaed56b6" name="f-aaed56b6" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">後述のSTEP1と同じ</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-bfbd6e30" name="f-bfbd6e30" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">4名以上になる場合は追加で300円/人が発生</span></p> </div> gasuuu 3歳未満のお子様がいる方必見!養育特例の手続きは済んでますか? hatenablog://entry/12921228815726975265 2014-06-30T21:50:54+09:00 2016-08-17T14:37:57+09:00 こんにちは、給与計算教室です。最近、身の回りでベビーラッシュが続いているためなにか提供できるネタはないかと考えたところ、「3歳に満たない子を養育する被保険者等の標準報酬月額の特例*1」がちょうどええかなと思いましたので書いてみます。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 一体どんな制度? 3歳未満のお子さん*2を持つ厚生年金保険加入者を対象とする制度です。例えば育休明けのママを想像してみてください。時短勤務とか残業できなかったりで、お給料下がることが一般的ですよね。もちろんそれに応じて天引きされる健康保険料・厚生年… <p>こんにちは、給与計算教室です。最近、身の回りでベビーラッシュが続いているためなにか提供できるネタはないかと考えたところ、「3歳に満たない子を養育する被保険者等の標準報酬月額の特例<a href="#f-a5e63e80" name="fn-a5e63e80" title="厚生年金保険法26条">*1</a>」がちょうどええかなと思いましたので書いてみます。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> <div class="section"> <h4>一体どんな制度?</h4> <p>3歳未満のお子さん<a href="#f-f184a803" name="fn-f184a803" title="同居していることが条件です。単身赴任の方は対象外となります。">*2</a>を持つ厚生年金保険加入者を対象とする制度です。例えば育休明けのママを想像してみてください。時短勤務とか残業できなかったりで、お給料下がることが一般的ですよね。もちろんそれに応じて天引きされる健康保険料・厚生年金保険料も下がるんですが、そのぶん将来もらえる年金も低額になってしまいます。</p><p>育児で大変な中頑張って働いてるのに、年金まで減らされるなんて!もうやってられない!というわけで、子育てによる将来の年金額低下を防止すべく、平成17年4月からはじまったのがこの特例措置です。</p> </div> <div class="section"> <h4>解説</h4> <p>毎月お給料から天引きされている厚生年金保険料ですが、これは<b><span style="color: #ff0000">標準報酬月額</span></b>というものに保険料率(今現在だと8.56%)をかけて算出されています。基本給をはじめ、残業代や各種手当(通勤手当も!)などの合計額を<a href="https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/h26/noukoku/13toukyou.pdf">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8868;</a>から探してみてください<a href="#f-bcb68119" name="fn-bcb68119" title="協会けんぽ(東京)の料率表になってますが、標準報酬月額を求める部分(左4列)は全国共通誰でも一緒です。">*3</a>。左から2列目の金額があなたの標準報酬月額になります。</p><p>そして将来年金をもらう立場になったときも、この標準報酬月額が使われます。計算式は複雑なので省きますが、平均して高い標準報酬月額で社会人生活やってきた人にはそれなりに高い年金が、そうでもなかった人にはそうでもない金額の年金が支給されます。</p><p>で、今回のターゲット、育休明けママさんの場合どうなるかというと、<br /> 時短などでどうしても給料が下がる<br />  ↓<br /> 標準報酬月額も下がる<br />  ↓<br /> その下がった標準報酬月額が将来の年金額の計算にも反映されるなんてことになってしまいます。そこでお子様が3歳未満の間だけ、下がる前の標準報酬月額を使って年金額を計算してあげますよ、というわけなのです。</p><p>ポイントは、天引きされる保険料の計算には下がった「後」の標準報酬月額が使われるということ。もともとは標準報酬月額30万だったママさんが、時短のため給料が下がり標準報酬月額も26万になった場合、特例措置の手続きをすることで、将来の年金額計算には30万が使われますが、給与から天引きされる保険料は26万に料率をかけた金額でOKなのです。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>パパも対象!しかも理由はなんでもOK</h4> <p>「これって僕は関係ないよね?ママだけの制度じゃないの?」そう思うパパも多いかもしれませんが、ノンノンノン!です。お子様が3歳未満であれば、パパママ関係なく適用されます。(ママは専業主婦で、パパだけ適用というパターンもありです。)</p><p>「でもたしかに妻は時短勤務で給料下がるから手続きしたほうがよさそうだけど、僕は時短とかないしなー」いえ実は、お給料が下がる理由はなんでもいいんです。時短勤務による減額じゃなくても、業績悪化による賃金カットとか、、営業成績が芳しくなくて手当が減ったとか、、うう書いててつらくなってきた、、まあそういう育児に全然関係ない理由でも大丈夫なんです。</p><p>あと引っ越し等で<b><span style="color: #ff0000">通勤手当が安くなった場合</span></b>もあてはまりますよ!通勤手当もきっちり標準報酬月額に含めますからね。保育園入園のために引っ越すご家庭もありますし、該当するパパさんもいらっしゃるのではないでしょうか。</p> </div> <div class="section"> <h4>とるべき行動</h4> <p>まずは会社の担当者に、養育特例の手続きがされているか確認してみましょう<a href="#f-f5d8f389" name="fn-f5d8f389" title="途中で転職した場合は、転職先でも再度手続きする必要があります。ただし、前職と転職先のあいだ(厚生年金保険未加入期間)が1年以内であることが条件です。">*4</a>。もしされていなかった場合は以下の書類を準備して、会社経由で年金事務所に提出してもらいます<a href="#f-372c252c" name="fn-372c252c" title="もうすでに退職している場合は自分で年金事務所へ提出します。">*5</a>。</p><p>1.厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書<a href="#f-edc77c31" name="fn-edc77c31" title="自分の名前と生年月日、子供の名前と生年月日、一番右下の(申出人)のところだけ記入しておけば、あとはまともな会社であれば担当者が記入してくれるかと思います。">*6</a><br /> 2.戸籍謄(抄)本または戸籍記載事項証明書<br /> 3.住民票(コピー不可)<br /> 詳細:<a href="http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=2063">http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=2063</a><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>そんな制度知らなかったぞ!!</h4> <p>まあまあ落ち着いてください。過去2年間までなら遡って申請できますので、まだ少しでも間に合う方は今からでも申請しましょう。</p><p>でもこれ、会社の義務ではなくて、あくまで<span style="color: #ff0000"><b>本人の申し出</b></span>によりおこなわれる手続きなんですよね。なので会社がやってくれてなかったことに文句言えないのが現状なのです。ママさんのほうは出産手当金やら育児休業給付金やらなにかと産休育休がらみの手続きがあるので、それらとセットでやってしまう会社が多いかと思うんですが、パパさんについてはノータッチの会社も多いんじゃないでしょうか。。従業員が多すぎると把握するのも大変だし、あとはやっぱりそもそもこういう制度を知らなかったっていう担当者もたくさんいると思います。もっと世間に広まってほしい制度ですね。</p> </div> <div class="section"> <h4>まあまあ</h4> <p>あくまでも標準報酬月額が下がったら影響がでてくるっていう話なので、特に下がらなければなんの問題もないんですけどね。でも人生なにがあるか分かりませんし、先ほども述べたように後から申請しても過去2年分までしかできませんので、お子様が生まれたらとりあえず出してみてはいかがでしょうか。</p><br /> <p>以上、3歳未満の養育特例措置についてでした。育休産休関係ネタはたくさんありそうなので、また今度じっくり書いていきたいと思います。</p><p><span style="color: #999999">※この情報は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-a5e63e80" name="f-a5e63e80" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">厚生年金保険法26条</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-f184a803" name="f-f184a803" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">同居していることが条件です。単身赴任の方は対象外となります。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-bcb68119" name="f-bcb68119" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">協会けんぽ(東京)の料率表になってますが、標準報酬月額を求める部分(左4列)は全国共通誰でも一緒です。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-f5d8f389" name="f-f5d8f389" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">途中で転職した場合は、転職先でも再度手続きする必要があります。ただし、前職と転職先のあいだ(厚生年金保険未加入期間)が1年以内であることが条件です。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-372c252c" name="f-372c252c" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">もうすでに退職している場合は自分で年金事務所へ提出します。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-edc77c31" name="f-edc77c31" class="footnote-number">*6</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">自分の名前と生年月日、子供の名前と生年月日、一番右下の(申出人)のところだけ記入しておけば、あとはまともな会社であれば担当者が記入してくれるかと思います。</span></p> </div> gasuuu 春の残業は控えめに!保険料が上がる仕組みを知っておこう hatenablog://entry/12921228815720758859 2014-03-27T18:17:27+09:00 2015-11-07T21:58:12+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 いつのまにか4ヶ月ほど放置してしまっていましたが、 何事もなかったかのようにさらっと再開したいと思います。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); さて、年度末かつ増税前ということで なにかとバタバタ忙しい時期ではございますが、 あまりむやみやたら今の時期だけ頑張りすぎてしまうと 10月からの健康保険料・厚生年金保険料の額が大変なことになってしまいます。 でも今の時期って具体的にいつ?しかもなんで10月から? 今回はそんな保険料改定の仕組みについての授業です。 保険料の計算方法 そもそ… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> いつのまにか4ヶ月ほど放置してしまっていましたが、<br /> 何事もなかったかのようにさらっと再開したいと思います。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>さて、年度末かつ増税前ということで<br /> なにかとバタバタ忙しい時期ではございますが、<br /> あまりむやみやたら今の時期だけ頑張りすぎてしまうと<br /> 10月からの健康保険料・厚生年金保険料の額が大変なことになってしまいます。<br /> でも今の時期って具体的にいつ?しかもなんで10月から?<br /> 今回はそんな保険料改定の仕組みについての授業です。</p> <div class="section"> <h3>保険料の計算方法</h3> <p>そもそも健康保険料・厚生年金保険料が<br /> どうやって計算されているのかを押さえておく必要があります。<br /> この2つの保険料は、毎月のお給料に料率をかけているのではありません。<br /> ここ数ヶ月の給与明細書を確認してみてください、<br /> お給料の金額は違うのに保険料は変わってない、、<br /> なんてことありませんか??</p><p>なぜその月によって変動しないかというと、<br /> 一人ひとりに「標準報酬月額」というのがあらかじめ決まっているからです。<br /> 求め方は、<br /> ・基本給<br /> ・通勤手当<span style="color: #ff0000">←重要!含まれます。</span><br /> ・残業手当<br /> ・職務手当<br /> ・家族手当<br /> ・住宅手当<br /> などなど、まあだいたいの手当が該当すると思ってください、<br /> これら合計額を、下の図の①(赤い枠)から探していただき、<br /> 該当する行の②(緑の枠)があなたの標準報酬月額になります。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140327/20140327152523.jpg" alt="f:id:gasuuu:20140327152523j:plain" title="f:id:gasuuu:20140327152523j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%">※<a href="https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h25/1992-119695">https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h25/1992-119695</a>の東京版より抜粋</span><a href="#f-802eb4d8" name="fn-802eb4d8" title="料率は都道府県、または健保組合によって違いますが、この抜粋部分は全国共通です。">*1</a><br /> まず入社した時点で、残業手当の見込額も含めて<br /> 担当者が標準報酬月額を算出してくれます。<br /> その標準報酬月額に、<br /> 健康保険料は→加入先の料率(東京協会けんぽなら今現在4.985%<a href="#f-2f19d0db" name="fn-2f19d0db" title="40歳以上なら介護保険料もついてくるので5.76%">*2</a>)<br /> 厚生年金保険料は→今現在だと8.56%<br /> をかけ算して、入社月の翌月のお給料から天引き<a href="#f-c1fabfda" name="fn-c1fabfda" title="4月入社なら、4月分の保険料は5月のお給料から天引きされます。まれに4月のお給料から天引き開始、という会社もありますが。。">*3</a>、という流れです。</p><p>でも入社した時の標準報酬月額が一生そのまま、なんてことはあるはずもなく。<br /> 以下の2つのタイミングによって上がったり下がったりするわけです<a href="#f-d02cc8ae" name="fn-d02cc8ae" title="本当はもう2つあって、産休明けに「産前産後休業終了時改定」、育休明けに「育児休業等終了時改定」ってのがあるんですが、それはまたいつか解説します。">*4</a>。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins 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※等級ってのは、さっきの表の一番左にある数字がそうです<a href="#f-4e85eeb1" name="fn-4e85eeb1" title="カッコなしは健康保険、カッコ付きの数字は厚生年金保険における等級です">*5</a>。</p><p>固定給ってのは毎月しばらくは変わらないお給料のことで、<br /> 基本給とか通勤手当とか、あと固定やみなし残業手当なんかもそうですね。<br /> なので昇給・降給や、各種手当の改定、引っ越し等による通勤手当の変更が<br /> 1円でもあってはじめて、随時改定に該当するかどうかの対象となります。</p><p>で、例えば1月から昇給後のお給料が支払われたとしましょう。<br /> この場合1〜3月のお給料の平均を出します。<br /> その額を上の図にあてはめ、該当する等級と現在の等級を比べて<br /> 2等級以上の差(20等級から22等級など)があればめでたく?随時改定です。<br /> 適用されるのは4月分の保険料、翌月5月のお給料から天引きされます。</p><p>なので、普段たくさん残業してたくさん残業代を稼ぐぶんには<br /> 保険料になんら影響はないのですが(定時決定の4〜6月以外の話)、<br /> 1円でも固定給が上がるとそこから3ヶ月は随時改定のみきわめ対象となるので、<br /> その3ヶ月間は残業代を抑えておかないと2等級以上の差が発生し、<br /> 保険料がアップしてしまいます。<br /> 標準報酬月額が2等級あがるのって結構痛いです、<br /> 健保・厚年あわせて5000円くらいは違ってくるんじゃないでしょうか。。</p> </div> </div> <div class="section"> <h3>まとめ</h3> <ul> <li>健康保険料・厚生年金保険料は、「標準報酬月額」に料率をかけて算出</li> <li>標準報酬月額は、2つのタイミング(定時決定と随時決定)で変わる</li> <li>定時決定のカギとなるのは4〜6月のお給料額</li> <li>随時決定はまずは固定給と2等級以上の変動ありき</li> </ul><p>以上、健康保険料と厚生年金保険料の決まり方でした。<br /> 健康保険料についてはだいぶ前に書いた<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/03/26/120518">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>も<br /> まあまあ役立つんじゃないかと思うのでどうぞ。<br /> それではまた次回〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-802eb4d8" name="f-802eb4d8" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">料率は都道府県、または健保組合によって違いますが、この抜粋部分は全国共通です。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-2f19d0db" name="f-2f19d0db" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">40歳以上なら介護保険料もついてくるので5.76%</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c1fabfda" name="f-c1fabfda" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">4月入社なら、4月分の保険料は5月のお給料から天引きされます。まれに4月のお給料から天引き開始、という会社もありますが。。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-d02cc8ae" name="f-d02cc8ae" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">本当はもう2つあって、産休明けに「産前産後休業終了時改定」、育休明けに「育児休業等終了時改定」ってのがあるんですが、それはまたいつか解説します。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-4e85eeb1" name="f-4e85eeb1" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">カッコなしは健康保険、カッコ付きの数字は厚生年金保険における等級です</span></p> </div> gasuuu 奥さんの収入が103万超えてしまった方へ 〜その2・配偶者特別控除の書き方〜 hatenablog://entry/12921228815712664229 2013-11-17T22:09:18+09:00 2017-10-18T13:50:02+09:00 追記:26.11.20 要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室こんにちは、給与計算教室です。 前回はその1、扶養控除等申告書の書き方について書きましたが、そこに扶養親族として記載できるのは収入が103万円以下の親族だけでしたね。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); でも奥さんのパートが結構忙しく、扶養の範囲内で働こうと思ってたのに気がついたらうっかり103万超えてしまっていた。。扶養親族として申告できない。。そんな方は「配偶者特別控除」という制度が使えます。普通の配偶者控… <p><span style="color: #cc0000">追記:26.11.20</span><br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2014/11/20/221236">&#x8981;&#x6CE8;&#x610F;&#xFF01;&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574; &#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x8A18;&#x5165;&#x3067;&#x3088;&#x304F;&#x3042;&#x308B;&#x9593;&#x9055;&#x3044;&#x30E9;&#x30F3;&#x30AD;&#x30F3;&#x30B0; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></p><p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 前回はその1、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/10/31/230809">&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7B49;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x66F8;&#x304D;&#x307E;&#x3057;&#x305F;</a>が、そこに扶養親族として記載できるのは収入が103万円以下の親族だけでしたね。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> でも奥さんのパートが結構忙しく、扶養の範囲内で働こうと思ってたのに気がついたらうっかり103万超えてしまっていた。。扶養親族として申告できない。。そんな方は「配偶者特別控除」という制度が使えます。</p><p>普通の配偶者控除に比べたら控除額は少なくなりますが(=旦那さんの所得税額が高くなる)、知らずに申告しないままでいるのはもったいないです。申告するには、前回取り上げた扶養控除等申告書ではなく、こちらの用紙(赤色の部分)を使います。準備はいいですか?</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20131117/20131117221025.jpg" alt="f:id:gasuuu:20131117221025j:plain" title="f:id:gasuuu:20131117221025j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> <div class="section"> <h3>条件</h3> <p>※ここでは、サラリーマンの旦那さんがパート勤めの奥さんを配偶者特別控除対象者として申告する、という設定で話をします。(旦那さんの収入は会社からの給料のみ、奥さんの収入もパート収入のみで、他に不動産や退職金収入などはない)</p><p>まず申告可能な条件としては</p> <pre>1.旦那さんの収入が12,315,790円<b>以下</b>であること 2.奥さんのパート収入が103万<b>超</b>〜141万円<b>未満</b>であること </pre><p>これがクリアできているか確認しましょう。普通の配偶者控除と違うのは、旦那さんの収入に制限があることです。旦那さんがこれだけ稼いでいるなら、そんな配偶者特別控除なんてする必要ねーだろ、ってわけです。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>書き方</h3> <p>条件がクリアできたら、早速書いてみましょう。今回、奥さんの収入金額は、条件ギリギリの1,409,999円だったとします。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20131116/20131116233907.jpg" alt="f:id:gasuuu:20131116233907j:plain" title="f:id:gasuuu:20131116233907j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>気をつけるべき点は1点のみ。一番上、旦那さんの所得の見積額を書く欄ですね。ここには収入金額そのままを書くんじゃなくて、<b>給与所得控除額を引いた、所得金額を書きます</b>。</p> <table> <tr> <th>収入金額(A)</th> <th>給与所得控除額(B)</th> <th>記入する金額<BR>(所得金額)</th> </tr> <tr> <td>~180万以下</td> <td>A×40%(65万未満の場合は65万)</td> <td>(A)−(B)</td> </tr> <tr> <td>180万超~360万以下</td> <td>A×30%+18万</td> <td>(A)−(B)</td> </tr> <tr> <td>360万超~660万以下</td> <td>A×20%+54万</td> <td>(A)−(B)</td> </tr> <tr> <td>660万超~1,000万以下</td> <td>A×10%+120万</td> <td>(A)−(B)</td> </tr> <tr> <td>1,000万超~1,500円以下</td> <td>A×5%+170万</td> <td>(A)−(B)</td> </tr> </table><p><span style="font-size: 80%">参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm">No.1410&emsp;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x7A0E;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x8ABF;&#x3079;&#x308B;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></span></p><p>今回、旦那さんの収入金額が、これまた条件ギリギリの12,315,790円だったとすると、一番下の行にあてはまるので、12,315,790円×5%+170万=2,315,789.5円、記入する所得金額は12,315,790円−2,315,789.5円=10,000,000.5(円未満切捨)となります。ちょうど、小さくカッコ書きで「1,000万を超える場合は申告できません」と書いてありますね。ギリギリセーフです。</p><p>といっても、あくまでこれは平成25年の「見積もり額」ですから、12,315,790円みたいに1円単位まで書く必要はありません。まだ今の時点では12月のお給料も確定されてないでしょうしね。1,000万円超えるか超えないか微妙。。そんな場合は給与担当者にその旨伝えておいてください。最後に確定された収入金額に応じて、適切に処理してくれるはずです。</p><p>で、あとは、、図をみれば分かりますかね。奥さんの収入金額(1,409,999円)を表の左上に書いて、引き算したり矢印に従って数字を当てはめたりすればOKです(雑)。簡単簡単!</p><br /> <p>以上、配偶者特別控除についてでした。残るは保険料控除についてですが、今年はもう書かないかも。。去年と変わらないし。。まあ余力があったら書かせていただきます。</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2013%2F10%2F31%2F230809" title="【平成26年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div> gasuuu 【平成26年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 hatenablog://entry/12921228815711499385 2013-10-31T23:08:09+09:00 2016-11-20T11:36:39+09:00 New! アルバイトさんの年末調整についても書きました スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら 見落としやすいポイントをまとめてます こんにちは、給与計算教室です。 今年もあの季節がやってきました、そう年末調整の季節です。今年は特に法改正もないので*1、年末調整書類の書き方・記入例は去年の記事(その1・その2)を見てもらっても十分なのですが、いちおう中身を見直し、かつ図々しいタイトルをつけてみました。しかしあくまで個人の趣味ブログですので責任はもてませんご注意を! … <p><span style="font-size: 140%"><span style="color: #d32f2f"><b>New! アルバイトさんの年末調整についても書きました</b></span></span><br /> <iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2015/11/21/091044" title="これですっきり!アルバイトさんの年末調整について解説 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> <span style="color: #d32f2f"><b><span style="font-size: 140%">【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら</span></b></span><br /> <iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2015/11/03/222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜その1・扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="color: #d32f2f"><b><span style="font-size: 140%">見落としやすいポイントをまとめてます</span></b></span><br /> <iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2014/11/20/221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 今年もあの季節がやってきました、そう年末調整の季節です。今年は特に法改正もないので<a href="#f-3e1b1cef" name="fn-3e1b1cef" title="今年から復興特別所得税が導入されたので、所得税率が若干アップしますが、年末調整書類の書き方に関してはなにも影響はありません">*1</a>、年末調整書類の書き方・記入例は去年の記事(<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x305D;&#x306E;&#xFF11;</a>・<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x305D;&#x306E;&#xFF12;</a>)を見てもらっても十分なのですが、いちおう中身を見直し、かつ図々しいタイトルをつけてみました。しかしあくまで個人の趣味ブログですので責任はもてませんご注意を!</p> <div class="section"> <h3>おさらい</h3> <p>まずざっと、年末調整の目的・仕組みについて振り返っておきましょう。</p> <pre><span style="font-size: 85%">・なんらかの所得(給料をもらっていれば給与所得)を得ている人はみな、所得税を納めなければならない ・本当はそれぞれ個人が確定申告して所得税を納めるべきだが、会社勤めをしている人は会社がやってくれる ・でも年末にいきなり、所得税ウン十万請求されても困る ・ので、あらかじめ毎月の給与から、積み立て金として概算の所得税が天引きされている ・積み立ててきた金額が、年末に確定した所得税額より多ければ差額がかえってくるし、  少なければ追加でとられる</span> </pre><p>この、最後の清算処理のことを年末調整というのでしたね。で、清算するには、まずはあなたの今年の所得税額を確定させねばなりません。そしてなんとその所得税額、扶養している家族がいたり、生命保険料を払っていたりすると、お安くなるんです!!!</p><p>でもそれ、自分からアピールしないと会社としては知ったこっちゃないですよね。なので安くしてほしかったらきちんと書類かいて申告しましょうっていうお話です。もし国に少しでも税金を納めたい!という徳の高い方がいらっしゃいましたら名前と住所だけ書いて提出してもらってOKデス。</p> </div> <div class="section"> <h3>手元にある書類を確認しよう</h3> <p>会社によってやり方が違うとは思うのですが、、正しいやり方で実施する会社の場合、下記3枚が配布されたと思います。</p> <ul> <li>平成25年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書</li> <li>平成26年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書</li> <li>平成25年分 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書</li> </ul><p>長ったらしいので、上2つを<span style="color: #fc4004">まるふ</span>、3つめのを<span style="color: #5b6fe9">まるほ</span>と呼びます<a href="#f-dc8d183f" name="fn-dc8d183f" title="用紙の右上にある丸囲みの文字からそう呼ばれています">*2</a>。<br /> <span style="color: #fc4004">まるふ</span>は扶養家族や自分の状況(障害者や寡婦など)を申告する紙、<br /> <span style="color: #5b6fe9">まるほ</span>は保険料をいくら払ったかを申告する紙です<a href="#f-e655af3b" name="fn-e655af3b" title="特定の配偶者について書く紙でもありますが、それはまた次回。">*3</a>。</p><p>なぜか<span style="color: #fc4004">まるふ</span>が2枚ありますが、平成25年のは、おそらくあなたが去年、または今年転職してきた方は入社時に書いたやつが返却されてるんじゃないかと思います。今年一年、会社はその内容をもとに、積立金として所得税を天引きしてきたわけですが、もし変更あるなら修正してね〜問題なければこの内容で今年の年末調整やっちゃうよ、という最後の確認の意味を込めていったん返却してるんですね。</p><p>なので問題なければそのまま再度提出でいいし、もし修正があれば分かりやすいように赤ペン等で直し、「異動月日及び事由」の欄に理由を書いて提出しましょう。ちなみに、これには平成25年12月31時点での情報を書くようにしてください。</p><p>で、平成26年のほうは、来年の給与計算&年末調整で使います。本当は26年1月の給与支給日までに提出すればいいのですが、また年明け全員に用紙配って回収して、、となると会社も本人も面倒なので、もうこのタイミングで書かせてしまうわけです。</p><p>まあたいていは平成25年のまるふの内容と同じになるかと思いますが、赤で囲った、生年月日の条件が一年ずれるので気をつけましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20131030/20131030225730.jpg" alt="f:id:gasuuu:20131030225730j:plain" title="f:id:gasuuu:20131030225730j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p></p> </div> <div class="section"> <h3>扶養控除等申告書(まるふ)の書き方</h3> <p>たらたら話してしまいましたが。。さっさと書いてしまいましょう。今回は来年分の、<b>平成26年</b>のまるふを使って説明します。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20131030/20131030225741.jpg" alt="f:id:gasuuu:20131030225741j:plain" title="f:id:gasuuu:20131030225741j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>※独身の方など、A〜Eに該当する親族がいない場合は、一番上のオレンジの欄だけ埋めてハンコ押して提出すればOKです。</p> <div class="section"> <h4><span style="color: #006096">A:控除対象配偶者</span></h4> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20131030/20131030235057.jpg" alt="f:id:gasuuu:20131030235057j:plain" title="f:id:gasuuu:20131030235057j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 配偶者を扶養に入れる場合はここに書きます。昭和20年1月1日以前生まれ(=来年26年12月31日の時点で70歳以上)の配偶者だと老人控除対象配偶者となるので生年月日の右の欄に○をつけましょう。さらに所得税がお安くなりますよ。</p><p>で、注意すべきは所得の見積額を書く欄。収入が103万を超えると扶養にはいれない、っていうのはみなさんご存知かと。もちろんそれはそれで正しいのですが、ここには収入そのままの金額ではなく、収入から<b>65万ひいた金額</b>を書きます。</p><p>なので103万の収入の場合、103−65=38万を書くというわけですね(収入が65万円未満の場合は、65万を引くとマイナスになるので0円となります)。ちなみにこの65万という数字は給与所得控除というやつです。<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>の途中でちょろっと説明しているので気になる方はそちらを。</p><p><span style="color: #f30000">※追記</span><br /> あとつい混同しがちですが、あくまで今書いているのは「平成26年」のまるふです。今年25年いくら稼いだかを書くのではなく、来年26年いくら稼ぐことになりそうなのかを予測して書いてください。じゃあ今年25年いくら稼いだのか申告するにはどうすれば?それは25年のまるふに書くのです。あなたが去年書いたはずのやつ。会社によっては25年のは会社が持ったままで、26年のしか配布されてない場合も多いですから、そういう時は給与担当者に25年の内容を修正したい旨伝えてください。</p><p>で、103万超~141万未満の収入だった場合は、配偶者特別控除という制度が利用でき、<span style="color: #5b6fe9">まるほ</span>のほうで申告ができます。それについてはまた<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/11/17/220918">&#x6B21;&#x56DE;</a>。<br /> <span style="color: #e71b14">New!(25.11.17)書きました↓↓</span><br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/11/17/220918">&#x5965;&#x3055;&#x3093;&#x306E;&#x53CE;&#x5165;&#x304C;103&#x4E07;&#x8D85;&#x3048;&#x3066;&#x3057;&#x307E;&#x3063;&#x305F;&#x65B9;&#x3078; &#x301C;&#x305D;&#x306E;&#xFF12;&#x30FB;&#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x301C;</a><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #f30000">B:控除対象扶養親族</span></h4> <p>パターンとしては5つあります。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20131106/20131106222325.jpg" alt="f:id:gasuuu:20131106222325j:plain" title="f:id:gasuuu:20131106222325j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <table> <tr> <th>パターン</th> <th>生年月日</th> <th>同居</th> <th>上の図で言うと</th> </tr> <tr> <th>1</th> <td>昭和19年1月1日以前生まれ</td> <td>必須<a href="#f-c8bfca5a" name="fn-c8bfca5a" title="入院している場合は同居扱いされます。">*4</a></td> <td>給与計三(父)</td> </tr> <tr> <th>2</th> <td>昭和19年1月1日以前生まれ</td> <td>不問</td> <td>給与ケイ(母)</td> </tr> <tr> <th>3</th> <td>平成3年1月2日<BR>  〜平成7年1月1日生まれ</td> <td>不問</td> <td>給与計太郎(長男)</td> </tr> <tr> <th>4</th> <td>平成7年1月2日<BR>  〜平成10年1月1日生まれ</td> <td>不問</td> <td>給与計子(長女)</td> </tr> <tr> <th>5</th> <td>昭和19年1月2日<BR>  〜平成3年1月1日生まれ</td> <td>不問</td> <td>-</td> </tr> </table> <ul> <li>パターン1は70歳以上で、同居している、本人または配偶者の直系尊属<a href="#f-298114cb" name="fn-298114cb" title="タテの血縁関係。父母、祖父母、曾祖父母など">*5</a>を指します。同居老親等に○をつけましょう。</li> <li>パターン2は、70歳以上だけどパターン1には該当しなかった扶養親族になります。給与ケイさんは老人ホームに入所しているという設定なのですが、老人ホーム住まいは同居扱いになりません。その他に○をつけましょう。</li> <li>パターン3は、ちょうど大学生にあたる年齢になりますね。この時期が一番お金かかりますから、「特定扶養親族」というちょっと特別な扶養親族になれます。住所の左の欄に○をつけましょう。</li> <li>パターン4は高校生の年齢にあたります。パターン3もそうですが、これはもちろん子供に限らず、弟や妹でもかまいません。</li> <li>パターン5はまあ、いわゆるニート的な方があてはまるかと思います。</li> </ul><p>で、最後に一番右の所得額の欄ですが、<br /> これもAと同じく、収入から65万ひいた金額を書いてください。<br /> ただし、年金収入の場合は若干違ってくるのでご注意を。</p> <table> <tr> <th>年齢</th> <th>扶養に入れる年金収入額</th> <th>用紙に記入する金額</th> </tr> <tr> <th>65歳未満</th> <td>108万円以下</td> <td>70万ひいた額</td> </tr> <tr> <th>65歳以上</th> <td>158万円以下</td> <td>120万ひいた額</td> </tr> </table> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #00ac26">C:障害者、寡婦、寡夫、又は勤労学生</span></h4> <p>該当する人は少ないかもしれませんが、ここが若干ややこしいかもしれませんね。ちょっと長くなりそうなので、これは後日書きたいと思います(たぶん)。<br /> <span style="color: #d32f2f">※追記※書きました(H28.11.12)</span><br /> <iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2015/11/12/210255" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜その2・扶養控除等申告書(障害者・寡婦・寡夫・勤労学生)〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #ffbc00">D:他の所得者が控除を受ける扶養親族等</span></h4> <p>例えば夫婦共働きで子供がいる場合。子供は、どちらか収入が高い方の親の扶養に入ります。夫の扶養に入るとしたら、妻からすれば「他の所得者=夫」となり、妻はこの欄に子供と夫の名前を書くことになります。ただいまいち、この欄の必要性がよく分かってないので誰か知っていたら教えてください。とりあえず家族情報を伝えるためにあるのかなあ。。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #8900bd">E:16歳未満の扶養親族</span></h4> <p>実は16歳未満の扶養親族(今回の場合平成10年1月2日生まれ以降)って、何人いたとしても所得税額にはまったく影響しないんですよ。安くならない。でも住民税の関係で市区町村には報告しなければならず、ここに書くことによって会社が市町村に伝えてくれるのできちんと記入しておきましょう。</p><br /> <p>というわけで、扶養控除等申告書(まるふ)については以上です。無事書けましたか?次回は保険料控除申告書(まるほ)の書き方です。11月中旬には書き上げたいところですが、音沙汰なさそうであれば<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x53BB;&#x5E74;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;</a>でしのいでください。ちなみに更新したらこちらのソーシャルなメディアでお知らせします。</p> <ul> <li>Twitter:<a href="https://twitter.com/kyuyo_lesson">https://twitter.com/kyuyo_lesson</a></li> <li>Facebook:<a href="https://www.facebook.com/kyuyokeisanlesson">https://www.facebook.com/kyuyokeisanlesson</a></li> </ul><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら</b></span><br /> <iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2015/11/03/222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜その1・扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-3e1b1cef" name="f-3e1b1cef" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">今年から復興特別所得税が導入されたので、所得税率が若干アップしますが、年末調整書類の書き方に関してはなにも影響はありません</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-dc8d183f" name="f-dc8d183f" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">用紙の右上にある丸囲みの文字からそう呼ばれています</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-e655af3b" name="f-e655af3b" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">特定の配偶者について書く紙でもありますが、それはまた次回。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c8bfca5a" name="f-c8bfca5a" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">入院している場合は同居扱いされます。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-298114cb" name="f-298114cb" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">タテの血縁関係。父母、祖父母、曾祖父母など</span></p> </div> gasuuu あなたの時給は大丈夫?意外と高い最低賃金を要チェック hatenablog://entry/11696248318758066651 2013-09-25T15:06:04+09:00 2015-11-07T22:02:17+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 長らくお休みしていましたが、涼しくなってきたのでようやく再開です。 久しぶりなので今日はリハビリとしてパパッといきます、 最近改定されて話題となった最低賃金についてです。 「うちは給料安いけど、さすがに最低賃金なんてことはないやろ〜」 とスルーしがちですが、意外と危なかったりするので要チェケラですよ!スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 最低賃金ってなに? 1時間あたり最低これだけ払わないとだめです、と定められている金額のこと。 要は時給ですね、以下2つの基準があります。 地域別最… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 長らくお休みしていましたが、涼しくなってきたのでようやく再開です。<br /> 久しぶりなので今日はリハビリとしてパパッといきます、<br /> 最近改定されて話題となった最低賃金についてです。<br /> 「うちは給料安いけど、さすがに最低賃金なんてことはないやろ〜」<br /> とスルーしがちですが、意外と危なかったりするので要チェケラですよ!</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> <div class="section"> <h3>最低賃金ってなに?</h3> <p>1時間あたり最低これだけ払わないとだめです、と定められている金額のこと。<br /> 要は時給ですね、以下2つの基準があります。</p> <table> <tr> <th><span style="color: #cc0000">地域別</span>最低賃金</th> <td>47都道府県ごとに金額が決められています。<BR><a href="http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html">&#x91D1;&#x984D;&#x4E00;&#x89A7;&#x306F;&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x3002;</a></td> </tr> <tr> <th><span style="color: #0000cc">産業別</span>最低賃金</th> <td>出版業や小売業、自動車業など、<BR>特定の産業にはまた別の最低賃金額が設定されています。<BR>地域別と産業別を比べて、高いほうが適用されます。<BR><a href="http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-19.htm">&#x91D1;&#x984D;&#x4E00;&#x89A7;&#x306F;&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x3002;</a></td> </tr> </table><p>で、注目すべきは今回改定された<b><span style="color: #cc0000">地域別</span></b>のほう。<br /> アベノミクスのおかげか、全体的に大幅アップしています。<br /> 例えば東京では850円から19円アップして869円、<br /> 大阪も同じく19円アップで819円となりました。<br /> もう大都市ではアルバイトを850円や800円で雇うなんてできないわけですね。</p><p>ちなみに、本社の場所などは関係ありません。<br /> 本社が京都の会社でも、あなたが働いている場所が東京であれば<br /> 東京の最低賃金が適用されます。</p> </div> <div class="section"> <h3>試用期間中でも適用されるの?</h3> <p>もちろん適用されます。<br /> よくアルバイトの研修期間は時給が安かったりしますが、金額の設定には要注意です。<br /> (※労働局長の認可を受ければ、最低賃金より低い金額を設定することも可能ですが)</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>正社員でも要注意!!</h3> <p>「さすがに俺正社員だし、関係ない話だな」<br /> 本当にそうでしょうか???<br /> たとえば太郎さんは東京にある所定労働時間160時間/月の会社で<br /> 毎月22万の給料をもらっていますが、その内訳はこうなっています。</p> <table> <tr> <th>基本給</th> <td>130,000</td> </tr> <tr> <th>みなし残業手当</th> <td>70,000</td> </tr> <tr> <th>家族手当</th> <td>20,000</td> </tr> <tr> <th>合計</th> <td>220,000</td> </tr> </table><p>合計だけみるとクリアしてそうですが、<br /> 最低賃金を考える際にはみなし残業手当や家族手当などは除かれ、<br /> 基本給にあたる部分のみで1時間当たりの金額を算出します。<br /> なのでこの場合130,000÷160=812.5円となり、<br /> 東京の最低賃金869円を立派に下回ってますね。<br /> 基本給の部分は最低でも869×160時間=139,040円ないと違法ということになります。<br /> いま一度、ご自分の基本給の金額を確認してみてください。</p><br /> <p>以上、簡単ですが最低賃金についてでした。<br /> 結構落とし穴だったりするので、企業の人事総務の方も要確認事項です。<br /> ではまた来月~~</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750509108/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iAWVn79QL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="最低賃金で1か月暮らしてみました。" title="最低賃金で1か月暮らしてみました。"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750509108/kyuyolesson-22/">最低賃金で1か月暮らしてみました。</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 最低賃金を引き上げる会</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 亜紀書房</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2009/05</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 1人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 31回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4750509108/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (2件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486319336X/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41xwisU0LVL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="最低賃金決定要覧〈平成25年度版〉―全国で決定されている最低賃金額" title="最低賃金決定要覧〈平成25年度版〉―全国で決定されている最低賃金額"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486319336X/kyuyolesson-22/">最低賃金決定要覧〈平成25年度版〉―全国で決定されている最低賃金額</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 労働調査会出版局</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 労働調査会</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/04</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 大型本</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/486319336X/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> gasuuu しばらくお休みします hatenablog://entry/11696248318755067119 2013-06-26T13:39:11+09:00 2013-09-02T12:10:21+09:00 誰も待ってないと思うんですけど、 諸事情により6,7,8月の更新をストップさせていただきます。。 夏が終わる頃パワーアップして戻って参りますので その際はまたおつき合いいただければと思います! ではでは〜〜 <p>誰も待ってないと思うんですけど、<br /> 諸事情により6,7,8月の更新をストップさせていただきます。。<br /> 夏が終わる頃パワーアップして戻って参りますので<br /> その際はまたおつき合いいただければと思います!<br /> ではでは〜〜</p> gasuuu 来るべきに備えよう、産休育休にまつわる知識のまとめ 〜ママ編〜 hatenablog://entry/11696248318753775261 2013-05-31T16:11:26+09:00 2015-11-07T22:03:20+09:00 こんにちは。 最近Facebookなどで、知り合いが出産したという知らせをよく見かけます。 地元なんかは田舎なので、もう2人目3人目、、なんていうこともざらですね。 そこで今回は、妊娠したらいつから休めるのか、いくらもらえるのか 最低限の知識をまとめてみました。 意外ともらえるのね〜という気がするのですが、いかがでしょうか。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 産前休業前 意外と知られていなかったりしますが、 切迫流産や妊娠悪阻(つわりよりひどいやつ)のために 会社を休まなければならない場合、健康保険から傷病手当… <p>こんにちは。<br /> 最近Facebookなどで、知り合いが出産したという知らせをよく見かけます。<br /> 地元なんかは田舎なので、もう2人目3人目、、なんていうこともざらですね。<br /> そこで今回は、妊娠したらいつから休めるのか、いくらもらえるのか<br /> 最低限の知識をまとめてみました。<br /> 意外ともらえるのね〜という気がするのですが、いかがでしょうか。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> <div class="section"> <h3>産前休業前</h3> <p>意外と知られていなかったりしますが、<br /> 切迫流産や妊娠悪阻(つわりよりひどいやつ)のために<br /> 会社を休まなければならない場合、健康保険から<span style="color: #ff005f"><b>傷病手当金</b></span>というのがでます。<br /> 支給額は<b>標準報酬日額の3分の2</b>で、<br /> まあだいたい通勤費や残業代なんかも含めたお給料の3分の2と考えてください。<br /> 例えば標準報酬月額が36万の人は、標準報酬日額は32万÷30日=12,000円になるので、<br /> その3分の2の8,000円が日々もらえるという計算です(実際には後でまとめて請求)。<br /> もし正確な標準報酬月額・日額を知りたければ<br /> 給与担当者に聞けば教えてくれると思いますし、天引きされている保険料額を<br /> 自分の加入している健康保険の保険料率で割れば算出できますよ。</p> </div> <div class="section"> <h3>産前休業</h3> <p>出産予定日の前6週間(双子ちゃんなど多胎妊娠の場合は14週間)、<br /> ママの請求によって産前休業が取得でき、<br /> 加入している健康保険から<span style="color: #ff005f"><b>出産手当金</b></span>がもらえます。<br /> 予定日が早まったらそこで切り上げ、遅れたらそのぶん延長されます。<br /> ポイントはあくまで「ママの請求」によって取得できるということ。<br /> つわりもないし全然働けるわ〜というママの場合は<br /> 出産日の当日まで働くこともまあ正直可能ですし、会社としても<br /> 本人が働きたいと言っているなら無理に休ませる義務はありません。</p><p>で、出産手当金はいくらもらえるかというと、<br /> 先ほどの傷病手当金とおなじ、<b>標準報酬日額の3分の2</b>です。<br /> しかし、たまに休業中にもお給料を出してくれる太っ腹な会社もあって、<br /> その場合だと出産手当金は支給されないor減額調整されます。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>出産日当日</h3> <p>病院にもよるでしょうが、入院・分娩費ってだいたい45万くらいかかるそうです。<br /> そして出産って、病気ではないので健康保険証が使えない=10割負担になるので<br /> その費用にあててくださいってことで、<br /> 健康保険から1児につき<b>42万円</b><a href="#f-c066fa57" name="fn-c066fa57" title="産科医療補償制度に未加入の産院で出産した場合は39万円です">*1</a>が<span style="color: #ff005f"><b>出産育児一時金</b></span>として支給されます。<br /> また健保組合によっては、さらに独自の給付として<br /> プラス何万円か上乗せしてくれたりするので要チェックです。</p><p>ただし、帝王切開の場合はまたさらにお金がかかるんですよね。<br /> なので出産育児一時金に加えて、<br /> 通常分娩にはない帝王切開ならではの部分については保険証が使えて3割負担になり、<br /> それでも自己負担額が大きい場合は<b>高額療養費</b>という制度が使えるので<br /> 知っておきましょう。</p> </div> <div class="section"> <h3>産後休業</h3> <p>出産日の8週間後までは、<br /> 産前に引き続いて産後休業が取得できて<span style="color: #ff005f"><b>出産手当金</b></span>ももらえます。<br /> ただ、わたしは早く仕事に復帰したい!というママの場合は<br /> お医者さんのOKが出れば6週間後から職場復帰できます。<br /> なので産後6週間すぎるまでは、本人の意思に関わらず絶対休ませろってことですね。<br /> 産前休業とはちょっと違うところです。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" 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<table> <tr> <td>-</td> <th>産前</th> <th>出産日</th> <th>産後</th> <th>育休</th> </tr> <tr> <th>健康保険</th> <td>出産手当金<BR>傷病手当金</td> <td>出産育児一時金</td> <td>出産手当金</td> <td>×</td> </tr> <tr> <th>雇用保険</th> <td>×</td> <td>×</td> <td>×</td> <td>育児休業基本給付金</td> </tr> </table><p>もっと細かい話はいろいろありますが、<br /> まずはざっくり、以上のことを頭にいれておきましょう。<br /> 特にどういう時期にどこからお金が出るのかという点ですね。<br /> 毎月健康保険料や雇用保険料を払ってる意味を<br /> 少しでも感じていただければと思います。</p><p>来月はパパの育休についてお話しできればと思います。<br /> それではまた次回〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862120598/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41MwBzGleLL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="働く女性が子どもを産むとき読む本―妊娠~休職~出産~復職まで、スケジュールと手続きが全部わかる!" title="働く女性が子どもを産むとき読む本―妊娠~休職~出産~復職まで、スケジュールと手続きが全部わかる!"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862120598/kyuyolesson-22/">働く女性が子どもを産むとき読む本―妊娠~休職~出産~復職まで、スケジュールと手続きが全部わかる!</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 北條麻木</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> ロコモーションパブリッシング</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2008/02/28</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本(ソフトカバー)</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 5人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 28回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4862120598/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0087KZBM2/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61vjdyxIYjL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="一生働く覚悟を決めた女性たちへ 扶桑社新書" title="一生働く覚悟を決めた女性たちへ 扶桑社新書"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0087KZBM2/kyuyolesson-22/">一生働く覚悟を決めた女性たちへ 扶桑社新書</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 古川裕倫</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 扶桑社</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2012/09/01</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> Kindle版</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B0087KZBM2/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-c066fa57" name="f-c066fa57" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">産科医療補償制度に未加入の産院で出産した場合は39万円です</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-e58c91a1" name="f-e58c91a1" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">保育園に入れなかったなどの場合は1歳6ヶ月の誕生日前々日まで</span></p> </div> gasuuu 新卒のみなさんへ 気になる初任給はいつもらえる? hatenablog://entry/6435988827676555302 2013-04-01T19:51:37+09:00 2015-11-07T22:04:04+09:00 4月になりました。新社会人のみなさん、就職おめでとうございます。 きっと希望と不安の入り交じった、複雑な心境かと思いますが、なんといっても社会人はお金がもらえます。初任給で何を買うか、もう決まりましたか?若い頃は貯金なんかせず、じゃんじゃん使えばいいと私は思いますが、しかし初任給っていつもらえるのか、気になるところですよね。4月?5月?なんかわざわざ人事総務に聞くのもあれだし、、まあ一応去年の記事でも書いたんですけど、今回は「いくらもらえる」より「いつもらえる」に焦点をあてて、もうちょっと分かりやすくライトに書き直してみます。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.ads… <p>4月になりました。新社会人のみなさん、就職おめでとうございます。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20130401/20130401194951.png" alt="f:id:gasuuu:20130401194951p:plain:h280" title="f:id:gasuuu:20130401194951p:plain:h280" class="hatena-fotolife" style="height:280px" itemprop="image"></span><br /> きっと希望と不安の入り交じった、複雑な心境かと思いますが、なんといっても社会人はお金がもらえます。初任給で何を買うか、もう決まりましたか?若い頃は貯金なんかせず、じゃんじゃん使えばいいと私は思いますが、しかし初任給っていつもらえるのか、気になるところですよね。4月?5月?なんかわざわざ人事総務に聞くのもあれだし、、</p><p><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/04/05/195155">&#x307E;&#x3042;&#x4E00;&#x5FDC;&#x53BB;&#x5E74;&#x306E;&#x8A18;&#x4E8B;&#x3067;&#x3082;&#x66F8;&#x3044;&#x305F;&#x3093;&#x3067;&#x3059;&#x3051;&#x3069;</a>、今回は「いくらもらえる」より「いつもらえる」に焦点をあてて、もうちょっと分かりやすくライトに書き直してみます。<iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2012/04/05/195155" title="給与計算教室臨時号 ~気になる初任給の手取りはいくら?~ - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> <div class="section"> <h3>単刀直入に言うと</h3> <p>「会社の締め日によって違うけど、4月に満額<a href="#f-cfbc2617" name="fn-cfbc2617" title="社会保険料や税金などの天引き前の話です。">*1</a>もらえる会社が多いよ」です。締め日ってのは雇用契約書や入社案内の書類などに書いてあると思うので、さっそく探してみましょう。以下、締め日・支払日の代表的なパターンを3つ紹介します。</p> <div class="section"> <h4><span style="color: #ff9e00">1、当日末締め、当月25日払い</span></h4> <p>特に大企業ではもっとも多いパターンだと思います。例えば今月だと、4/30に締めて、4/25に支払われます。でも30日に締めるのに、その前の25日に支払ってどういうこと?30日に締めたら、普通に考えて支払は翌月5月になるのでは??そう思いますよね。しかしそこは学生アルバイト時代の感覚を捨て去りましょう。</p><p>まず社会人のお給料は「固定給」と「変動給」この2つにわけられます。</p> <table> <tr> <th>固定給</th> <td>基本給や役職手当、家族手当など、あらかじめちゃんと金額が決まっていて、それが毎月同額支払われるたぐいのもの</td> </tr> <tr> <th>変動給</th> <td>残業代や欠勤控除、成果報酬の出来高払いなど、締め日が終わってからじゃないと集計できないもの</td> </tr> </table><p>なので固定給は、すでに金額が分かっているので、締め日まで待たなくても満額支払ができるんです。で、変動給に関してはさすがに4/30以降じゃないと金額が判明しないので5/25のお給料日にて支給・控除されます。4/25に初任給満額もらったあとで1日欠勤してしまったとしても、ちゃんと翌月5/25で調整されるようになってるわけですね。</p><p>「固定給は当月、変動給は翌月」このタイミングの違いが理解できればすんなり納得できるかと思います。同期にドヤ顔で教えてあげましょう。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #ff9e00">2、当日15日締め、当月25日払い</span></h4> <p>これ、会社の書き方にもよるんですが、さらに2パターンにわかれます。ひとつはさっき説明したパターン1と似ていて、固定給は4/25に満額支払っておいて、3/16〜4/15のあいだで確定した変動給を、4/25に支給するというケース。</p><p>もうひとつは、3/16〜4/15分の固定給と変動給を同じタイミングでに4/25に支払うケースです。後者の場合だと初任給は日割り計算で15日分しかもらえないことになるので、ちょっとテンション下がりますけどね。。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #ff9e00">3、当日末締め、翌月10日払い</span></h4> <p>これがまあ学生には一番なじみがあって分かりやすいですかね。固定給も変動給も、同じタイミングで翌月に支払われるパターンです。残念ながら初任給は5月までおあずけということになります。たまに翌月10日ではなく翌月25日払いなんて会社もあるので、それだとさらにキツいですね。。</p><br /> <p>以上、初任給はいつもらえるのか簡単に書いてみました。まあ一番いいのは人事総務に直接聞くことですけどね。自分の大事なお給料です。決して無関心のまま放置せず、なにか疑問があれば遠慮せずに質問する姿勢が大切だと思いますし、そんな時はこのブログも何かの手助けになるかと思います。ぜひとも新社会人としての一般教養、必須バイブルとして、この給与計算教室をよろしくお願いしたい所存であります。ではまた次回お会いしましょう、明日からも研修等がんばってください〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span><br /> </p> </div> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <ul> <li>Twitterは<a href="https://twitter.com/kyuyo_lesson">&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a></li> <li>Facebookは<a href="http://www.facebook.com/kyuyokeisanlesson">&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a></li> </ul><p><iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2012/04/05/195155" title="給与計算教室臨時号 ~気になる初任給の手取りはいくら?~ - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2012/01/25/113921" title="給与計算教室をひらきます~自分のお給料を把握できるようになろう~ - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="http://gasuuu.hatenadiary.com/embed/2012/09/25/100914" title="給与計算教室まとめ編 〜給与計算のやり方をおさらいしよう〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478015422/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41u1fcgn0ZL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="入社1年目の教科書" title="入社1年目の教科書"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478015422/kyuyolesson-22/">入社1年目の教科書</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 岩瀬大輔</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> ダイヤモンド社</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2011/05/20</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本(ソフトカバー)</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 8人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 692回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4478015422/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (59件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513870/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/510LRvfxgJL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="会社の教科書" title="会社の教科書"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513870/kyuyolesson-22/">会社の教科書</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> matsu</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> フォレスト出版</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2010/03/26</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本(ソフトカバー)</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 4人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 8回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4894513870/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (2件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> 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3月末で退職し、4月からは新天地で、という方も多いんじゃないかと思います。<br /> でも退職手続きのあれこれっていまいちよくわからない、、<br /> とりあえず会社に任せっきりだけど、、<br /> 今月はそんな人のために、<br /> 退職にまつわる社会保険・税金関係の手続きをまとめてみました。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20130324/20130324102406.png" alt="f:id:gasuuu:20130324102406p:plain:h300" title="f:id:gasuuu:20130324102406p:plain:h300" class="hatena-fotolife" style="height:300px" itemprop="image"></span><br /> </p> <div class="section"> <h3>大事なポイント</h3> <table> <tr> <th>健康保険・厚生年金保険</th> <td>末日退職の場合は2ヶ月分天引きされる</td> </tr> <tr> <th>雇用保険被保険者証</th> <td>大事に保管して次の会社へ提出</td> </tr> <tr> <th>源泉徴収票</th> <td>大事に保管して次の会社へ提出</td> </tr> <tr> <th>住民税</th> <td>選べる3パターン:一括徴収・普通徴収・特別徴収継続</td> </tr> </table> </div> <div class="section"> <h3>健康保険</h3> <p>3月31日退職で、4月にはお給料が発生しない場合、<br /> 健康保険料と厚生年金保険料はそれぞれ2ヶ月分控除されます<a href="#f-be52b8a0" name="fn-be52b8a0" title="お給料が翌月払いの会社は普段通り1ヶ月分のみの天引きです。">*1</a>。<br /> ただでさえ高い保険料が2倍になるなんて、、とめまいがするかもしれませんが、<br /> 以下2つのポイントをおさえれば納得、、のはずです。たぶん。</p> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">1.保険料は翌月のお給料日にて天引きされる</span></h4> <p>3月分の保険料が、通常なら4月のお給料日にて天引きになるはずが、<br /> 退職するのでもう4月にお給料発生しないですよね。あっても残業代ぐらいです。<br /> なので3月分の保険料を天引きするタイミングがなくなってしまうので、<br /> 3月のお給料日で2・3月分まとめて天引きされるという仕組みになっています。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">2.月の末日に在籍していると、その月の社会保険料が発生する<a href="#f-ec2e0376" name="fn-ec2e0376" title="月途中の入社でも、末日には在籍していることになるので、その月の保険料は発生します。">*2</a></span></h4> <p>実は3月の途中で退職した場合は、3月の保険料は発生しません。<br /> じゃあ3月31日じゃなくて、30日に退職すれば3月分の保険料かからないってこと?<br /> はい、そうなりますね。でもそれだと3月は、<br /> 健康保険・厚生年金ともに無保険の状態になってしまいます。<br /> もし3月30日に退職して、翌日31日に事故や病気にでもなったら大変です。</p><p>まああまり大きな声では言えないんですが、わたしも前の会社を退職する時、<br /> 2ヶ月天引きが嫌で、わざわざ30日付退職にしてもらった過去があります。。<br /> そして無保険の状態で31日に旅行に行くという大変デンジャラスなことまで。。<br /> まあ無事に帰って来れたのでよかったんですけど、おすすめはしないというか、<br /> 立派にダメなことなので良い子のみなさんは真似しないで下さい。</p><p>もちろん<br /> 「1日くらいならなんとかなるかもだけど、次の転職まで少しあくんだよなー」<br /> そんな方もいると思います。その場合は以下の保険でつなぎましょう。<br /> というかまあ転職までの期間が長かろうが短ろうが、これが正しい選択です。</p> <table> <tr> <th>任意継続</th> <td>退職する会社の健康保険に継続して加入し続けられます(2年間まで)。退職後、20日以内に自分で手続きが必要です。もちろん会社負担分がなくなるので、上限があると言えど、今までの保険料よりぐんと高くなります。</td> </tr> <tr> <th>国民健康保険</th> <td>自分で市役所に行って手続きをします。この保険料はちょっと特殊で、地域によって金額も違うので、いろいろ分からなければ窓口に相談してみましょう。こちらの保険料も結構高いと記憶しています。住民税みたいに、前年の所得をもとに決まるんですよね。任意継続する場合とどちらが安いか、よく検討してみましょう。</td> </tr> </table><p><BR></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>厚生年金保険</h3> <p>2ヶ月控除の仕組みは、上記の健康保険と同じです。<br /> なので私は退職した月の保険料がぽっかり未納になっている、という状況なのですが、<br /> まあ1ヶ月分ぐらい払わなくても、将来もらえる年金額にたいした影響はなかろう、、<br /> と思ってしまってそのままにしています。。<br /> 過去2年までなら追納もできますしね。<br /> こんなやつがいるから日本の年金制度はだめになるんや。。</p><p>で、次の会社までをつなぐための正しい選択は、<br /> 市役所に行って国民年金への切り替え手続きをすることです。<br /> このページにいろいろなパターンが書いてあるので、参考にしてみて下さい。<br /> <a href="http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=1802">http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=1802</a><br /> 自治体にもよりますが、数ヶ月放置してると<br /> あんた会社やめたの知ってるよ、国民年金払ってね、っていう案内ハガキが<br /> わざわざご丁寧に届くので、速やかに手続・支払いすることをおすすめします。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>雇用保険</h3> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">1.雇用保険被保険者証</span></h4> <p>健康保険みたく、実は雇用保険にも保険証があります。<br /> といっても小さな横長の、ペラペラした一枚紙なんですけどね。<br /> 本人に保管させている会社もありますが、<br /> たいてい会社で預かってくれてると思うので、それが退職時に返却されます。<br /> で、次の会社でそれを提出すると、赤で囲んだ「被保険者番号」をもとに<br /> また雇用保険の加入手続きをおこなってくれるので、なくさないようにしましょう。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20130324/20130324102649.gif" alt="f:id:gasuuu:20130324102649g:plain" title="f:id:gasuuu:20130324102649g:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">2.雇用保険被保険者資格喪失確認通知書</span></h4> <p>これは後日会社から送られてくると思います。<br /> この確認通知書にも「被保険者番号」が記載されているので、<br /> もし前述の雇用保険被保険者証をなくしてしまってもこれでなんとかなるので、<br /> しばらくは持っておいたほうがいいでしょう。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">3.離職票</span></h4> <p>これは希望した人のみですね。<br /> 次の会社が決まっていなくて、失業手当をもらいたい人に渡されます。<br /> スムーズな会社だと退職して1ヶ月以内にはGETできると思います。<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/02/27/121110">&#x5931;&#x696D;&#x624B;&#x5F53;&#x306E;&#x53D7;&#x7D66;&#x671F;&#x9593;&#x306F;&#x9000;&#x8077;&#x306E;&#x7FCC;&#x65E5;&#x304B;&#x3089;&#x306F;&#x3058;&#x307E;&#x3063;&#x3066;&#x3057;&#x307E;&#x3046;</a>ので<br /> 早くやってもらうにこしたことはないでしょう。<br /> <BR></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>所得税</h3> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">源泉徴収票</span></h4> <p>とても大事なものです。かーなーらーず、次の会社に提出してください。<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x308C;&#x304F;&#x3089;&#x3044;&#x306F;&#x77E5;&#x3063;&#x3068;&#x304D;&#x305F;&#x3044;&#x3001;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306E;&#x898B;&#x65B9;&#xFF01; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a><br /> でもお話しましたが、12月の年末調整では<br /> その年の1月から12月のあいだに発生した収入をもとに計算されます。<br /> なので年の途中で入社した場合、それまでの収入金額を会社に報告せねばなりません。<br /> その報告手段がこの源泉徴収票になるというわけです。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121227/20121227230555.png" alt="f:id:gasuuu:20121227230555p:plain:h360" title="f:id:gasuuu:20121227230555p:plain:h360" class="hatena-fotolife" style="height:360px" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%"><span style="color: #555656"><br /> この、青で囲んだ3つの数字が必要なんです。<BR>あと平成24年とありますが、今年退職なら平成25年になります。</span></span></p><p>なくしたら前の会社にまた連絡を取って再発行してもらうはめになるので<br /> うげーそれは面倒だな、、と思った人は絶対になくさないでくださいね。<br /> <BR></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>住民税</h3> <p>住民税の支払年度は6月〜翌年5月となっています。<br /> ちょっとややこしく思うかもしれませんが、いま私たちは平成23年分の住民税を、<br /> 平成24年6月〜平成25年5月の12ヶ月間にかけて支払っている最中になります。<br /> なので今回25年3月に退職してしまうと、4,5月分の支払いが残ってしまいますよね。<br /> じゃあどうするかというと、選択肢は3つあります。</p> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">1.一括徴収</span></h4> <p>3月のお給料にて、もう4,5月分の住民税も一括して天引きされる方法です。<br /> まずは優先してこの方法がとられます。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">2.普通徴収</span></h4> <p>社会保険料だって2ヶ月も天引きされるのに、住民税まで一括で天引きされたら困る、、<br /> そんな人は普通徴収を申し出ましょう<a href="#f-6eab44a1" name="fn-6eab44a1" title="1〜4月に退職する人って、本当は一括徴収されるのが義務付けられているのですが、実際のところは普通徴収や特別徴収を選んでも大丈夫です。">*3</a>。<br /> 後日自宅あてに納付書が届くので、それをコンビニ等で支払います。<br /> とはいえ、これも一括で支払うことになると思うのであまり変わりませんが<a href="#f-e9280fe4" name="fn-e9280fe4" title="通常、普通徴収は4回払いですが、もう4,5月分しか残っていないので1回払いの納付書が届くと思います。つまり退職する時期によって、1 or 2 or 3 or 4回払いの納付書が届くということです。">*4</a>、、。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #f98500">3.特別徴収の継続</span></h4> <p>次の会社でも今までみたく、お給料から天引きされるように手配してもらえます。<br /> まず今の会社に「特別徴収継続にします」と申し出ると<br /> 住民税異動届という書類をもらえますので、それを次の会社に提出してください。<br /> 次の会社はそれにいろいろ記入し、あなたの住む市区町村に提出すれば、<br /> また以前のようにお給料からの天引きがはじまる、、と言いたいところですが、<br /> こうやって書類のやりとりしてたらもう今年の支払い年度が終わってしまうので、<br /> あまり現実的ではないかもしれません。<br /> もうここはおとなしく、4,5月分は一括されるか普通徴収で自分で納めて、<br /> 次の年度分から給料天引きにしてもらう、というのがよさそうです<a href="#f-95db2741" name="fn-95db2741" title="5月頃に、次の年度分の住民税納付書が自宅あてに届くので、それを会社に持っていけば、給料から天引きになるよう手続きしてくれます。">*5</a>。<br /> <BR><br /> 以上が退職時に発生する最低限の手続きになります。<br /> ただでさえ慌ただしいのにいろいろ面倒かもしれませんが、<br /> 会社の担当者もたまに分かってなかったりするので、<br /> あれ、この手続き抜けてる?と思ったらこっちから催促してみましょう。<br /> それでは、みなさま新天地でのご活躍をお祈りしております!</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span><br /> </p> </div> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <ul> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/02/27/121110">&#x4F1A;&#x793E;&#x3084;&#x3081;&#x305F;&#x3044;&#xFF01;&#x3067;&#x3082;&#x5931;&#x696D;&#x4FDD;&#x967A;&#x306F;&#x3044;&#x304F;&#x3089;&#x3082;&#x3089;&#x3048;&#x308B;&#xFF1F; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x308C;&#x304F;&#x3089;&#x3044;&#x306F;&#x77E5;&#x3063;&#x3068;&#x304D;&#x305F;&#x3044;&#x3001;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306E;&#x898B;&#x65B9;&#xFF01; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> </ul><p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489795133X/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61nIobxOZzL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド" title="会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489795133X/kyuyolesson-22/">会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 土屋 信彦</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> アニモ出版</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2011/11/15</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本(ソフトカバー)</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 1人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 4回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/489795133X/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AZUDATI/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EAHN7xGKL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="他人は教えてくれない 会社を辞めるときの手続きガイド" title="他人は教えてくれない 会社を辞めるときの手続きガイド"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AZUDATI/kyuyolesson-22/">他人は教えてくれない 会社を辞めるときの手続きガイド</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 土屋信彦</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 安曇出版</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/01/16</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> Kindle版</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00AZUDATI/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-be52b8a0" name="f-be52b8a0" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">お給料が翌月払いの会社は普段通り1ヶ月分のみの天引きです。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-ec2e0376" name="f-ec2e0376" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">月途中の入社でも、末日には在籍していることになるので、その月の保険料は発生します。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-6eab44a1" name="f-6eab44a1" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">1〜4月に退職する人って、本当は一括徴収されるのが義務付けられているのですが、実際のところは普通徴収や特別徴収を選んでも大丈夫です。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-e9280fe4" name="f-e9280fe4" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">通常、普通徴収は4回払いですが、もう4,5月分しか残っていないので1回払いの納付書が届くと思います。つまり退職する時期によって、1 or 2 or 3 or 4回払いの納付書が届くということです。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-95db2741" name="f-95db2741" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">5月頃に、次の年度分の住民税納付書が自宅あてに届くので、それを会社に持っていけば、給料から天引きになるよう手続きしてくれます。</span></p> </div> gasuuu 会社やめたい!でも失業保険はいくらもらえる? hatenablog://entry/6435922169449392911 2013-02-27T12:11:10+09:00 2015-11-07T22:05:46+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 そろそろ年度末、このタイミングで退職を考えている人もいる多いかもしれません。 でもなかなか転職先が見つからなかったらどうしましょう。 そんなときに登場するのが雇用保険の基本手当、通称「失業保険」です。 失業保険ってすぐもらえるの?そしていくらぐらいもらえるのか? 今日はそんな失業保険の基本をおさえます。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 設定 名前:給与太郎 年齢:30歳 給料:基本給30万+通勤手当3万+住宅手当5万=合計38万 勤続年数:5年 退職日:2013年3月31日 離… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> そろそろ年度末、このタイミングで退職を考えている人もいる多いかもしれません。<br /> でもなかなか転職先が見つからなかったらどうしましょう。<br /> そんなときに登場するのが雇用保険の基本手当、通称「失業保険」です。<br /> 失業保険ってすぐもらえるの?そしていくらぐらいもらえるのか?<br /> 今日はそんな失業保険の基本をおさえます。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> <div class="section"> <h3>設定</h3> <ul> <li>名前:給与太郎</li> <li>年齢:30歳</li> <li>給料:基本給30万+通勤手当3万+住宅手当5万=合計38万</li> <li>勤続年数:5年</li> <li>退職日:2013年3月31日</li> <li>離職理由:自己都合退職</li> <li>障害:なし</li> </ul><p><BR></p> </div> <div class="section"> <h3>失業保険をもらえる条件</h3> <p>だれでも失業保険がもらえるかというと、そうではありません。</p> <div class="section"> <h4>条件1:はたらく意思と能力があるのに、就職できない状態にあること</h4> <p>まずこれが大前提です。たとえば以下のケースだと失業保険はもらえません。</p> <ul> <li>病気やけがをしている</li> <li>妊娠・出産・育児中である</li> <li>定年などで退職して、しばらく休養しようと思っている</li> <li>結婚などにより家事に専念するため、すぐには就職しない</li> </ul><p>上2つは、はたらく意志があったとしても身体の能力がともなっていないし、<br /> 下2つは、能力があってもはたらく意志がないよね、ということになります。</p> </div> <div class="section"> <h4>条件2:離職の日以前の2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること<a href="#f-5ad181ea" name="fn-5ad181ea" title="特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。">*1</a><a href="#f-cf827acf" name="fn-cf827acf" title="病気や怪我、産休や育休で休んだ期間は、離職の日以前の2年間にプラスすることができます(最高4年まで)。">*2</a></h4> <p>被保険者期間っていうのはごくごく簡単に言うと、<br /> 出勤日数(有給含む)が11日以上ある月、って意味です。<br /> まあ欠勤しまくったりしない限りはクリアできる条件だと思います。<br /> あとあくまで「2年間の間に12ヶ月以上」あればいいので、<br /> 勤務年数がまだ2年満たなくたって、<br /> まじめに11日以上働いた月が12ヶ月あればそれでOKですよ。<br /> それに転職経験がある場合、前職の勤務期間も通算できます<a href="#f-c2ad8e00" name="fn-c2ad8e00" title="前職の退職日と現職の入社日の期間が1年以内で、当時失業保険をもらっていなかった場合に限ります。">*3</a>。</p><p>給与太郎さんの場合、きっちり5年間勤務してきたので、<br /> この条件は問題なくクリアですね。</p> </div> </div> <div class="section"> <h3>どうやってもらえるの?</h3> <p>4週間に1度、指定された日に、ハローワークに出向きます。<br /> そこで失業認定申告書というものを提出します(画像は一部のみです)。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140219/20140219102705.png" alt="f:id:gasuuu:20140219102705p:plain" title="f:id:gasuuu:20140219102705p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> ハローワークはこれをみて、<br /> この4週間での求職活動の回数や内容をチェックします。<br /> まじめに就職活動してるなと認定されたら、右上のカレンダーにある一日一日に対して<br /> 「基本手当日額」の支給が決定されていきます<a href="#f-dfee8d31" name="fn-dfee8d31" title="単発のバイトなどで収入があった日に対しては、その収入金額に応じて減額されたり、支給されなかったりします。">*4</a>。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>基本手当日額とは?</h3> <pre>賃金日額×給付率=基本手当日額 </pre><p>賃金日額は、退職前の6ヶ月間に支払われた賃金<a href="#f-7671a4f3" name="fn-7671a4f3" title="賞与や臨時支給のものは除きます。">*5</a>を、180で割った金額です。<br /> 給与太郎さんの場合は38万(通勤手当などの諸手当も含めます)なので、<br /> (38万×6ヶ月)÷180=12,666円(1円未満切り捨て)になります。</p><p>これが日額としてそのままもらえたら嬉しいんですけど、<br /> 残念ながら給付率というのをかけることによってガクッと減らされてしまいます。。</p> <table> <tr> <th>賃金日額</th> <th>給付率</th> </tr> <tr> <td>2,320円以上4,640円未満</td> <td>80%</td> </tr> <tr> <td>4,640円以上11,740円以下</td> <td>80%〜50%</td> </tr> <tr> <td>11,740円超14,310 円以下</td> <td>50%</td> </tr> </table><p>中段の計算は複雑なので省略します、、<br /> ようは賃金日額が高いほど給付率が低くなってガクっと減ります。<br /> 給与太郎さんは下段にあてはまるので、<br /> 太郎さんの基本手当日額は12,666円×50%=6,333円になりますね。</p><p>ちなみに高収入の方は、給付率をかけてもまだ十分高かったりするので、<br /> 年齢別で最高限度額も決められています。</p> <table> <tr> <th>年齢</th> <th>最高限度額</th> </tr> <tr> <td>30歳未満</td> <td>6,440円</td> </tr> <tr> <td>30歳以上45歳未満</td> <td>7,155円</td> </tr> <tr> <td>45歳以上60歳未満</td> <td>7,870円</td> </tr> <tr> <td>60歳以上65歳未満</td> <td>6,759円</td> </tr> </table><p>※最低限度額は年齢関係なく1,856円です。</p> </div> <div class="section"> <h3>ずっともらえるの?</h3> <p>仕事が決まるまで永遠にもらえるかといったらもちろんそうではなく、<br /> ちゃんと支給日数の限度が決まっています。<br /> しかも有効期限は退職日の翌日から1年なので、<br /> あんまり手続き等のんびりしていると、支給日数がまだ残ってるのに<br /> 1年過ぎちゃった、なんてことにもなりかねないのでご注意を。</p> <table> <tr> <th>勤務年数<a href="#f-53420aad" name="fn-53420aad" title="正しくは「被保険者であった期間」といいます。これももちろん、前職の勤務年数を通算できます(前職の退職日と現職の入社日の期間が1年以内で、当時失業保険をもらっていなかった場合に限ります)">*6</a></th> <th>1年以上〜10年未満</th> <th>10年以上〜20年未満</th> <th>20年以上</th> </tr> <tr> <td>年齢関係なし</td> <td>90日</td> <td>120日</td> <td>150日</td> </tr> </table><p>給与太郎さんは勤務年数5年なので、支給日数は90日。<br /> 退職日の翌日から1年の間に、<br /> 基本手当日額6,333円×90日=569,970円もらえるということになります。</p><p>イメージとしては、給与太郎さんは一枚6,333円の金券を90枚持っており、<br /> 失業していると認められた日に対して、一枚一枚消費していくっていう感じです。<br /> ただし金券には有効期間があって、<br /> それは退職日の翌日から1年ですよ、ということになります。</p><p><BR></p> </div> <div class="section"> <h3>いつからもらえるの?</h3> <p>自己都合退職だろうと会社都合だろうと、すべての人は<br /> まず退職日の翌日から7日間(待機期間)は失業保険をもらえません。<br /> この待機期間中にアルバイトをすると、そのぶん支給開始日が後ろにずれます。</p><p>で、7日ぐらいならまあ待てると思うんですけど、<br /> 自己都合退職のひとは、そこからさらに3ヶ月もらえません。<br /> この3ヶ月間を「給付制限期間」と呼びますが、じゃあこの給付制限期間中、<br /> 収入も失業保険もない状態でどうしたらいいのでしょうか。</p><p>もちろん、アルバイトすることが認められています。<br /> しかし注意点がいくつかあります。</p> <ul> <li>この給付制限期間中+4週間のあいだに、3回以上就職活動<a href="#f-c71d3ef4" name="fn-c71d3ef4" title="主な就職活動として、求人への応募、ハローワークや許可・届出のある民間機関が行う職業相談・職業紹介等を受けたこと、各種講習・セミナーの受講、求職活動方法等を指導するセミナー等の受講、個別相談ができる企業説明会等への参加、再就職を目指すための各種国家試験・検定等の資格試験の受験などが挙げられます。">*7</a>をしていること</li> <li>必ずハローワークに、アルバイトしたことを報告すること</li> <li>単発のバイトでも短期のバイトでも大丈夫。ただしハローワークによっては、短期のバイトでも「就職した」とみなされるので、事前にハローワークに確認しておくこと</li> </ul><p>まあ基本的に給付制限期間中にいくら稼いでも、<br /> この後もらう失業保険の額には影響ないのですが、<br /> ハローワークによっては「それってもう失業状態じゃないよね?」<br /> とみなされることもあるので、要確認ってことですね。<br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>3ヶ月も待てないんですけど、、</h3> <p>自己都合退職でも、以下に当てはまる場合はすぐに失業保険がもらえます。</p> <div class="section"> <h4>1.特定受給資格者・特定理由離職者に該当する</h4> <p><a href="https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_range.html#jukyuu">&#x30CF;&#x30ED;&#x30FC;&#x30EF;&#x30FC;&#x30AF;&#x30A4;&#x30F3;&#x30BF;&#x30FC;&#x30CD;&#x30C3;&#x30C8;&#x30B5;&#x30FC;&#x30D3;&#x30B9; - &#x7279;&#x5B9A;&#x53D7;&#x7D66;&#x8CC7;&#x683C;&#x8005;&#x53CA;&#x3073;&#x7279;&#x5B9A;&#x7406;&#x7531;&#x96E2;&#x8077;&#x8005;&#x306E;&#x7BC4;&#x56F2;&#x306E;&#x6982;&#x8981;</a><br /> ↑に書かれているケースに該当する場合、自己都合退職にはなりません。<br /> その中から特に、自己都合だと勘違いしやすいケースを抜粋しておきます。</p> <ul> <li>(3) 父若しくは母の死亡、疾病、負傷等のため、父若しくは母を扶養するために離職を余儀なくされた場合又は常時本人の介護を必要とする親族の疾病、負傷等のために離職を余儀なくされた場合のように、家庭の事情が急変したことにより離職した者</li> <li>(4) 配偶者又は扶養すべき親族と別居生活を続けることが困難となったことにより離職した者</li> <li>(5) 次の理由により、通勤不可能又は困難となったことにより離職した者 <ul> <li>(a) 結婚に伴う住所の変更</li> <li>(b) 育児に伴う保育所その他これに準ずる施設の利用又は親族等への保育の依頼</li> <li>(c) 事業所の通勤困難な地への移転</li> <li>(d) 自己の意思に反しての住所又は居所の移転を余儀なくされたこと</li> <li>(e) 鉄道、軌道、バスその他運輸機関の廃止又は運行時間の変更等</li> <li>(f) 事業主の命による転勤又は出向に伴う別居の回避</li> <li>(g) 配偶者の事業主の命による転勤若しくは出向又は配偶者の再就職に伴う別居の回避</li> </ul></li> </ul><p>こういう、家庭の事情でどうしようもない時の離職なら3ヶ月待たずすぐにもらえます。<br /> へ〜そうなんだ知らなかった〜ってかんじですよね?わたしは知りませんでした。</p> </div> <div class="section"> <h4>2.公共職業訓練を受講する</h4> <p>ハローワークが用意する職業訓練を受けられることになったら、<br /> 給付制限期間関係なく、職業訓練中に失業保険がもらえるようになっています<a href="#f-1d018477" name="fn-1d018477" title="他にも、小額ですが受講手当や交通費なんかも出ます。">*8</a>。<br /> これについては分かりやすい記事があったので、貼っておきますね。<br /> <a href="http://d.hatena.ne.jp/pha/20080429/1209464163">&#x77E5;&#x3089;&#x306A;&#x3044;&#x3068;&#x640D;&#x3059;&#x308B;&#x8077;&#x696D;&#x8A13;&#x7DF4; - pha&#x306E;&#x65E5;&#x8A18;</a><br /> 人気の講座は倍率も高いので、誰でも簡単に受講できるわけではありませんが、<br /> コースも豊富に揃っているみたいなので、一度検討する価値はありそうです。</p><br /> <p>以上、失業保険についてでした。<br /> 会社都合だったり、就職困難者などの場合はまた話が違ってきますが、<br /> 今回はとりあえず自己都合退職の場合をざっくり紹介しました。<br /> わたし自身まだ失業した経験がないのであまりはっきりとしたイメージがわかず、<br /> それだと記事に説得力もでないので、一度体験してみたいなと思ってるんですけど、<br /> なかなかそこまで体をはる勇気がでず、大変申し訳ございません。。。</p><p>今年は給与計算教室というよりも、社会保険教室になりそうな気がしますが<br /> 引き続きご愛読よろしくお願いします〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span><br /> </p> </div> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <ul> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2013/03/25/202351">&#x9000;&#x8077;&#x624B;&#x7D9A;&#x304D;&#x3063;&#x3066;&#x3069;&#x3046;&#x3044;&#x3046;&#x3082;&#x306E;&#xFF1F;&#x9000;&#x8077;&#x5F8C;&#x306E;&#x4FDD;&#x967A;&#x3068;&#x7A0E;&#x91D1;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x308C;&#x304F;&#x3089;&#x3044;&#x306F;&#x77E5;&#x3063;&#x3068;&#x304D;&#x305F;&#x3044;&#x3001;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306E;&#x898B;&#x65B9;&#xFF01; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> </ul><p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798116467/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51O6OQrh%2BpL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="退職してトクする失業生活バイブル" title="退職してトクする失業生活バイブル"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798116467/kyuyolesson-22/">退職してトクする失業生活バイブル</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> katsu</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 翔泳社</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2008/05/15</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 3人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 85回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4798116467/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (8件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489795133X/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61nIobxOZzL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド" title="会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489795133X/kyuyolesson-22/">会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 土屋 信彦</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> アニモ出版</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2011/11/15</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本(ソフトカバー)</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 1人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 4回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/489795133X/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-5ad181ea" name="f-5ad181ea" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-cf827acf" name="f-cf827acf" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">病気や怪我、産休や育休で休んだ期間は、離職の日以前の2年間にプラスすることができます(最高4年まで)。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c2ad8e00" name="f-c2ad8e00" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">前職の退職日と現職の入社日の期間が1年以内で、当時失業保険をもらっていなかった場合に限ります。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-dfee8d31" name="f-dfee8d31" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">単発のバイトなどで収入があった日に対しては、その収入金額に応じて減額されたり、支給されなかったりします。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-7671a4f3" name="f-7671a4f3" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">賞与や臨時支給のものは除きます。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-53420aad" name="f-53420aad" class="footnote-number">*6</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">正しくは「被保険者であった期間」といいます。これももちろん、前職の勤務年数を通算できます(前職の退職日と現職の入社日の期間が1年以内で、当時失業保険をもらっていなかった場合に限ります)</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c71d3ef4" name="f-c71d3ef4" class="footnote-number">*7</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">主な就職活動として、求人への応募、ハローワークや許可・届出のある民間機関が行う職業相談・職業紹介等を受けたこと、各種講習・セミナーの受講、求職活動方法等を指導するセミナー等の受講、個別相談ができる企業説明会等への参加、再就職を目指すための各種国家試験・検定等の資格試験の受験などが挙げられます。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-1d018477" name="f-1d018477" class="footnote-number">*8</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">他にも、小額ですが受講手当や交通費なんかも出ます。</span></p> </div> gasuuu 関係ないとは言い切れない!自分で確定申告するパターンを知っておこう hatenablog://entry/6435922169448266015 2013-01-28T20:16:32+09:00 2015-11-07T22:06:36+09:00 こんにちは、給与計算教室です。 昨年末からさんざん取り上げてきた年末調整、、 会社が年末調整をやってくれたおかげで、 たいたいの方は自分で確定申告しなくてもすんだわけですが、 じつはこのテーマにはまだ続きがあります。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); それはずばり、会社での年末調整では取り扱ってくれず、 自分で確定申告しなきゃいけない項目があるってことです。 それが主にこの5つ。 1,住宅借入金等特別控除(一年目) 2,医療費控除 3,寄付金控除 4,雑損控除 5,過去5年までの申告修正 源泉徴収票ももらったし… <p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 昨年末からさんざん取り上げてきた年末調整、、<br /> 会社が年末調整をやってくれたおかげで、<br /> たいたいの方は自分で確定申告しなくてもすんだわけですが、<br /> じつはこのテーマにはまだ続きがあります。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>それはずばり、会社での年末調整では取り扱ってくれず、<br /> 自分で確定申告しなきゃいけない項目があるってことです。<br /> それが主にこの5つ。</p> <ul> <li>1,住宅借入金等特別控除(一年目)</li> <li>2,医療費控除</li> <li>3,寄付金控除</li> <li>4,雑損控除</li> <li>5,過去5年までの申告修正</li> </ul><p>源泉徴収票ももらったし、もうわたしの年末調整は終わった、、<br /> あのめんどくさい書類ともしばらくおさらばである!!<br /> と思っている人も、最後もう一度胸に手を当てて確認してみましょう。<br /> ちなみに、これら確定申告は、厳密に言うと所得税を取り戻すための申告なので、<br /> 還付申告といいます。還付申告はたいてい1月中旬から受け付けてくれるので、<br /> 確定申告が始まる2月中旬の前に行っといたほうが混雑しなくてすむでしょう。</p> <div class="section"> <h3>1,住宅借入金等特別控除(一年目)</h3> <p>通称「住宅ローン控除」と言われている制度ですね。<br /> ローンで家を買うと毎年10年間、借入残高の1%が所得税から控除されます。<br /> 2年目以降は書類を会社に出せば年末調整してくれるのですが、<br /> 初年度だけは自分で確定申告しなければいけません。<br /> 結構めんどうなイメージがありますが、<br /> 特に初年度なんかは所得税全額戻ってくることが多いので、<br /> きちんと申告しましょう。住民税も安くなります。<br /> 参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1213.htm">No.1213&emsp;&#x4F4F;&#x5B85;&#x3092;&#x65B0;&#x7BC9;&#x53C8;&#x306F;&#x65B0;&#x7BC9;&#x4F4F;&#x5B85;&#x3092;&#x8CFC;&#x5165;&#x3057;&#x305F;&#x5834;&#x5408;&#xFF08;&#x4F4F;&#x5B85;&#x501F;&#x5165;&#x91D1;&#x7B49;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#xFF09;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>2,医療費控除</h3> <p>医療費が合計10万円以上かかってたら、控除が受けられます。<br /> が、所得によっては10万円以上じゃなくてもよかったり、<br /> えっこんなものも対象になるの?といったサプライズもあるので、<br /> さすがに10万もかかってないだろ、、って方も要チェックですよ。</p><p>あともひとつ言っておくと、「生計を一にする家族や親族」の医療費も合算できます。<br /> この「生計を一にする」ってのはまあ、お財布をひとつにして暮らしてるって意味で、<br /> 扶養されていることが条件ではありません。同居の必要もなしです。<br /> なので一家でいちばん稼いでいるひとが、代表してまとめて申告したほうが<br /> 戻ってくる額も大きくなってお得ですね。</p> <div class="section"> <h4><span style="color: #990000">【医療費控除の対象となる医療費】</span></h4> <p>考え方としては、</p> <ul> <li>その病気を治療するために必要と考えられるもの・・・対象</li> <li>健康の予防や維持、美容目的のもの・・・対象外</li> </ul><p>です。なんかざっくりしてますが、具体的な例を挙げると、、</p> <table> <tr> <td>-</td> <th>対象</th> <th>対象外</th> </tr> <tr> <th>風邪等</th> <td>診察代、市販の風邪薬、マスク、湿布等</td> <td>ビタミン剤、サプリメント、インフルエンザ予防接種、健康診断や人間ドック(異常がなかった場合)</td> </tr> <tr> <th>通院や入院</th> <td>通院のための交通費(電車やバス代。タクシーは歩行困難な場合のみ可)、入院代(食事代含む)、看護師さん保健師さん家政婦さん等に療養のための世話を依頼した時の代金</td> <td>自家用車での通院にかかるガソリン代・駐車場代、付き添ってくれる家族のぶんの交通費、寝間着や洗面具などの身の回り品、個人的な都合で変更した個室代</td> </tr> <tr> <th>出産時</th> <td>定期検診や検査の費用、出産目前のタクシー代、入院代(食事代含む)、不妊治療</td> <td>寝間着や洗面具などの身の回り品、里帰り出産の交通費</td> </tr> <tr> <th>その他</th> <td>治療のための鍼やマッサージ、松葉杖、寝たきりで医師が認めたおむつ代</td> <td>眼鏡(弱視防止のため医師に勧められた場合は可)、コンタクトレンズ、補聴器、診断書の作成</td> </tr> </table><p>他にもまだまだありますが、代表的なのはこんなところでしょうか。<br /> しかし通院のための交通費まで対象になるなんて、わたしはおどろきましたね。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #990000">【いくら分集まったら控除可能?】</span></h4> <p>対象となる医療費が分かったら、とにかくその領収書をかき集めましょう。<br /> (領収書が発行されないシーンも多々あるかと思いますが、レシートやメモなど、<br /> とにかくなんらかの形で治療場所・治療年月日・内容・支払った医療費などを<br /> 記録しておきましょう。認めてくれる場合もあるはずです。)<br /> また、原則10万円以上集まると申告可能ですが、年収311万6000円未満の場合は<br /> 「給与所得控除後の金額に5%をかけた金額」を超えさえすれば申告できます。<br /> 給与所得控除後の金額ってなんでしたっけ、そう、前回の記事、<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x308C;&#x304F;&#x3089;&#x3044;&#x306F;&#x77E5;&#x3063;&#x3068;&#x304D;&#x305F;&#x3044;&#xFF01;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306E;&#x898B;&#x65B9;</a>で登場しましたね。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121227/20121227224807.png" alt="f:id:gasuuu:20121227224807p:plain" title="f:id:gasuuu:20121227224807p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> この②の数字が給与所得控除後の金額なので、<br /> 年収311万6000円未満のひとは、この金額に5%をかけてみましょう。<br /> それよりたくさん医療費を集められたら、晴れて申告可能となります。<br /> ぜひ確認してみてください。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #990000">【注意】</span></h4> <p>出産育児一時金や、入院保険の給付金など、保険給付があった場合は<br /> その金額はマイナスしなければいけません。まあそりゃそうですよね。<br /> 出産で80万かかったとして、出産育児一時金で42万もらったとしたら、<br /> 医療費控除として申告できるのは80ー42=38万円になります。</p><p>参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm">No.1120&emsp;&#x533B;&#x7642;&#x8CBB;&#x3092;&#x652F;&#x6255;&#x3063;&#x305F;&#x3068;&#x304D;&#xFF08;&#x533B;&#x7642;&#x8CBB;&#x63A7;&#x9664;&#xFF09;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>3,寄付金控除</h3> <p>国や地方公共団体、認定NPO法人などに2,000円以上の寄付をした場合も、<br /> いくらかお金が戻ってきます。最近だと東日本大震災への義援金で<br /> この制度を利用できる人も多いのではないでしょうか。<br /> 駅前や店頭での募金箱なんかだとこの控除は受けれられませんが、<br /> 日本赤十字社や<a href="http://www.giveone.net/cp/pg/CtrlPage.aspx?ctr=ns&sk=nkj&sf=0">&#x5BC4;&#x4ED8;&#x91D1;&#x63A7;&#x9664;&#x5BFE;&#x8C61;&#x56E3;&#x4F53;</a>など、政府に認定された団体に<br /> 義援金を振込み、その領収書や振込受領書などの証明書があれば適用可能です。<br /> 控除額は、寄付した合計金額<a href="#f-b3a50513" name="fn-b3a50513" title="その年の総所得金額等の40%相当額までが対象です">*1</a>から2,000円ひいた額になるので、<br /> 3万円募金したなら2万8000円が、その人の課税所得から控除されることになります。<br /> 参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1150.htm">No.1150&emsp;&#x4E00;&#x5B9A;&#x306E;&#x5BC4;&#x9644;&#x91D1;&#x3092;&#x652F;&#x6255;&#x3063;&#x305F;&#x3068;&#x304D;(&#x5BC4;&#x9644;&#x91D1;&#x63A7;&#x9664;)&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>4,雑損控除</h3> <p>生活に通常必要な住宅、家具、衣類などの資産が、<br /> 震災や火災などの災害、盗難、横領によってだめになってしまった場合、<br /> 雑損控除というのが利用できます。<br /> ただし別荘とか骨董品、貴金属なんかで30万円を超えるものは当てはまりません。<br /> あと、詐欺や恐喝の場合も適用されないのでご注意を。<br /> 参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1110.htm">No.1110&emsp;&#x707D;&#x5BB3;&#x3084;&#x76D7;&#x96E3;&#x306A;&#x3069;&#x3067;&#x8CC7;&#x7523;&#x306B;&#x640D;&#x5BB3;&#x3092;&#x53D7;&#x3051;&#x305F;&#x3068;&#x304D;(&#x96D1;&#x640D;&#x63A7;&#x9664;)&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>5,過去5年までの申告修正</h3> <p>たとえば給与太郎さん、3年前の年末調整では、<br /> 奥さんを配偶者控除の対象として会社に申告していませんでした。<br /> なぜなら当時奥さんは出産・育児のため<br /> 出産手当金や育児休業給付金をもらっていたのですが、<br /> そうすると103万円の壁を超えてしまうので、<br /> 配偶者控除が受けられないと思い込んでいたようです。<br /> しかしあとから、それらは非課税扱いで収入には含まれないことを知り、<br /> もったいないことをした!と悔しがる給与太郎さん。<br /> このように、所得税が安くなるのに申告できていなかった場合、<br /> 5年前まで遡って修正申告ができます。5年もOKだなんてやさしいですねえ。</p><br /> <p>以上、自分で確定申告しなきゃいけないケースを紹介しました。<br /> わざわざ税務署に出向くのも面倒かもしれませんが、電子申告もありますし、<br /> 税務署では係の人が手取り足取り教えてくれるので、<br /> いい経験だと思ってがんばってやってみましょう。</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <ul> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x308C;&#x304F;&#x3089;&#x3044;&#x306F;&#x77E5;&#x3063;&#x3068;&#x304D;&#x305F;&#x3044;&#xFF01;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306E;&#x898B;&#x65B9;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/17/214228">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x3001;&#x3042;&#x306A;&#x305F;&#x306F;&#x3044;&#x304F;&#x3089;&#x623B;&#x3063;&#x3066;&#x304F;&#x308B;&#xFF1F;&#x305D;&#x308C;&#x3068;&#x3082;&#x3068;&#x3089;&#x308C;&#x308B;&#xFF1F;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x3010;&#x5E73;&#x6210;24&#x5E74;&#x3011;&#x3082;&#x3046;&#x8FF7;&#x308F;&#x306A;&#x3044;&#xFF01;&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9; &#x301C;&#x305D;&#x306E;&#xFF11;&#x30FB;&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7B49;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x301C;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x3010;&#x5E73;&#x6210;24&#x5E74;&#x3011;&#x3082;&#x3046;&#x8FF7;&#x308F;&#x306A;&#x3044;&#xFF01;&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9; &#x301C;&#x305D;&#x306E;&#xFF12;&#x30FB;&#x4FDD;&#x967A;&#x6599;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x301C;</a></li> </ul><p><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00AU0GPXG/kyuyolesson-22">[asin:B00AU0GPXG:detail]</a><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798027987/kyuyolesson-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51eHuaOLx4L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="図解入門ビジネス 最新医療費の基本と仕組みがよーくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)" title="図解入門ビジネス 最新医療費の基本と仕組みがよーくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798027987/kyuyolesson-22/">図解入門ビジネス 最新医療費の基本と仕組みがよーくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 及川忠,菊地敏夫</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 秀和システム</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2010/11</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li> <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 8回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4798027987/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-b3a50513" name="f-b3a50513" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">その年の総所得金額等の40%相当額までが対象です</span></p> </div> gasuuu これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! hatenablog://entry/12704830469096680432 2012-12-28T08:52:12+09:00 2017-10-13T14:58:29+09:00 最新版はこっちです!!!!↓↓↓ 〜〜〜本記事は法改正に対応していません〜〜〜 〜〜〜どうぞ上の最新版のほうをご参照ください〜〜〜こんにちは、給与計算教室です。 2012年にはじまったこの給与計算教室、途中更新できなかった月もありましたが、なんとかひととおり最低限のテーマに触れることができ、無事に年を越すことができそうです。これもひとえに読者のみなさんのおかげであります。ありがとうございます、ありがとうございます。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); そんな今年ラストを飾るテーマは、源泉徴収票について。クリスマス… <p><b>最新版はこっちです!!!!↓↓↓</b><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><b>〜〜〜本記事は法改正に対応していません〜〜〜<br /> 〜〜〜どうぞ上の最新版のほうをご参照ください〜〜〜</b></p><p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 2012年にはじまったこの給与計算教室、途中更新できなかった月もありましたが、なんとかひととおり最低限のテーマに触れることができ、無事に年を越すことができそうです。これもひとえに読者のみなさんのおかげであります。ありがとうございます、ありがとうございます。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script><br /> そんな今年ラストを飾るテーマは、源泉徴収票について。クリスマスの日、出社するといつもの給与明細にプラスして源泉徴収票という紙を会社からプレゼントされた人も多いことでしょう。そのプレゼントは、あなたの今年一年間の収入金額を証明する大切なもの。マンションの契約や、保育園の入園審査などで必要になったりするので大事にとっておくことをおすすめします。そして使う機会がなくても、これは年末調整の計算結果でもありますので、ぜひ解読して、正しく年末調整されているか自分でチェックしてみましょう。</p><p><b>この記事は2年前(法改正前)のものです。最新版はこっちです↓↓↓</b><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h3>4つの金額の意味をおさえよう</h3> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217210925.png" alt="f:id:gasuuu:20140217210925p:plain" title="f:id:gasuuu:20140217210925p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> よく聞くのは、青で囲んだ4つの金額がどうやってもつじつまあわない!という声。たしかにぱっとみ、左の①から順に引き算とかしてみても、最後一番右の④源泉徴収税額の金額にはなりません。一体どういうことなんでしょう。</p><p><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x305D;&#x306E;&#xFF11;</a>を読んでいただいた方はピンときてるかもしれませんね。そう、最終的な所得税額の算出方法であるこの式を理解できれば、源泉徴収票の数字も解読できるはずなのです。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217210942.jpg" alt="f:id:gasuuu:20140217210942j:plain" title="f:id:gasuuu:20140217210942j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> この式と照らし合わせながら、青色の①〜④それぞれの意味をみていきましょう。<br /> (住宅借入金等特別控除については今回も省略します)</p> <div class="section"> <h4><span style="color: #000099">①支払金額</span></h4> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217210959.png" alt="f:id:gasuuu:20140217210959p:plain" title="f:id:gasuuu:20140217210959p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>これがいわゆる年収ってやつですね。非課税のもの、、たとえば通勤費(電車やバスの場合月10万円以内)なんかは含まれませんよ。<br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #000099">②給与所得控除後の金額</span></h4> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217211047.png" alt="f:id:gasuuu:20140217211047p:plain" title="f:id:gasuuu:20140217211047p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>桜の図の式でいうと、四角1:給与所得控除の部分に関係します。たとえば自営業の人って税金納めるとき、売上の全額に税率かけるんじゃあなくて、売上から人件費や材料費等もろもろの経費をひいて残った金額に税率をかけますよね。サラリーマンも一緒で、君たちもスーツ代とかご飯代とかいろいろ経費かかるよね、じゃあそのぶん収入から控除してあげるよ、といった優しさが反映されたものが給与所得控除という仕組みです。</p><p>で、その控除額が以下の表で求められます。</p> <table> <tr> <th>年間総支給額(A)</th> <th>給与所得控除額</th> </tr> <tr> <td>~180万以下</td> <td>A×40%(65万未満の場合は65万)</td> </tr> <tr> <td>180万超~360万以下</td> <td>A×30%+18万</td> </tr> <tr> <td>360万超~660万以下</td> <td>A×20%+54万</td> </tr> <tr> <td><span style="color: #cc0000">660万超~1,000万以下</span></td> <td><span style="color: #cc0000">A×10%+120万</span></td> </tr> <tr> <td>1,000万超~</td> <td>A×5%+170万</td> </tr> </table><p>※(A)が660万未満の場合、厳密には<a href="http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40HO033.html#3000000005000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8868;</a>を使います。<br /> ※↑この記事を書いた平成24年時点での表です。25年以降は法改正されてるのでこちら国税庁HPでご確認ください。<br /> 参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm">No.1410&emsp;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x7A0E;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x8ABF;&#x3079;&#x308B;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p>毎度おなじみ給与太郎さん、支払金額が700万円なので赤色の行に当てはまり、給与所得控除額は700万✕10%+120万=190万円になります。</p><p>そして気をつけたいのは、源泉徴収票に記載されているのは「給与所得<span style="color: #cc0000">控除後</span>の金額」とあるので、700万ー190万=510万円が記載されているというわけですね。<br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #000099">③所得控除の額の合計額</span></h4> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217211128.png" alt="f:id:gasuuu:20140217211128p:plain" title="f:id:gasuuu:20140217211128p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>桜の図の式でいうと、四角2:人的控除と、四角3:保険料控除をあわせたものになります。源泉徴収票では緑の部分が人的控除、オレンジの部分が保険料控除で、これらをまとめたら③の金額になるようになっています。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217211138.png" alt="f:id:gasuuu:20140217211138p:plain" title="f:id:gasuuu:20140217211138p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> まずは人的控除。<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x305D;&#x306E;&#xFF11;</a>で申告した配偶者や扶養親族がちゃんと反映されていますか?</p><p>しかしこの源泉徴収票、どういう人を何人扶養しているかはなんとか読み取れますが肝心の「いくら控除してくれるのか」という情報は書いてくれていません。スペースなくて載せられないから、それは自分で調べてねってことなんでしょうか。。というわけで主な金額をピックアップしておきます。</p> <table> <tr> <th>収入103万円以下の配偶者</th> <td>38万</td> </tr> <tr> <th>収入103万超〜141万未満の配偶者</th> <td>3〜38万<a href="#f-ec951a55" name="fn-ec951a55" title="配偶者の所得に応じて変わります:http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm">*1</a></td> </tr> <tr> <th>配偶者以外の扶養親族</th> <td>38万</td> </tr> <tr> <th>特定扶養親族(大学生の年齡)</th> <td>63万</td> </tr> <tr> <th>70歳以上の親族(同居)</th> <td>58万</td> </tr> </table><p>参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1180.htm">No.1180&emsp;&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p>あとつい忘れがちなのですが、独身だろうとなんだろうと全員一律で<span style="color: #cc00cc">380,000円</span>控除してくれるのも覚えておいて下さい(基礎控除と言います)。</p><p>次に保険料控除ですが、これはもうすみません、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x305D;&#x306E;&#xFF12;</a>でやった内容そのままです。控除額の算出方法はそちらに書いてありますので、これまた自分が年末調整で申告した保険料がちゃんと反映されているかちゃんと確認しておきましょう。</p><p>したがって、太郎さんの所得控除の額の合計額はこうなります。<br /> ・奥さんの配偶者控除:38万<br /> ・大学生の息子の特定扶養親族控除:63万<br /> ・基礎控除:38万<br /> ・社会保険料控除:60万<br /> ・生命保険料控除:5万<br /> ・息子の国民年金保険料控除:18万<br /> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br /> 合計:222万円</p><p><b>この記事は法改正前のものです。最新版はこっちです↓↓↓</b><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async 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</ul><p>となりますので誤解なきよう。</p><p>で、この源泉徴収税額はどうやって導き出すかというと、<span style="color: #000099">②給与所得控除後の金額</span>から<span style="color: #000099">③所得控除の額の合計額</span>をひいて、所得税率をかけるだけ。でもちょっと覚えておきたいのは、日本は「超過累進課税方式」という仕組みでして。。</p> <table> <tr> <th>課税所得金額</th> <th>税率</th> </tr> <tr> <td>~195万以下</td> <td>5%</td> </tr> <tr> <td>195万超~330万以下</td> <td>10%</td> </tr> <tr> <td>330万超~695万以下</td> <td>20%</td> </tr> <tr> <td>695万超~900万以下</td> <td>23%</td> </tr> <tr> <td>900万超~1,692万</td> <td>33%</td> </tr> <tr> <td>1,692万超~</td> <td>年末調整対象外<a href="#f-2352cde9" name="fn-2352cde9" title="自分で確定申告へ行って下さい">*3</a></td> </tr> </table><p>※↑この記事を書いた平成24年時点での表です。</p><p>例えば課税所得金額が500万だったとしたら、単純に500万✕20%するのではなく、(195万✕5%)+(135万✕10%)+(170万✕20%)というように、みんな5%の部分からスタートして、はみ出た部分の税率がどんどん高くなってく、、という仕組みになっています。</p><p>でもこれいざ計算するとなると結構面倒くさいですよね、、ってことで編み出されたのがこの速算表です。</p> <table> <tr> <th>課税所得金額</th> <th>税率</th> <th>そこからさらに控除</th> </tr> <tr> <td>~195万以下</td> <td>5%</td> <td>なし</td> </tr> <tr> <td>195万超~330万以下</td> <td>10%</td> <td>97,500</td> </tr> <tr> <td>330万超~695万以下</td> <td>20%</td> <td>427,500</td> </tr> <tr> <td>695万超~900万以下</td> <td>23%</td> <td>636,000</td> </tr> <tr> <td>900万超~1,692万</td> <td>33%</td> <td>1,536,000</td> </tr> <tr> <td>1,692万超~</td> <td>年末調整対象外</td> <td>-</td> </tr> </table><p>※↑この記事を書いた平成24年時点での表です。25年以降は法改正されてるのでこちら国税庁HPでご確認ください。<br /> 参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm">No.2260&emsp;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x306E;&#x7A0E;&#x7387;|&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;|&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a></p><p>「そこからさらに控除」ってのをやるだけで、500万✕20%しちゃってもちょうどいいあんばいで超過累進税率方式の結果と同じになります(多少の誤差はありますが)。便利!</p><p>というわけで太郎さんの場合、<br /> <span style="color: #000099">②給与所得控除後の金額</span>510万−<span style="color: #000099">③所得控除の額の合計額</span>222万=288万<br /> (288万✕10%)ー97,500=<span style="color: #000099">④源泉徴収税額</span>190,500円、という計算になります。</p><p>長くなりましたが、こんな感じですかね。。金額のつじつまあいそうですか?</p> </div> </div> <div class="section"> <h3>退職したときにもらう源泉徴収票とはなにが違うの?</h3> <p>年末の時期だけでなく、会社を退職する時にも、源泉徴収票が発行されます。でもその源泉徴収票ってのは「年末調整されていない状態の源泉徴収票」でして、以下の金額しか書いていないはずです。</p> <ol> <li>支払金額</li> <li>天引きされてきた社会保険料の合計額</li> <li>天引きされてきた所得税の合計額</li> </ol><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140217/20140217211217.png" alt="f:id:gasuuu:20140217211217p:plain" title="f:id:gasuuu:20140217211217p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>これを必ず、次の会社に提出してください。そこでもおなじように上記3点が発生するはずですから、それらと合算されて来年の12月に年末調整をやってくれます。<a href="#f-9db37ac4" name="fn-9db37ac4" title="会社が決まってない人は、年明けの2〜3月にこれを税務署に持って行きましょう。確定申告(やる内容は年末調整とほぼおなじ)してくれます。">*4</a>もしなくしてしまうと、前の会社に連絡をとって再発行してもらうことになるので、想像するだけで気まずい…という方はちゃんと大事に保管しておくことをおすすめします!</p><br /> <p>以上、ことし最後の給与計算教室でございました。一年間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。来年も月1,2ペースぐらいでいろんなトピックを取り上げながら、分かりやすいかつ、力のつくブログを目指していきたいと思います。<br /> それでは皆さんよいお年を〜〜</p><p><b>この記事は法改正前のものです。最新版はこっちです↓↓↓</b><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F11%2F05%2F164531" title="【平成25年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F11%2F13%2F205332" title="一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F12%2F17%2F214228" title="年末調整、あなたはいくら戻ってくる?それともとられる? - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-ec951a55" name="f-ec951a55" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">配偶者の所得に応じて変わります:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm">http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm</a></span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c361aab4" name="f-c361aab4" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">会社で年末調整をやってくれなかったアルバイトさんなどで、収入103万未満の人は全額戻ります。税務署で還付申告の手続きをしてもらいましょう。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-2352cde9" name="f-2352cde9" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">自分で確定申告へ行って下さい</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-9db37ac4" name="f-9db37ac4" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">会社が決まってない人は、年明けの2〜3月にこれを税務署に持って行きましょう。確定申告(やる内容は年末調整とほぼおなじ)してくれます。</span></p> </div> gasuuu 年末調整、あなたはいくら戻ってくる?それともとられる? hatenablog://entry/12704830469096440506 2012-12-17T21:42:28+09:00 2017-10-13T14:56:37+09:00 【最新版!】平成28年分の書き方(扶養控除等申告書)についてはこちら 見落としやすいポイントをまとめてます スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); こんにちは、給与計算教室です。 今年も残すところあと数日。だいたいの会社では、今月12月のお給料日にて年末調整の還付/追加徴収が実施されることでしょう。ほとんどの人が還付されるパターンなので、忘年会シーズンの足しにしようと考えてる人もいるかと思いますが、たまに還付ではなく追徴される人もいるので油断はなりません。いくらか戻ってくると思ってたのに追徴されている!!なんでこの… <p><span style="color: #d32f2f"><b>【最新版!】平成28年分の書き方(扶養控除等申告書)についてはこちら</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>見落としやすいポイントをまとめてます</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async 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<h3>そもそもなんで還付/追徴が発生するの?</h3> <p><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/06/26/080323">&#x7B2C;6&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#x301C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x3092;&#x7D0D;&#x3081;&#x3088;&#x3046;&#x301C; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a>でも書いたとおり、私たちは1月〜12月でかせいだ所得に応じて所得税を納めますが、会社勤めのひとはあらかじめ1年かけて、概算額を給与から天引きされていきます。</p><p>で、どうやってその概算額が決まっているかというと、「今月これだけ稼いだなら、このペースでいけば年収いくらで、扶養家族が◯人なら所得税額もこのくらいだな、じゃあそれを12で割った金額を天引きしとくか」ってな具合で、毎月毎月わりと適当なんですよね。</p><p>でも実際は、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x305D;&#x306E;&#xFF11;</a><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x305D;&#x306E;&#xFF12;</a>でも説明したとおり、おなじ扶養家族でも70歳以上や大学生の年齢だともっと所得税が安くなったり、生命保険料なんかを払っていたらさらに安くなったりなど、いろいろ配慮してくれる事項が多いですよね。なので1年間天引きされてきた所得税額と、本当の所得税額にはズレが生じやすくなり、それを還付/追徴で清算してくれるのが年末調整であります。それでは以下、それぞれの代表的なパターンをみていきましょう。<br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>追徴があるパターン(思ってたより還付されなかったパターン)</h3> <div class="section"> <h4><span style="color: #990000">その1:途中で扶養家族が減ったorそれを給与担当者に報告するのが遅れた</span></h4> <p>例えば給与太郎さんは、妻の花子さんと、ニートの次郎くんの2人を扶養しています。なので毎月のお給料では、扶養家族が2人いる計算で所得税が天引きされてきました。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140219/20140219102226.png" alt="f:id:gasuuu:20140219102226p:plain:h300" title="f:id:gasuuu:20140219102226p:plain:h300" class="hatena-fotolife" style="height:300px" itemprop="image"></span><br /> しかしその途中、ニートの次郎くんがめでたく就職、今年の年収が103万を超える見込みとなったため、太郎さんの扶養から抜けました<a href="#f-d61e6f58" name="fn-d61e6f58" title="103万以下であれば扶養家族でいることができます。">*1</a>。なのでそれ以降は扶養家族が1人しかいない計算で天引きされることになるのですが、問題はそれより前に天引きされてきた所得税です。</p><p>次郎くんが扶養から抜けたのは年の途中でしたが、年末調整はあくまでその年の12月31日時点での状況で所得税を計算するので、次郎くんが何月に扶養から抜けようとその年は最初から扶養家族でなかったことになります<a href="#f-974a6b95" name="fn-974a6b95" title="亡くなった場合はその年の扶養家族としてカウントされます。">*2</a>。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140219/20140219102242.png" alt="f:id:gasuuu:20140219102242p:plain:h300" title="f:id:gasuuu:20140219102242p:plain:h300" class="hatena-fotolife" style="height:300px" itemprop="image"></span><br /> なので途中まで安くしてもらってた所得税を、年末調整で返さないといけないのです。扶養家族が減ったのが今年の後半であればあるほど、返す額が大きくなるので、最近減った人は少し心の準備をしておいたほうがいいでしょう。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #990000">その2:ボーナスがふだんのお給料のわりに多すぎた</span></h4> <p>ボーナスからも所得税が天引きされているかと思いますが、その計算方法がちょっと特殊なのであります。単純にボーナスの金額に所得税率をかけて算出するだけなのですが、その所得税率というのが、ボーナスの金額によって決まるのではなく、前月のお給料の金額によって決まってくるのです。</p><p>そのため</p> <ul> <li>前月のお給料が高かったわりにボーナスが安い<a href="#f-cd112011" name="fn-cd112011" title="だいたいボーナスは月給2.5ヶ月ぶんが目安であるという基準で考えて下さい">*3</a>→のに所得税率は高い</li> <li>前月のお給料が安かったわりにボーナスが高い→のに所得税率は低い</li> </ul><p>という矛盾がおこり、最終的な年間の所得税額と差異が発生しやすくなります。ボーナスいっぱいもらって年収も高くなっているのに、税率が前月のお給料のせいで低めだと、もっととったれ!ということで年末調整で追徴されてしまうわけですね。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #990000">その3:12月のお給料からは所得税が徴収されない方式だった</span></h4> <p>これは会社によりけりですが、普通は12月分の所得税も天引きする処理をしてから、年末調整の還付金/徴収金を算出するのが一般的です。</p><p>でもたまに、どうせ清算するし、最後のお給料からは所得税を天引きしない場合も。なのでその人の最終的な所得税額が10,000円に決まったとしたら、</p> <ul> <li>1月〜12月まで1000円ずつ徴収→合計12,000円→2000円の還付</li> <li>1月〜11月まで1000円ずつ徴収→合計11,000円→1000円の還付</li> </ul><p>ということになって、11月までしか徴収されてない人のほうが還付金が少なくなります。まあでも結局、手取り金額は同じになるんですけどね。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> </div> <div class="section"> <h3>思ってたより還付されるパターン</h3> <div class="section"> <h4><span style="color: #006666">その1:途中で扶養家族が増えたorそれを給与担当者に報告するのが遅れた</span></h4> <p>これは徴収されるパターンその1の逆パターンですね。しかしよくあるのが、今年は子どもが生まれたから還付金が増える!という勘違い。残念ですが所得税が安くなるのは16歳以上であることが条件です。</p><p>あとは結婚して奥さんが専業主婦になるとすぐ扶養家族としてカウントしがちですが、最近まで仕事をしていたとかで、すでにその年103万以上<a href="#f-49ee2c7d" name="fn-49ee2c7d" title="141万未満であれば配偶者特別控除が適用されます">*4</a>稼いでるなら今年は扶養家族として計算することはできません。できるのは来年からですね。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20140219/20140219102304.png" alt="f:id:gasuuu:20140219102304p:plain:h300" title="f:id:gasuuu:20140219102304p:plain:h300" class="hatena-fotolife" style="height:300px" itemprop="image"></span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #006666">その2:新社会人など、年の途中から収入が発生した</span></h4> <p>年の途中まで学生だったとか、無職だった場合は、若干還付金が多くなります。なぜなら、新卒で4月入社・月給20万だとすると、月20万✕12ヶ月でこいつは年収240万だと推定されながら毎月天引きされるのですが、しかし働き始めたのは4月からなので、実際の年収は20万✕9ヶ月=180万ですよね。なので多く取り過ぎちゃったね、ってことで還付金が多めに発生したりします。</p> </div> <div class="section"> <h4><span style="color: #006666">その3:入社一時金など、臨時収入的なものが支給された月があった</span></h4> <p>これも理由はその2によく似ていますね。月給20万の人に、なんらかの一時金<a href="#f-22bc195b" name="fn-22bc195b" title="普通は賞与とみなして処理するのが妥当ですが、ここでは賞与ではなく普通のお給料として処理されたとします。">*5</a>として50万支給されたとしましょう。</p><p>すると20万+50万=70万✕12ヶ月→こいつは年収840万だ!!と認識され、その月はかなりの所得税が天引きされてしまいます。しかし実際この人の年収、20万✕12ヶ月+50万=290万のはずですよね。推定された高い年収と実際の低い年収に差があればあるほど、還付金が発生するという仕組みというわけですね。</p> </div> </div> <div class="section"> <h3>還付と追徴、どっちがお得?</h3> <p>還付されようが追徴されようが、結局はその年の所得から正しい所得税額を算出してそれを精算しているだけなので、損得関係ないということはお分かりいただけるかと思います。</p><p>とはいえ還付金があると、つい得したような気分になりますよね。でもよく考えてみると、例えば10万円の還付金があった人は、10万円をこの一年間、国に無利子で貸していたとも言えます。もしその10万円が手元にあったなら、自分で資産運用していくらか増やすことも可能だったわけですよね。そういう視点でみると、たくさん還付されるのは一概に嬉しいこととは言えないかもしれません。まあでもわたしの場合は手元に10万あったらすぐに使ってしまうと思うので国に預けていたほうがよっぽどいいんですけどね。そのへんは人それぞれですね。</p><br /> <p>以上、年末調整の還付・追徴についてのお話でした。具体的な金額は本当に人それぞれなのでここで申し上げることはできませんが、まああえて言うなら、独身で民間の保険も未加入、毎月のお給料もたいして変動なくつつましく暮らしていた場合、だいたい5000円前後の還付、ってところでしょうかね。。あとはボーナスの金額によって変わってくると思います。</p><p>さて次回は本年最後の給与計算教室、ひとまず大きな締めくくりということで、源泉徴収票の読み方についてやりたいと思います。それではまた次回〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <ul> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/12/28/085212">&#x3053;&#x308C;&#x304F;&#x3089;&#x3044;&#x306F;&#x77E5;&#x3063;&#x3068;&#x304D;&#x305F;&#x3044;&#xFF01;&#x6E90;&#x6CC9;&#x5FB4;&#x53CE;&#x7968;&#x306E;&#x898B;&#x65B9;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2011/12/15/221839">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x3092;&#x81EA;&#x5206;&#x3067;&#x3084;&#x3063;&#x3066;&#x307F;&#x3088;&#x3046;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/06/26/080323">&#x7B2C;6&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#x301C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x3092;&#x7D0D;&#x3081;&#x3088;&#x3046;&#x301C;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x3010;&#x5E73;&#x6210;24&#x5E74;&#x3011;&#x3082;&#x3046;&#x8FF7;&#x308F;&#x306A;&#x3044;&#xFF01;&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9; &#x301C;&#x305D;&#x306E;&#xFF11;&#x30FB;&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7B49;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x301C;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/13/205332">&#x3010;&#x5E73;&#x6210;24&#x5E74;&#x3011;&#x3082;&#x3046;&#x8FF7;&#x308F;&#x306A;&#x3044;&#xFF01;&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9; &#x301C;&#x305D;&#x306E;&#xFF12;&#x30FB;&#x4FDD;&#x967A;&#x6599;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;&#x301C;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/06/07/123711">&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;&#x81E8;&#x6642;&#x53F7; &#x301C;&#x30DC;&#x30FC;&#x30CA;&#x30B9;&#x306E;&#x624B;&#x53D6;&#x308A;&#x3092;&#x8A08;&#x7B97;&#x3057;&#x3088;&#x3046;&#x301C;</a></li> </ul><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" 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class="footnote-text">141万未満であれば配偶者特別控除が適用されます</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-22bc195b" name="f-22bc195b" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">普通は賞与とみなして処理するのが妥当ですが、ここでは賞与ではなく普通のお給料として処理されたとします。</span></p> </div> gasuuu 扶養内で働くアルバイトさんへ 〜稼ぎすぎたらどうなるの?立ちはだかる4つの壁〜 hatenablog://entry/12704830469095669596 2012-11-19T20:49:25+09:00 2017-10-18T14:15:24+09:00 New! アルバイトさんの年末調整についても書きました 設定 給与計子さんは大学4年生。 京都のITベンチャーでアルバイトとして働いています。 卒業旅行の資金を貯めるために、今年は結構稼いできました。 しかしある日、アルバイト先の総務の人からこう言われたのです。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 「計子さん、今年*1はたくさん働いてもらったので、 もしかしたらお父さんの扶養から外れてしまうかも」 103万の壁とか、130万の壁とか、なんとなく知ってはいたけれど、 でも具体的にどうなるの?そんな計子さんの疑問、一… <p><span style="color: #d32f2f"><b>New! アルバイトさんの年末調整についても書きました</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F21%2F091044" title="これですっきり!アルバイトさんの年末調整について解説 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h3>設定</h3> <p>給与計子さんは大学4年生。<br /> 京都のITベンチャーでアルバイトとして働いています。<br /> 卒業旅行の資金を貯めるために、今年は結構稼いできました。<br /> しかしある日、アルバイト先の総務の人からこう言われたのです。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>「計子さん、今年<a href="#f-e3e6e8b4" name="fn-e3e6e8b4" title="平成24年1月1日〜12月31日のあいだに支給された金額が対象です。">*1</a>はたくさん働いてもらったので、<br /> もしかしたらお父さんの扶養から外れてしまうかも」<br /> 103万の壁とか、130万の壁とか、なんとなく知ってはいたけれど、<br /> でも具体的にどうなるの?そんな計子さんの疑問、一緒にみていきましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121119/20121119204849.jpg" alt="f:id:gasuuu:20121119204849j:plain:h300" title="f:id:gasuuu:20121119204849j:plain:h300" class="hatena-fotolife" style="height:300px" itemprop="image"></span></p><p>※交通費や立替経費は収入に含まれません。<br /> ※勤労学生控除の申告をしていないものとします。</p> </div> <div class="section"> <h3>ステップ1:100万前後<a href="#f-fb0ae7d1" name="fn-fb0ae7d1" title="市区町村によって微妙に違うのです。">*2</a>の場合</h3> <p>①103万の壁は超えていないので、<br /> お父さんの「所得税」の扶養家族にはギリギリ該当するのですが<a href="#f-fe8a70b0" name="fn-fe8a70b0" title="お父さんが会社でもらう「扶養控除等申告書」には扶養家族として記入してもらって大丈夫です。">*3</a>、<br /> お父さんの<span style="color: #aaaa00">「住民税」</span>の扶養からは、はずれてしまうことになります。<br /> 大学生の年齢の扶養家族がいると、<br /> お父さんの住民税も所得税もけっこう安くなるのですが、それがなくなってしまいます。<br /> (お父さんの収入によって多少前後しますが、約45,000円ほどの負担増。)<br /> ②そして、計子さん自身にも住民税が発生します<a href="#f-4625836f" name="fn-4625836f" title="未成年で収入が204万4千円未満であれば住民税は発生しません">*4</a>。<br /> 来年の5〜6月頃、計子さん宛に「住民税を払ってね」という納付書が届くので、<br /> 最寄りの銀行など(税務署では払えません)で支払いましょう。<br /> 100万〜130万くらいであればだいたい5,000〜3万円程度だと思います。</p><p>これはなぜバレる(こういう言い方はよくないですが)のかというと、<br /> 会社が毎年1月に、従業員の住む各市区町村へ源泉徴収票みたいな書類を<br /> 送ってるからなんです。そこにはあなたが今年いくら稼いだのか記載されているので、<br /> 市区町村はそれをもとに住民税額を算出し、あなた宛に通知してくる、というわけです。</p> </div> <div class="section"> <h3>ステップ2:103万を超えると?</h3> <p>①いよいよ今度はお父さんの<span style="color: #009999">「所得税」</span>の扶養から外れます。<br /> お父さんには、<br /> 「今年の年末調整では私を扶養家族の欄から削除しておいて」と伝えましょう。<br /> 先ほども述べたように、大学生の年齢の扶養家族がいると<br /> 所得税も安くなるのですが、これがなくなってしまいます。<br /> (どれくらい安くなるのかはまたまたお父さんの収入によるのですが、<br /> 年収500〜900万のお父さんだとだいたい12万ぐらいでしょうか。)<br /> ②そして、計子さん自身、所得税を納める必要がでてきます。<br /> しかし所得税に関してはこの一年、毎月のお給料から天引きされてきたと思います<a href="#f-c820db3d" name="fn-c820db3d" title="88,000円未満の月は天引きされていない場合がほとんどですが。">*5</a>。<br /> あれは扶養から外れた時のために積み立ててきたもの、とイメージしてください。<br /> 積み立ててきた分から会社で支払い手続き(=年末調整<a href="#f-95dcc8d0" name="fn-95dcc8d0" title="アルバイトのはやってくれない会社もあります。自分で税務署に行って確定申告をしましょう。">*6</a>)をするので、<br /> 計子さんにいきなり所得税が何万も請求される、ということはありません。<br /> むしろ積み立ててきた分が少しだけ戻ってくるかも。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>ステップ3:130万を超えると?</h3> <p>今度は<span style="color: #cc00cc">「社会保険」</span>の扶養からはずれてしまいます。<br /> 計子さんはいま、お父さんの加入している健康保険に、<br /> 扶養家族としてタダで加入できています<a href="#f-45a1cb75" name="fn-45a1cb75" title="お父さんが自営業で、国民健康保険に加入している場合はまた話が違います。今回は会社勤めのお父さんを前提としています。">*7</a>。<br /> そのおかげで保険証をもらえて病院も3割負担で済んでいるわけです。<br /> しかしお父さんの扶養からはずれると、計子さんはその保険証を返却し、<br /> 自分で市役所に行って国民健康保険加入の手続きをしなければいけません。<br /> もしくは、アルバイト先での労働時間と労働日数がどちらも正社員の3/4以上なら、<br /> アルバイト先が加入している健康保険に加入することになります<a href="#f-86cd857e" name="fn-86cd857e" title="しかし会社も計子さんの保険料を半額負担することになるので、嫌がる会社も多いです。">*8</a>。<br /> なので計子さんが扶養からはずれたからといって<br /> 住民税・所得税みたいにお父さんの負担が増えるということはないのですが、<br /> 計子さんがこの先自分で自分の健康保険料を支払うことになるのです。<br /> またアルバイト先の健康保険に加入するのであれば、<br /> 自動的に厚生年金保険にも加入必須となります。<br /> これがまた高いんです、健保と厚年あわせて給料の1割強ぐらい。<br /> 結構、いやかなり痛いですよ。</p><p>しかし、この社会保険、ぶっちゃけ自己申告というか、<br /> 学生であればそこまで厳密にチェックされることはありません<a href="#f-77a05c00" name="fn-77a05c00" title="主婦やパート、無職の人の場合は非課税証明書などの提出を求められたりして結構厳しく審査されます">*9</a>。<br /> 住民税と所得税の方は、年明け、アルバイト先が市区町村に<br /> 計子さんが今年稼いだ金額を報告する義務があるので逃れられないのですが、<br /> 社会保険に関してはそういうのがないので、<br /> 一時的に今年はちょっと超えてしまった、ぐらいのレベルであれば、<br /> お父さんの扶養であり続けることができると思います。<br /> あまり大きな声では言えることではありませんが、、<br /> まあでも計子さんの場合あとちょっとで卒業ですし、<br /> 来年もアルバイトでがしがし稼ぐことになるなら加入しないとダメですが、<br /> そういうわけでなく今年たまたま、という感じなので、<br /> あまり気にしなくても大丈夫と思われます。はい。</p> </div> <div class="section"> <h3>ステップ4:約194万を超えると?</h3> <p>まず20歳を超えると、国民年金に加入して保険料を支払わなければいけません。<br /> よく混同されやすいのですが、年金には扶養という概念はなく、<br /> 住民税や所得税、健康保険でお父さんの扶養に入っているからといって、<br /> 国民年金も払わなくていい、というわけではないのです。<br /> 学生さんでもきっちり支払い義務が発生します。<br /> しかし自分から申請して<a href="http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3896">&#x300C;&#x5B66;&#x751F;&#x7D0D;&#x4ED8;&#x7279;&#x4F8B;&#x5236;&#x5EA6;&#x300D;</a>という制度を利用すれば、<br /> 10年間のあいだ学生時代のぶんの支払いが猶予されます。<br /> なので計子さんもその制度を利用し、社会人になってから<br /> 学生時代のぶんの国民年金を追納するつもりでした。<br /> しかし収入が約194万を超えてしまうと、この制度が使えなくなるんですよね。<br /> まあでもこれだけ稼いでるなら、もうすでにアルバイト先の社会保険に<br /> 加入して厚生年金保険料を支払うことになっている<a href="#f-321a8931" name="fn-321a8931" title="厚生年金保険料の中に、国民年金保険料も含まれていると思って下さい。">*10</a>と思うので、<br /> あまりこのステップ4は関係ないかもしれませんね。</p><p>国民年金とか厚生年金とか2つも出てきてよくわからん、、<br /> という人は<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/04/25/115910">&#x7B2C;4&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#x301C;&#x5E74;&#x91D1;&#x306E;&#x3053;&#x3068;&#x3001;&#x77E5;&#x3063;&#x3066;&#x304A;&#x3053;&#x3046;&#x301C; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a><br /> を参照してみて下さい。社会人になる前に少しかじっておくといいと思います。</p> </div> <div class="section"> <h3>以上、</h3> <p>学生アルバイトさんが稼ぎすぎたらどうなるのか、<br /> 4つのステップにわけて紹介してみました。<br /> ちなみに今回は、あくまで大学生のアルバイトさんを想定して書いたものです。<br /> 主婦のパートさんはまた話が違ってくる部分がありますので、<br /> それはまたおいおい書いていきたいなと思います。</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_a" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171018/20171018133531.png" width="350" alt="SmartHR"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F21%2F091044" title="これですっきり!アルバイトさんの年末調整について解説 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F12%2F18%2F115329" title="これくらいは知っときたい、源泉徴収票の見方! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> <div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876477434/kyuyolesson-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51SSATfovXL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="絶対トクする!学生バイト術―クイズに挑戦「これだけは知っておきたい」働くルール" title="絶対トクする!学生バイト術―クイズに挑戦「これだけは知っておきたい」働くルール"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876477434/kyuyolesson-22/">絶対トクする!学生バイト術―クイズに挑戦「これだけは知っておきたい」働くルール</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 角谷信一,広中建次</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> きょういくネット</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2009/04/01</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li> <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 34回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4876477434/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログ (4件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901173065/kyuyolesson-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51KA525MDCL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="アルバイトの達人―いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって、いくらで、…こんな不安がなくなる本。" title="アルバイトの達人―いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって、いくらで、…こんな不安がなくなる本。"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901173065/kyuyolesson-22/">アルバイトの達人―いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって、いくらで、…こんな不安がなくなる本。</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> アルバイトの達人編集部</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 内山工房</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2000/07</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li> <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 76回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4901173065/kyuyolesson-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-e3e6e8b4" name="f-e3e6e8b4" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">平成24年1月1日〜12月31日のあいだに支給された金額が対象です。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-fb0ae7d1" name="f-fb0ae7d1" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">市区町村によって微妙に違うのです。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-fe8a70b0" name="f-fe8a70b0" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">お父さんが会社でもらう「扶養控除等申告書」には扶養家族として記入してもらって大丈夫です。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-4625836f" name="f-4625836f" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">未成年で収入が204万4千円未満であれば住民税は発生しません</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-c820db3d" name="f-c820db3d" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">88,000円未満の月は天引きされていない場合がほとんどですが。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-95dcc8d0" name="f-95dcc8d0" class="footnote-number">*6</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">アルバイトのはやってくれない会社もあります。自分で税務署に行って確定申告をしましょう。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-45a1cb75" name="f-45a1cb75" class="footnote-number">*7</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">お父さんが自営業で、国民健康保険に加入している場合はまた話が違います。今回は会社勤めのお父さんを前提としています。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-86cd857e" name="f-86cd857e" class="footnote-number">*8</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">しかし会社も計子さんの保険料を半額負担することになるので、嫌がる会社も多いです。</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-77a05c00" name="f-77a05c00" class="footnote-number">*9</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">主婦やパート、無職の人の場合は非課税証明書などの提出を求められたりして結構厳しく審査されます</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-321a8931" name="f-321a8931" class="footnote-number">*10</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">厚生年金保険料の中に、国民年金保険料も含まれていると思って下さい。</span></p> </div> gasuuu 一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜保険料控除申告書〜 hatenablog://entry/12704591929891884835 2012-11-13T20:53:32+09:00 2017-11-11T01:07:18+09:00 この記事は平成24年のもので古いです。平成28年分の書き方についてはこちら↓↓ スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 平成28年分の書き方(扶養控除等申告書)についてはこちら 見落としやすいポイントをまとめてます こんにちは、給与計算教室です。 前回の年末調整書類の書き方・その1はいかがでしたでしょうか。年末調整とは毎月徴収されている所得税を正しく計算しなおして差額を精算することであり、その際に家族を養っていたり保険料を払っているとたくさん控除がうけられる=所得税が安くなるという嬉しい特典がありました。その特典を… <p><span style="color: #d32f2f"><b><span style="font-size: 140%">この記事は平成24年のもので古いです。平成28年分の書き方についてはこちら↓↓</span></b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>平成28年分の書き方(扶養控除等申告書)についてはこちら</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>見落としやすいポイントをまとめてます</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>こんにちは、給与計算教室です。<br /> 前回の<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/11/05/164531">&#x5E74;&#x672B;&#x8ABF;&#x6574;&#x66F8;&#x985E;&#x306E;&#x66F8;&#x304D;&#x65B9;&#x30FB;&#x305D;&#x306E;&#xFF11;</a>はいかがでしたでしょうか。年末調整とは毎月徴収されている所得税を正しく計算しなおして差額を精算することであり、その際に家族を養っていたり保険料を払っているとたくさん控除がうけられる=所得税が安くなるという嬉しい特典がありました。その特典をうけるためには会社で配られた申告書類を自分で記入する必要があるので、正しい精算のためにも、ちゃんと自分でそれなりに理解しながら書きましょう、というのがこのシリーズの趣旨であります。</p><p>前回は家族を養っている人がどうやって書けばいいかを説明したので、今回は保険料を払っている人のための書類の書き方・記入例をみていきましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121111/20121111164329.png" alt="f:id:gasuuu:20121111164329p:plain:h250" title="f:id:gasuuu:20121111164329p:plain:h250" class="hatena-fotolife" style="height:250px" itemprop="image"></span></p><p>またこの記事を読んでも分からない、とにかく面倒くさい、という方はWebで年末調整ができる画期的なサービスもありますんでよかったら担当者の方に教えてあげてください。きっと全社員が幸せになる解決法です。<br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2017%2F11%2F02%2F134922" title="年末調整が1000倍ラクに!? SmartHRで年末調整をやってみました! - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><br /> </p> <div class="section"> <h3>保険料控除申告書の構成</h3> <p>前回登場した<a href="http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h24_05_02.pdf">&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x8005;&#x306E;&#x4FDD;&#x967A;&#x6599;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8; &#x517C; &#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a>、通称「まるほ」の残りの部分(配偶者特別控除の欄以外の部分)を使って申告します。なんだか字も小さいしごちゃごちゃ感ありますが、構成をつかめば簡単です!</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121111/20121111171946.png" alt="f:id:gasuuu:20121111171946p:plain" title="f:id:gasuuu:20121111171946p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>色をつけたとおり、年末調整で控除される保険とは、大きく分けてまずこの4つです。</p> <ul> <li><span style="color: #cc0000">1:生命保険料控除</span></li> <li><span style="color: #0000cc">2:地震保険料控除</span></li> <li><span style="color: #008800">3:社会保険料控除</span></li> <li><span style="color: #FF8C00">4:小規模企業共済等掛金控除</span></li> </ul><p>いまからやることを簡単に言うと、該当する保険の欄にそれぞれ「今年中に払った・払う予定の保険料の額」を記入していくわけですが、それだけで終われば楽なんですけど、<span style="color: #cc0000">1</span>と<span style="color: #0000cc">2</span>に関しては「自分で控除額を算出する」という作業をしないといけません。</p><p>何度も言いますが所得税とはただ単に収入に税率かけて求めるんじゃなくて、保険料とか払ってたらその分、収入から差っ引いてくれるんでしたよね。でも支払った保険料の全額を収入から控除できるわけではなく、さすがにある程度控除できる上限が決められているので、それを踏まえた上で自分で控除額を算出して書いてね、という作業が要求されているわけです。少々面倒かもしれませんが、気を確かに持って、早速1〜4それぞれの書き方をみていきましょう。</p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #cc0000">1:生命保険料控除</span></h3> <p>都道府県民共済や、民間の生命保険会社に加入して保険料を支払っている場合、以下3つに分類してそれぞれの欄に記入していきます。自分の保険がどれになるのかは、保険会社から送られてきた「保険料控除証明書」にきちんと書いてあるはずですので、よくよく確認してみましょう。</p> <ul> <li>一般の生命保険料</li> <li>介護医療保険料</li> <li>個人年金保険料</li> </ul><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121113/20121113144428.png" alt="f:id:gasuuu:20121113144428p:plain" title="f:id:gasuuu:20121113144428p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>そう、去年までは2つの分類だったのが、今年から介護医療保険料の枠ができて、3つになったんですよね。それによって控除できる限度額も以下のように変わりました。</p> <table> <tr> <th>分類</th> <th>去年</th> <th>今年から</th> </tr> <tr> <th>一般の生命保険料</th> <td>5万円まで</td> <td>4万円まで(旧契約は5万まで)</td> </tr> <tr> <th>介護医療保険料</th> <td>-</td> <td>4万円まで</td> </tr> <tr> <th>個人年金保険料</th> <td>5万円まで</td> <td>4万円まで(旧契約は5万まで)</td> </tr> </table><p>よって、この生命保険料の欄では最高12万円の控除が可能となりました(右下の赤枠)。今回は時間の都合上、一般の生命保険料の記入例のみを取り上げますが、介護医療保険と個人年金保険料も同じ要領ですので、参考にしてみてください。</p><p>【一般の生命保険料の記入例】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121113/20121113172115.png" alt="f:id:gasuuu:20121113172115p:plain" title="f:id:gasuuu:20121113172115p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> 【計算式】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121113/20121113180536.png" alt="f:id:gasuuu:20121113180536p:plain" title="f:id:gasuuu:20121113180536p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%">※赤色が新保険料、緑色が旧保険料です。<br /> ※学資保険も対象になるのでお忘れなく。</span></p><p>今年、なにがややこしいかというと、新保険料と旧保険料という新しい区分ができていて、しかもそれぞれ計算式が違うという点です。しかしよく見ればそんなたいしたことないので、落ち着いて取り組んでみましょう。</p> <div class="section"> <h4>*保険会社等の名称、種類、保険期間</h4> <p>保険会社からのハガキに記載されているはずですので、そのまま記入します。たまに保険会社の名前がめっちゃ長くて入りきらない!ってこともあるかもしれませんが、略称でもかまいません。正しく伝わればそれでいいんです。</p> </div> <div class="section"> <h4>*保険等の契約者の氏名</h4> <p>かわりにあなたが保険料を支払ってあげたのであれば、配偶者やその他親族が契約している保険でも対象になります。</p> </div> <div class="section"> <h4>*保険金等の受取人(氏名・続柄)</h4> <p>ここ、地味に重要です。たまにハガキに書かれていなかったりするので、そのまま空欄で提出されるかたがいるのですが、きちんと記入しましょう。年末調整で対象となるのは、受取人が本人または配偶者その他の親族と決まっており、まあそれ以外に普通いないだろって思うかもしれませんが、いちおう受取人が適切であることを証明するために書いておく必要があります。</p> </div> <div class="section"> <h4>*新・旧の区分</h4> <p>じつに単純明快です。該当するほうに丸をつけます。</p> <table> <tr> <th>新</th> <td>契約締結日が<span style="color: #cc0000">平成24年1月1日以降</span>の保険</td> </tr> <tr> <th>旧</th> <td>契約締結日が<span style="color: #aaaa00">平成23年12月31日以前</span>の保険</td> </tr> </table><p>ちなみに介護医療保険料は必ず平成24年1月1日以降のはずなので、無条件に新だよねってことで新旧の区分の欄がありません。</p> </div> <div class="section"> <h4>*あなたが本年中に支払った保険料等の金額(分配を受けた剰余金等の控除後の金額)</h4> <p>ここもよく間違えやすい部分ですね。ハガキにはよく「証明額」と「参考額(申告額)」2種類の金額が記載されており、どちらを書けばいいのか迷ってしまいます。正解は「参考額(申告額)」のほうです。</p> <table> <tr> <th>証明額</th> <td>ハガキを発行した時点の支払金額</td> </tr> <tr> <th>参考額(申告額)</th> <td>このまま契約内容を変更せずに、<BR>平成24年12月31日まで支払っていった場合の金額</td> </tr> </table><p><span style="font-size: 80%">※保険会社によっては言い方が違ったりします</span><br /> 年末調整は、今年であれば平成24年12月31日時点の情報をもとに行うため、平成24年12月31日時点での保険料支払額を書く必要があるのです。なので書類にはかならず参考額(申告額)を書きましょう<a href="#f-e7d4ec76" name="fn-e7d4ec76" title="月払いの保険で、ハガキにも月額しか書かれていない場合は12をかけた金額を書きましょう">*1</a>。</p><p>また、かっこ書きで「分配を受けた剰余金等の控除後の金額」とありますが、配当金などを受け取った場合はその金額をマイナスしてくださいねという意味です。しかしたいてい、ハガキの参考額はすでにマイナスされてる金額かと思うのでそのままで大丈夫だと思います。</p> </div> <div class="section"> <h4>*A欄、B欄</h4> <p>Aには新契約の保険料、Bには旧契約の保険料の合計額を書きます。</p> </div> <div class="section"> <h4>*①の欄、②の欄</h4> <p>①には、A欄の金額を<span style="color: #cc0000">計算式Ⅰ</span>にあてはめて算出した金額を、②には、B欄の金額を<span style="color: #aaaa00">計算式Ⅱ</span>にあてはめて算出した金額を書きます。記入例の場合こうです。<br /> ①:A欄30,000円→30,000✕1/2+10,000=25,000円<br /> ②:B欄150,000円→一律に50,000円</p> </div> <div class="section"> <h4>*③の欄</h4> <p>①と②を合計します。</p> </div> <div class="section"> <h4>*イの欄</h4> <p>②と③の額を比べて(オレンジで囲んだところ)、大きいほうを記入します。</p> </div> <div class="section"> <h4>*保険が多くて、行が足りないのですが。。。</h4> <p>自分で行を増やしたり、同じ紙を用意して書いてもらってもいいのですが、①と②がそれぞれ限度額に達したなら、なにも全部申告しなくていいのです。そこでストップしてかまいません。というかストップして!!!これ以上申告しても控除額が変わらないのに大量に申告しまくるのは年調担当者から呪いのようなものをかけられる恐れがあります。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async 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alt="f:id:gasuuu:20121112215419p:plain" title="f:id:gasuuu:20121112215419p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%">※この場合、お母さんとは生計を一にしている必要があります(仕送りを送っている等)</span></p> <ul> <li>地震保険と長期損害保険、どちらにあてはまる契約なのか、区分に丸をつけます。 <ul> <li>ひとつの契約で、地震保険も長期損害保険もかねているような保険の場合、どちらか好きな方(金額の多いほうが得)を選択して記入してください。</li> </ul></li> <li>Aにはさっきの生命保険と同様、現時点での払い込み金額ではなく、12月31日までの支払見込み額を書いてください。</li> <li>Bには地震保険料の合計額、Cには長期損害保険料の合計額を記入します。</li> <li>一番下の欄に、それぞれBとCの金額をもってくるのですが、上限があるのでそれを考慮して記入します。 <ul> <li>地震保険料は5万円まで書けます。</li> <li>いっぽう長期損害保険は1万円を超える場合、2で割って5,000円をプラスした金額を書くのですが、その金額が今度は15,000円を超える場合には、15,000円を記入することになります。上の例では15,000円を超えていないので、2で割って5,000円プラスした金額そのままを書きます。</li> </ul></li> <li>最後にそれぞれの控除額を合計して終わりですが、書けるのは5万円までです。</li> </ul><p>これもたったの2行しかありませんので、控除額が5万円を超えた時点で完了して大丈夫です。</p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #008800">3:社会保険料控除</span></h3> <p>ここからは、今年中に支払った/支払う予定の額を記入するだけなので簡単です。記入した全額が控除の対象となりますからね。この3の欄に該当するのは、だいたい以下のような保険たちになります。</p> <ul> <li>国民年金保険料</li> <li>国民健康保険料</li> <li>国民年金基金の掛金</li> <li>年金から控除される介護保険料</li> </ul><p>これももちろん、というか今回の話すべてに言えることですが、自分のだけじゃなくて、家族のぶんまで支払ってあげた金額も対象になります。よくあるのは国民年金保険料の、子どもが20歳になったけどまだ学生で、学生納付特例制度を使わずお父さんが払ってあげたというケース。お父さんは忘れずこの欄に記入しましょう。もちろん社会人になってから自分で追納したよって人も記入できますよ。国民年金保険料1年分がだいたい18万円ですから、なかなかの控除額です。2,3年分まとめて払ったならなおさらですね。<br /> 【記入例】<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121111/20121111231435.png" alt="f:id:gasuuu:20121111231435p:plain" title="f:id:gasuuu:20121111231435p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span style="font-size: 80%">※支払先には、控除証明書の発行者を記入します。とはいえあまり気にされない部分ですので、続柄と金額さえ正しければ大丈夫です。</span></p><p>「まって、社会保険料って、今までの給与計算教室でやってきたような厚生年金保険料とか健康保険料とかもあてはまるんじゃないの?」はい、もちろんです。でもそれらの金額って会社は把握しているはずですよね。なので別に申告しなくても、勝手に会社の方でよろしくやってくれるので大丈夫<a href="#f-561ebf7d" name="fn-561ebf7d" title="会社で加入している団体保険料は、会社が勝手に処理してくれる場合もあれば、いったん社員に書類を返却して自分で書かせる場合もあります">*2</a>。</p><p>あっでも今の会社が把握できないような社会保険料、、たとえば前職で天引きされてきた保険料なんかのことは今の会社は知ったこっちゃありませんから、そこで前回も言ったように源泉徴収票の提出が必要となるのです。そこには前職で天引きされた社会保険料の合計額が書いてあるはずですから<a href="#f-238adfbf" name="fn-238adfbf" title="まるほに記入する必要はありません。源泉徴収票の提出だけでOKです">*3</a>。</p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #FF8C00">4:小規模企業共済等掛金控除</span></h3> <p>この欄に該当する人は少数派かと思いますが、一応。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121111/20121111234157.png" alt="f:id:gasuuu:20121111234157p:plain" title="f:id:gasuuu:20121111234157p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <ul> <li>独立行政法人中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金 <ul> <li>20人以下の会社や個人事業主さんが加入できる共済制度のことです。廃業になってしまった時に、生活資金としての退職金が受け取れる仕組みです。</li> </ul></li> <li>個人型又は企業型年金加入者掛金 <ul> <li>確定拠出年金のことですね。企業型で、給与から天引されているのであれば、おそらく記入しなくても大丈夫と思うのですが、このへんはちょっと自信がありません。。会社の担当者に尋ねてみてください。</li> </ul></li> <li>心身障害者扶養共済制度に関する契約の掛金 <ul> <li>地方公共団体が運用する、身体や精神に障害がある人を支援するための共済制度です。加入者には定期的に給付金が支給されます。</li> </ul></li> </ul><p>これらも全額控除の対象となるので、今年中に支払った/支払う予定の金額をそのまま記入すれば完了です!</p> </div> <div class="section"> <h3>念のため</h3> <p>記入した金額、、例えば生命保険料控除額のところが5万円だったら年末調整で5万円戻ってくる!!と勘違いされる方がいるのですが、違います。冒頭にも述べたとおり、あくまで収入から5万円が控除されるということです。いわゆる課税所得が少なくなるってことですね。</p><p>たとえば年収500万だったら、超超超超ざっくり簡単に言うと、なにも申告しなければ500万✕税率10%=所得税500,000円となるのが、5万円申告すれば(500万ー5万)✕税率10%=所得税495,000円、ということになるわけです(税率は人によって違います。10%は適当です)。</p> </div> <div class="section"> <h3>さて</h3> <p>これにて一応、年末調整書類の書き方は網羅できたかと思います。とはいえ私自身、結婚もしていなければ生命保険にもまだ加入していないため実際にこれを書いたことがなく、今回の記事にはあまり説得力がありません。もし間違っていたらすみませんが、そのへんは自己責任でおねがいいたします、、</p><p>まあまあ、とにかく少しでも書き方が分かって、スムーズな書類の提出につながれば幸いです。来月は、これら年末調整の結果が反映された源泉徴収票の読み方についてみていけたらと思います。<br /> どうもおつかれさまでした〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="color: #d32f2f"><b><span style="font-size: 140%">この記事は平成24年のもので古いです。平成28年分の書き方についてはこちら↓↓</span></b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2016%2F11%2F20%2F004130" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>アカウント</h3> <p>気が向いたとき、小ネタを発信しています。<br /> Twitter:<a href="https://twitter.com/kyuyo_lesson">https://twitter.com/kyuyo_lesson</a><br /> Facebookページ:<a href="http://www.facebook.com/kyuyokeisanlesson">http://www.facebook.com/kyuyokeisanlesson</a></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F11%2F05%2F164531" title="【平成25年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F06%2F26%2F080323" title="第6回給与計算教室 〜所得税を納めよう〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins 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class="footnote-text">まるほに記入する必要はありません。源泉徴収票の提出だけでOKです</span></p> </div> gasuuu 【平成25年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜扶養控除等申告書〜 hatenablog://entry/12704591929891553281 2012-11-05T16:45:31+09:00 2017-10-13T14:54:39+09:00 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら 見落としやすいポイントをまとめてます こんにちは。 はやいものでもう平成24年の11月、年末まで残り2ヶ月となってしまいました。職業柄、年末といえば年末調整がまっさきに思い浮かんでしまうので、今日はその年末調整、特に書類の書き方について書いてみようと思います。なんのためにあの面倒な書類を書くのか、ずばり一言で言ってしまうと、「少しでも自分の所得税を安くするため」です。安くなる→年末調整で戻ってくる額が増えるってことですね。なの… <p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span></p><p><div align="center"><a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p><p><script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>見落としやすいポイントをまとめてます</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2014%2F11%2F20%2F221236" title="要注意!年末調整 書類の記入でよくある間違いランキング - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p>こんにちは。<br /> はやいものでもう平成24年の11月、年末まで残り2ヶ月となってしまいました。職業柄、年末といえば年末調整がまっさきに思い浮かんでしまうので、今日はその年末調整、特に書類の書き方について書いてみようと思います。</p><p>なんのためにあの面倒な書類を書くのか、ずばり一言で言ってしまうと、「少しでも自分の所得税を安くするため」です。安くなる→年末調整で戻ってくる額が増えるってことですね。なのでしっかり理解して記入しないと、損するのは自分なのでもったいないですよ!</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121031/20121031231653.jpg" alt="f:id:gasuuu:20121031231653j:plain:h280" title="f:id:gasuuu:20121031231653j:plain:h280" class="hatena-fotolife" style="height:280px" itemprop="image"></span><br /> <BR></p> <div class="section"> <h3>書類と年末調整のカンケイ</h3> <p>そもそも年末調整ってなんだっけという人は、まずは<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/06/26/080323">&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a>で復習してみてください。まずはその年末調整の処理と、会社で配られる書類がどう関係してくるのか、それを理解した上で書類と向かい合えるようになりましょう。</p><p>年末調整での所得税の計算方法なんですが、ただ単に稼いだ金額に税率を掛け算して求めるわけではありません。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121031/20121031230726.jpg" alt="f:id:gasuuu:20121031230726j:plain" title="f:id:gasuuu:20121031230726j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> </p> <ul> <li>①給与所得控除:サラリーマンにもいろいろ諸経費がかかるよね、そのぶん引いてあげるよ、といった考慮が反映されたもの</li> <li>②人的控除:養っている人数分、安くしてくれる</li> <li>③保険料控除:この1年支払った保険料の額に応じて、安くしてくれる</li> <li>④住宅借入金等特別控除:家のローンがある人はさらに安くしてくれる</li> </ul><p>このように、稼いだ金額から、いくつか控除してくれて、④はまあ例外的ですが、最終的に残った金額に対して税率をかけるようになっているのです。で、①については自動的に計算して勝手に控除してくれるため、特に書類なんかを書かなくても大丈夫で、問題は②③④です。これは自分で申告しないと控除してくれません。そりゃそうですよね、言ってくれないと会社も分かりませんから。そのための申告用書類が、いまの時期みなさんの会社で配られているというわけです。</p><p>で、今回は②の申告方法、次回で③の申告方法をやります。④については複雑で私も不勉強のため、今年はスルーいたします。。<br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>人的控除の申告書類</h3> <p>会社からは、以下2枚の書類が配られると思います。</p> <ul> <li><a href="http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h25_01.pdf">&#x5E73;&#x6210;25&#x5E74;&#x5206;&#x3000;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x8005;&#x306E;&#x6276;&#x990A;&#x63A7;&#x9664;&#x7B49;&#xFF08;&#x7570;&#x52D5;&#xFF09;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a></li> <li><a href="http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h24_05_02.pdf">&#x5E73;&#x6210;24&#x5E74;&#x5206;&#x3000;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x8005;&#x306E;&#x4FDD;&#x967A;&#x6599;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8; &#x517C; &#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x8005;&#x306E;&#x914D;&#x5076;&#x8005;&#x7279;&#x5225;&#x63A7;&#x9664;&#x7533;&#x544A;&#x66F8;</a></li> </ul><p>右上のマークから、上の書類をまるふ、下の書類をまるほ、と呼んだりします。人的控除を受けるためには、まるふと、まるほの右上半分を使います。まるほのそれ以外の部分は次回の保険料控除の際に使いますよ。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3>まるふの書き方</h3> <p>いよいよ本題です。まずはまるふの書き方からいきましょう。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121105/20121105124945.png" alt="f:id:gasuuu:20121105124945p:plain" title="f:id:gasuuu:20121105124945p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121105/20121105125005.png" alt="f:id:gasuuu:20121105125005p:plain" title="f:id:gasuuu:20121105125005p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br /> まずこの書類は、養っている人がいようといなかろうと、全員提出する必要があります。なので独身の方や、家族はいるけどみんなある程度収入があったり、今年こそは配偶者の欄を埋めたかったけど残念ながら果たせなかった人などは一番上の赤い、全員と書いてある部分だけを記入して提出します。印鑑を押す場所に注意してくださいね。</p><p>ではそれ以下の部分には何を書けばいいのかみていきましょう。</p> <ul> <li><span style="color: #228B22">A:年収103万円以下<a href="#f-a4b75923" name="fn-a4b75923" title="年金収入の場合は158万円(65歳未満の場合は108万円)">*1</a>の配偶者</span> <ul> <li>70歳以上(昭和19.1.1以前生)の配偶者であれば、生年月日の右の欄に◯をつけておきます。所得税がさらに安くなりますよ。</li> </ul></li> <li><span style="color: #FF8C00">B:年収103万円以下<a href="#f-05b50236" name="fn-05b50236" title="年金収入の場合は158万円(65歳未満の場合は108万円)">*2</a>で、かつ平成10年1月1日以前に生まれた家族</span> <ul> <li>70歳以上(昭和19.1.1以前生)の家族の場合、生年月日の右の欄のどちらかに◯をつけておきます<a href="#f-78ee8f29" name="fn-78ee8f29" title="あなた又は配偶者の直系尊属で同居している場合(入院とかなら同居扱いになりますが、老人ホームに入居しているのは同居とみなされません。)は同居老親等、それ以外の場合はその他に◯をつけます">*3</a>。この場合も所得税が安くなります。</li> <li>平成3.1.2〜平成7.1.1生まれの場合(だいたい大学生の年齢かと)、オレンジで囲った「特定扶養親族」の欄に◯をつけましょう。これまたさらに所得税が安くなります。いちばん学費等がかかる時期ですしね。</li> </ul></li> <li><span style="color: #cccc00">C:障害者、寡婦などに該当する場合</span> <ul> <li>1の部分には、自分や扶養家族が障害者となる場合、その障害の程度や誰が障害者なのかを、該当するマスに◯をつけます。</li> <li>2〜5には、自分がこの中のどれかに該当する場合、番号に◯をつけます(今回は詳細を省きます、、)。</li> </ul></li> <li><span style="color: #1E90FF">D:自分ではなく、配偶者の扶養に入っている家族</span> <ul> <li>例えば両親共働きで、こどもは旦那さん(=他の所得者)の扶養に入っている場合など。奥さんはこの欄にこどもの名前を記入することになります。所得税の計算にはまったく関係ありませんが、一応ちゃんと書いておきましょう。</li> </ul></li> <li><span style="color: #cc00cc">E:平成10年1月2日以降生まれの扶養家族</span> <ul> <li>中学生までの扶養家族はこっちの欄に記入します。お子様が多いといろいろ家計も大変かと存じますが、実は中学生までのお子様は所得税が安くなる対象となりません。高校生の年齢からなんです。</li> <li>じゃあ安くならないのになんでわざわざ書かないといけないかっていうと、市区町村と会社にお知らせするためです。会社が独自に支給している子供手当なども、ここの欄を見て判断したりしているので、忘れずに記入しましょう。</li> </ul></li> </ul><p>で、最後に注意してほしいのは、所得の見積額を書くところです。ここには、収入金額そのままを書いてはいけません。以下の表から給与所得控除額を算出し、それをひいてやった金額を書いてください。</p> <table> <tr> <th>年間総支給額(A)</th> <th>給与所得控除額</th> </tr> <tr> <td>~180万以下</td> <td>A×40%(65万未満の場合は65万)</td> </tr> <tr> <td>180万超~360万以下</td> <td>A×30%+18万</td> </tr> <tr> <td>360万超~660万以下</td> <td>A×20%+54万</td> </tr> <tr> <td>660万超~1,000万以下</td> <td>A×10%+120万</td> </tr> <tr> <td>1,000万超~</td> <td>A×5%+170万</td> </tr> </table><p>参照:<a href="http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm">No.1410&emsp;&#x7D66;&#x4E0E;&#x6240;&#x5F97;&#x63A7;&#x9664;&#xFF5C;&#x7A0E;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x8ABF;&#x3079;&#x308B;&#xFF5C;&#x56FD;&#x7A0E;&#x5E81;</a><br /> まあしかし先ほども挙げたように、扶養控除を受けられるということは年収が103万円以下のはずですからみんな一番上の行にあてはまり、給与所得控除額は65万に満たないはずです。そしてかっこのとおり65万未満の場合は65万とみなすことになっているため、例えば年収90万だった場合は90万−65万=25万を記入することになります。<br /> <BR></p> </div> <div class="section"> <h3>まるほ(右上半分)の書き方</h3> <p>次はまるほです。まるほには、<span style="color: #cc0000">103万超〜141万未満の収入があった配偶者</span><a href="#f-45fd9423" name="fn-45fd9423" title="年金収入の場合は158万超〜196万未満(65歳未満の場合は108万超〜1,513,334円未満)">*4</a>について記入します。よく103万の壁とか言われますが、多少超えても配偶者特別控除というものが存在するのです。もちろん103万以下の場合より控除の額は少なくなりますが、金額に応じてちゃんと控除してもらえますのでしっかり書いときましょう。</p><p>ただし、今年のあなた(申告者本人)の収入が12,315,790円を超えていた場合は対象外となるので注意して下さい。まあ、そんだけ稼いでたら控除しなくてもいいよねってことですね。しかしこれも人的控除なのに、まるふじゃなくてまるほなのは、まあ単純にスペースの問題だったのでしょう。以下、記入例です。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20121105/20121105140743.png" alt="f:id:gasuuu:20121105140743p:plain" title="f:id:gasuuu:20121105140743p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>まず紫で塗っているところですが、ここでもさっき述べたように、収入金額をそのまま書いてはいけません。さっきの表を使って、給与所得控除したあとの金額を書いてください。概算で大丈夫ですので。</p><p>次に、ほとんどの方が給与所得に該当すると思うので<a href="#f-0c5eaeae" name="fn-0c5eaeae" title="年金は雑所得の行に記入します">*5</a>、給与所得のa列に、配偶者の収入金額を書きます(これは収入金額そのまま書いてください)。</p><p>で、必要経費のb列にある65万円<a href="#f-a61858c4" name="fn-a61858c4" title="これも先述の給与所得控除の表から求めた数字になります。収入が141万未満であることが前提なので、みんな65万円になるはずです。">*6</a>をマイナスした額を、所得金額a-b列に書きます。その金額を四角Aにそのまま記入し、次はその金額を早見表から見つけ出しましょう。そのまま目を右にスライドさせ、四角B控除額を特定してください。見つかりましたか?それがそのまま、一番下の配偶者特別控除額となります。この金額が、たとえば旦那さん本人の収入からマイナスされて、マイナスされた後の金額に対して税率がかけられるという流れです。</p><br /> <p>人的控除については、まあこんなところでしょうかね。はあ、疲れました。たくさん書いてしまった気がしますが、分かりにくい箇所があったらすみません。あ、あと最後に、今回お伝えしておきたいことがもう一つ。</p> </div> <div class="section"> <h3>今年転職した人、学生→社会人なった人へ</h3> <p>年末調整では1年間(今年であれば平成24年1月1日から平成24年12月31日)の収入をもとに、最終的な所得税の金額を計算するんでしたよね。なのでその途中でいまの会社に入った人や、1〜3月まではアルバイトをしていて4月から社会人になったという人は、ちゃんと会社に「わたしここの会社に入社する前に、こんだけ稼ぎました」という報告をする必要があるわけです。</p><p>報告をうけた会社はちゃんとその金額を合算して年末調整をやってくれます。で、その報告手段というのが「源泉徴収票」の提出になるのですね。そこには稼いだ金額と天引きされてきた所得税、社会保険料の額が書かれており、その3つともが年末調整の計算に必須となる大事な情報源です。退職した際に必ず源泉徴収票をもらっているはずですので(もらってない場合は勇気を出して前の会社に連絡をとってください)、忘れずにいまの会社に提出しましょう。もし提出期限に間に合わなかった場合は、自分で年明けに確定申告しに行く必要があるので要注意です。</p><br /> <p>はい、長くなりましたが今回はここまでです。次回はまるほ左半分の書き方をやります。これに関しては法改正で去年とは勝手が変わってしまったのでちょっと大変かもしれませんね。だからといって適当に済ますと年調担当者の逆鱗に触れることになりかねませんので、ぜひ正しく丁寧に取り組むことをおすすめします。<br /> ではまた次回〜</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="color: #d32f2f"><b>【最新版!】平成28年分の書き方についてはこちら</b></span><br /> <iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2015%2F11%2F03%2F222306" title="【平成28年】一番わかりやすい年末調整書類の書き方〜扶養控除等申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe></p><p><div align="center"><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <a href="http://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ga9Uqs2a&ai=gasuuu_nc" target="_blank"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20171012/20171012211254.png" alt="SmartHRで年末調整"></a></div></p> </div> <div class="section"> <h3>関連記事</h3> <p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F11%2F13%2F205332" title="一番わかりやすい年末調整書類の書き方 〜保険料控除申告書〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fgasuuu.hatenadiary.com%2Fentry%2F2012%2F06%2F26%2F080323" title="第6回給与計算教室 〜所得税を納めよう〜 - みんなの給与計算教室" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><div class="aaprimead-insert" style="display: none;"><br /> <script> aaprimead_placement.set('pa_placement_1'); </script><br /> </div></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p><script type="text/javascript"> new AAPrimeAd.RequestManager({ 'aaprimead_id' : 'pa_60a7b3e0e79d8807d' }); </script></p> </div><div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-a4b75923" name="f-a4b75923" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">年金収入の場合は158万円(65歳未満の場合は108万円)</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-05b50236" name="f-05b50236" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">年金収入の場合は158万円(65歳未満の場合は108万円)</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-78ee8f29" name="f-78ee8f29" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">あなた又は配偶者の直系尊属で同居している場合(入院とかなら同居扱いになりますが、老人ホームに入居しているのは同居とみなされません。)は同居老親等、それ以外の場合はその他に◯をつけます</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-45fd9423" name="f-45fd9423" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">年金収入の場合は158万超〜196万未満(65歳未満の場合は108万超〜1,513,334円未満)</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-0c5eaeae" name="f-0c5eaeae" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">年金は雑所得の行に記入します</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-a61858c4" name="f-a61858c4" class="footnote-number">*6</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">これも先述の給与所得控除の表から求めた数字になります。収入が141万未満であることが前提なので、みんな65万円になるはずです。</span></p> </div> gasuuu 給与計算教室まとめ編 〜給与計算のやり方をおさらいしよう〜 hatenablog://entry/12704591929890759415 2012-09-25T10:09:14+09:00 2015-11-07T22:19:28+09:00 おはようございます。 前回をもって給与計算の内容がひととおり終わったため 早いうちにまとめ編を書こう書こうと思っていましたが、 モーニング娘。第11期メンバーの発表や新曲のチェックなどをしていたら いつの間にか夏が終わっていました。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); さてさて、 会社がやっているからといって、その数字が100%正しいとは限らない 毎月たくさん天引きされるけど、どういう計算方法で、なんのために払ってるのか少しでも知っておくと納得感が違う というポリシーでやってまいりましたこの給与計算教室。 今回は… <p>おはようございます。<br /> 前回をもって給与計算の内容がひととおり終わったため<br /> 早いうちにまとめ編を書こう書こうと思っていましたが、<br /> <a href="http://www.youtube.com/watch?v=pZbOpcITqq0">&#x30E2;&#x30FC;&#x30CB;&#x30F3;&#x30B0;&#x5A18;&#x3002;&#x7B2C;11&#x671F;&#x30E1;&#x30F3;&#x30D0;&#x30FC;&#x306E;&#x767A;&#x8868;</a>や<a href="http://www.youtube.com/watch?v=JoiwJWQC1QU">&#x65B0;&#x66F2;</a>のチェックなどをしていたら<br /> いつの間にか夏が終わっていました。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>さてさて、</p> <ul> <li>会社がやっているからといって、その数字が100%正しいとは限らない</li> <li>毎月たくさん天引きされるけど、どういう計算方法で、<BR>なんのために払ってるのか少しでも知っておくと納得感が違う</li> </ul><p>というポリシーでやってまいりましたこの給与計算教室。<br /> 今回は今までの総集編として、給与計算の流れが分かるようにまとめてみます。<br /> <br /> </p> <div class="section"> <h3>給与計算には3つの柱</h3> <p>がありますよ、ということを<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/01/25/113921">&#x521D;&#x56DE;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a>でお話しました。<br /> <span style="color: #cc00cc">1.勤怠</span><br /> <span style="color: #aaaa00">2.社会保険料</span><br /> <span style="color: #009999">3.税金</span><br /> </p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #cc00cc">1.勤怠</span></h3> <p>給与計算をはじめるにあたって、まずはこの勤怠情報が必須でしたね。<br /> 何日出社して何日休み、何時から何時まで何時間働いたか、というような情報です。<br /> ここでの金額が、あとの社会保険料と税金の計算にも影響してくるので、<br /> 給与担当者を煩わせないためにもなる早の勤怠確定が大切だと力説しました。<br /> 「うちはみなし労働時間制だから、いくら残業しても残業代つかないし、関係ないな」<br /> と思っている方も、本当はみなし残業分を超えて働けば残業代は発生すべきですし、<br /> 深夜(22〜翌朝5時)に働けば深夜割増が必要になるので勤怠情報は必要なんです。</p><p>で、その勤怠情報を使ってどいういうふうに残業代を計算するかというと、<br /> 以下のこういう式と割増率を使うんでしたね。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20120223/20120223190246.png" alt="f:id:gasuuu:20120223190246p:plain" title="f:id:gasuuu:20120223190246p:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p> <table> <tr> <th>パターン</th> <th>割増率</th> </tr> <tr> <td>法定労働時間内(8時間以内)</td> <td>時給そのまま</td> </tr> <tr> <td>法定労働時間超(8時間超or週40h超)</td> <td>25%</td> </tr> <tr> <td>法定休日労働</td> <td>35%</td> </tr> <tr> <td>深夜労働(22~翌5時)</td> <td>25%</td> </tr> <tr> <td>深夜労働かつ法定労働時間超</td> <td>50%(深夜25% + 超25%)</td> </tr> <tr> <td>休日労働かつ深夜労働</td> <td>60%(休日35% + 深夜25%)</td> </tr> <tr> <td>60時間を超える残業時間</td> <td>50%</td> </tr> </table><p>詳しく振り返りたい方は第2回のこちらを!<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/02/24/113801">&#x7B2C;2&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#xFF5E;&#x6B8B;&#x696D;&#x4EE3;&#x3092;&#x8A08;&#x7B97;&#x3057;&#x3066;&#x307F;&#x3088;&#x3046;&#xFF5E; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a><br /> よく「残業代 計算方法」でぐぐってくる方が多いので、<br /> それだけ関心の高い事柄なのだなあと思います。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #aaaa00">2.社会保険料</span></h3> <p>給料から天引きされる社会保険の種類を思い出してみましょう。<br /> (労災保険料は全額会社負担なのでここでは省略します)</p> <table> <tr> <th>保険のなまえ</th> <th>分類</th> <th>備考</th> </tr> <tr> <td>健康保険</td> <td><span style="color: #cc0000">社会保険</span></td> <td>75歳からは後期高齢者医療制度へ</td> </tr> <tr> <td>介護保険</td> <td><span style="color: #cc0000">社会保険</span></td> <td>40歳から加入</td> </tr> <tr> <td>厚生年金保険</td> <td><span style="color: #cc0000">社会保険</span></td> <td>70歳まで</td> </tr> <tr> <td>雇用保険</td> <td><span style="color: #0000cc">労働保険</span></td> <td>65歳になる年から不要</td> </tr> </table><p><BR></p> <div class="section"> <h4>健康保険、介護保険、厚生年金保険料の計算方法</h4> <pre> <span style="color: #cc0000"><b>標準報酬月額</span> ✕ <span style="color: #008800">保険料率</span> ÷ 2</b> </pre><p>まずこのような表から、自分の標準報酬月額を見つけます。<div class="thumbnail"><a href="https://skitch.com/gasuuu/8c4iu/pdf-1-page"><img style="max-width:638px" src="https://img.skitch.com/20120324-xqbkn63egsai1wte5ru2ft1j6h.medium.jpg" alt="7B497D1A8868.pdf (1 page)" /></a></div><span style="font-size: 80%">元のリンクは<a href="http://www.kyoukaikenpo.or.jp/resources/content/91737/13.pdf">&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a>。</span><br /> 例えばお給料25万円の人は、20等級の標準報酬月額26万円となります。<br /> あ、通勤手当も対象になるのをお忘れなく!<br /> なので通勤手当高い人ほど保険料も高くなります。<br /> えーと思うかもしれませんが、保険は税金と違い、<br /> 納めたぶんだけ自分にダイレクトに還ってくる性質があるので<br /> (年金が本当に納めたぶんだけ還ってくるかはあやしいところですが)<br /> 将来のじぶんのため!と思えばまあ納得がいきますよね。</p><p>保険料率は、以下のとおりです。</p> <ul> <li>健康保険料・介護保険料 <ul> <li>自分が加入している組合によります。<BR>財政が苦しいと高くなるし、安定していると安めです。</li> </ul></li> <li>厚生年金保険料 <ul> <li>16.412%(2012.8月時点)</li> </ul></li> </ul><p>で、最後に2で割ります。会社が半額負担してくれますからね。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h4>雇用保険料の計算方法</h4> <pre>総支給額 ✕ <span style="color: #cc0000">5/1000</span> <span style="font-size: 88%">(※農林水産・清酒製造・建設事業は6/1000)</span> </pre><p>総支給額の対象に含めるか含めないかは、以下の表を確認してみましょう。<br /> ポイントは、上3つの社会保険料と同じく、通勤費も対象となるという点でした。</p> <table> <tr> <th>対象となるもの</th> <th>対象とならないもの</th> </tr> <tr> <td>基本給・残業手当・深夜手当・休日手当・<span style="color: #990000">通勤手当</span>・定期券・家族手当・教育手当・日直手当・役職手当・地域手当・住宅手当・単身赴任手当・技能手当・奨励手当・調整手当…etc</td> <td>結婚祝い金・死亡弔慰金・災害見舞い金・出張旅費・宿泊費・本人立替経費・会社が全額負担する生命保険の掛け金 …etc</td> </tr> </table><p>それぞれの詳細はこちらをどうぞ〜</p> <ul> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/03/26/120518">&#x7B2C;3&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#x301C;&#x5065;&#x5EB7;&#x4FDD;&#x967A;&#x306E;&#x4ED5;&#x7D44;&#x307F;&#x30FB;&#x5065;&#x5EB7;&#x4FDD;&#x967A;&#x6599;&#x306F;&#x3069;&#x3046;&#x3084;&#x3063;&#x3066;&#x8A08;&#x7B97;&#x3059;&#x308B;&#xFF1F;&#x301C; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/04/25/115910">&#x7B2C;4&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#x301C;&#x5E74;&#x91D1;&#x306E;&#x3053;&#x3068;&#x3001;&#x77E5;&#x3063;&#x3066;&#x304A;&#x3053;&#x3046;&#x301C; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> <li><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/05/28/083444">&#x7B2C;5&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#xFF5E;&#x50CD;&#x304F;&#x3072;&#x3068;&#x306E;&#x5473;&#x65B9;&#x3001;&#x96C7;&#x7528;&#x4FDD;&#x967A;&#x30FB;&#x52B4;&#x707D;&#x4FDD;&#x967A;&#x3068;&#x306F;&#xFF1F;&#xFF5E; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></li> </ul> </div> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #009999">3.税金</span></h3> <p>天引きされる税金とは、この2つでしたね。<br /> 1.所得税<br /> 2.住民税</p><p>所得税は、本当はサラリーマンも年に1度確定申告するべきところを、<br /> それだとあまりに大変なので、毎月積立ての感覚で天引きされてるんですよ、<br /> とお伝えしました。毎月の計算方法はこうでしたね。<br /> <a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/06/26/080323">&#x7B2C;6&#x56DE;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4; &#x301C;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x3092;&#x7D0D;&#x3081;&#x3088;&#x3046;&#x301C; - &#x307F;&#x3093;&#x306A;&#x306E;&#x7D66;&#x4E0E;&#x8A08;&#x7B97;&#x6559;&#x5BA4;</a></p> <pre> 総支給額      |         <span style="color: #aaaa00">通勤費</span>や出張旅費や立替分など非課税のもの      |        <span style="color: #009999">社会保険料合計額</span>(健康・介護・厚生年金・雇用保険料)       ||       <span style="color: #990000">課税対象額</span> </pre><p><br /> この<span style="color: #990000">課税対象額</span>を、<a href="http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8868;</a>の赤い列から探してください。<br /> <img src="https://img.skitch.com/20120625-rt8i33hrxja2q1dkx589mn572x.jpg" alt="www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf" /><br /> <a href="http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf">&#x8868;&#x306E;&#x7D9A;&#x304D;</a></p><p>見つけたら目を右にスライドさせ、<br /> 青で囲った扶養親族の列に該当する箇所が、今月の所得税額となります。<br /> (計算ソフトを使う場合は数十円ほど誤差が発生します。)</p><br /> <p><a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/08/23/231340">&#x4F4F;&#x6C11;&#x7A0E;&#x306B;&#x3064;&#x3044;&#x3066;&#x306F;&#x5148;&#x6708;&#x66F8;&#x3044;&#x305F;&#x3070;&#x304B;&#x308A;</a>なので<br /> 改めて言うのもあれなのですが、まあ大事な点としては</p> <ul> <li>「去年の1〜12月の収入」によって、6月から天引きされる住民税が決まります。 <ul> <li>なんで6月?とも思いますが、住民税は市区町村が計算してくれており、<BR>全員の計算してたらそのぐらい時間がかかるということなのでしょう。</li> </ul></li> <li>住民税額を12で割った金額が6月から天引きされるわけですが、<BR>端数は6月分に計上されるので、6月だけちょっと金額が違うはずです。</li> <li>税率はどこに住んでいても同じです。</li> </ul><p>といった感じでしょうか。</p> </div> <div class="section"> <h3>というわけで</h3> <p>駆け足で振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。<br /> 自分のかわいいお給料のこと、少しでも向き合って、<br /> 少しでも分かってあげられるようになれるとよいかと思います。<br /> 今後も、マイペースにいろんなネタで更新していく所存ですので、<br /> 引き続きみなさんよろしくお願いします!!</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> gasuuu 第7回給与計算教室 〜住民税はどこからやってくる?〜 hatenablog://entry/12704591929889552922 2012-08-23T23:13:40+09:00 2015-11-07T22:20:15+09:00 こんにちは。 最近バタバタとしていたため、 7月の教室をスルーしてしまいました。。 こんなことでは書籍化なんて夢のまた夢。。スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 気を取り直して、今月は住民税についてです。 社会人2年目の人はとうとう6月から天引きが始まりましたね。 そうでない人も金額が新しくなったかと思います。 忘れた人はもう一度読んでもらうとよいのですが、 今回の内容は、先月やった所得税の回、特に後半から繋がっていますよ。 住民税の流れ まず年末調整の結果として、 会社は3、または4枚の複写式の紙を作成するんで… <p>こんにちは。<br /> 最近バタバタとしていたため、<br /> 7月の教室をスルーしてしまいました。。<br /> こんなことでは書籍化なんて夢のまた夢。。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>気を取り直して、今月は住民税についてです。<br /> 社会人2年目の人はとうとう6月から天引きが始まりましたね。<br /> そうでない人も金額が新しくなったかと思います。<br /> 忘れた人はもう一度読んでもらうとよいのですが、<br /> 今回の内容は、<a href="http://gasuuu.hatenadiary.com/entry/2012/06/26/080323">&#x5148;&#x6708;&#x3084;&#x3063;&#x305F;&#x6240;&#x5F97;&#x7A0E;&#x306E;&#x56DE;</a>、特に後半から繋がっていますよ。</p> <div class="section"> <h4>住民税の流れ</h4> <p>まず年末調整の結果として、<br /> 会社は3、または4枚の複写式の紙を作成するんでしたね。</p> <table> <tr> <th>No</th> <th>タイトル名</th> <th>提出先</th> </tr> <tr> <td>1枚目</td> <td>給与支払報告書</td> <td>本人の住む市区町村</td> </tr> <tr> <td>2枚目</td> <td>給与支払報告書</td> <td>本人の住む市区町村</td> </tr> <tr> <td>3枚目</td> <td>源泉徴収票</td> <td>本人</td> </tr> <tr> <td>(4枚目)</td> <td>源泉徴収票</td> <td>税務署</td> </tr> </table><p>今回注目してほしいのはこの1・2枚目の「給与支払報告書」。<br /> 会社はこれを翌年1月31日までに、<br /> 本人の住む市区町村(厳密に言うと住民票のある市区町村)へ提出します。<br /> タイトルが違うだけで、中身は源泉徴収票とまったく同じです。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gasuuu/20120729/20120729194055.jpg" alt="f:id:gasuuu:20120729194055j:plain" title="f:id:gasuuu:20120729194055j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>給与支払報告書を受け取った市区町村はこれを見て、<br /> 「ふむ、うちの市に住んでる○○さんは、去年これだけ稼いだんだな。<br /> 扶養家族は何人で、保険料はこれだけ払ったのか~<br /> だったら住民税はこれだけかかるなあ」<br /> と、記載されている情報をもとに住民税を計算します。<br /> そう、所得税は会社の給与担当者が計算しますが、<br /> 住民税は市区町村が計算してくれるんです。ラッキ〜<br />    <br /> 計算が終わったら、5月頃それぞれの会社に<br /> 「うちの市に住んでるおたくの従業員、去年これだけ稼いだので<br /> 今年の住民税は○○円になります。6月の給料から忘れず天引きしてね」<br /> という税額通知書が送られてくるので、<br /> 給与担当者は記載されている金額を給与計算ソフトなどに登録し、<br /> 6月から毎月控除していくわけですね。<br /> そして控除した住民税は翌月の10日までに、<br /> それぞれの市区町村へ振り込むという流れとなっています。</p><p>余談ですがわたしは学生の頃、<br /> バイトしすぎたせいか住民税のお知らせが来ました。<br /> 「なんで京都市が、わたしが去年たくさん稼いだこと知ってるんや、、」<br /> と不思議に思い、納得いかないまま泣く泣く払ったのですが、<br /> 自分の知らないところでそういう流れがあったのだな、と<br /> 社会人になってようやく分かりましたね。</p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async 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<li>小規模企業共済等掛金控除</li> <li>医療費控除</li> <li>雑損控除</li> </ul><p>どのくらい控除してくれるかは、<a href="http://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=117">&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a>を参考にしてみてください。<br /> けっこう何十万も控除してくれるし、市町村も太っ腹だなあ、<br /> と思う人もいるかもしれません。<br /> しかーし、今年度の住民税から法改正がおこなわれたため、<br /> 控除額が減ってしまった人がたくさん発生しました。<br /> その理由はこの2つ。</p> <ul> <li>16歳未満の子どもの扶養控除の廃止 <ul> <li>16歳未満の子どもを持つ人には33万円の控除ができたのに、<BR>今年からそれがなくなってしまいました。</li> </ul></li> <li>16歳以上〜19歳未満の特定扶養控除額の減額 <ul> <li>この年齢の子を持つ人には45万円の控除ができていたのが、<BR>今年から33万円に下がってしまいました。</li> </ul></li> </ul><p>子持ちの人に厳しくなってしまいましたね。。<br /> なぜかというと、やっぱり一つ目のほうは子ども手当の影響、<br /> 二つ目のほうは高校無償化の影響でしょう。<br /> 子ども手当もらえて助かる〜学費浮いて助かる〜と思っていても、<br /> 見えないところでこういうしわ寄せがきているわけですね。。</p><br /> <p>はあ久しぶりに書いたのでもうバテました。<br /> 最後は箇条書きでお送りします。</p> </div> <div class="section"> <h4>よくある疑問質問など</h4> <ul> <li>住む地域によって住民税が安かったり高かったりするってほんと? <ul> <li>どこも税率は10%なので、基本的に住む場所による差はありません。ただ福岡県や山梨県などのように、「森林環境税」といったものを設けて500円ほど上乗せしているところもあるようです。まあ年間プラス500円なのでたいした差ではないですね。</li> </ul></li> <li>仕事をやめて無職なのに住民税の納付書が届いたのですが、、 <ul> <li>仕事をやめても、住民税は払う必要があります。住民税のちょっと特殊なところは、「去年の自分」がいくら稼いだかによって今年払う金額が決まるということです。例えば今だと、2011年1月〜2011年12月で稼いだ金額によって、2012年6月〜2013年5月にかけて払う住民税が決まります。なので残念ながらいま無職だろうとなんだろうと関係ないのです。。頑張って払いましょう。</li> </ul></li> <li>たまに聞くんだけど、特別徴収ってなに? <ul> <li>住民税のおさめ方には2種類あって、普通徴収と特別徴収があります。普通徴収は本人の家に直接納付書が届き、自分で役所やコンビニで支払います。一括払い〜4分割払いまでできます。特別徴収は今回やったような、会社宛に通知書がきて給料から天引きされる方法のことです。こちらのほうがおなじみなので「特別」なんていうと違和感を感じますが、まあそういうことになっています。さっきの無職になった人は、会社が特別徴収から普通徴収に切り替える手続きをしてくれたので、家に納付書が届いたわけですね。</li> </ul></li> </ul><p>こんなところでしょうかね。。<br /> 一応今回の教室をもって、給与計算についてのひととおりの学習が完了しました。<br /> とはいえ第1回目なんかは半年も前の話になるので<br /> また近いうちにおさらいの回を設けたいと思います。<br /> あとは1年の集大成として年末調整という処理が12月に待ち構えていますが<br /> まだもう少し先の話になるので、<br /> 秋は給与・社保にまつわるトピックをいくつか選んで<br /> お送りしていきたいと思います。<br /> ひとまずこれにて一段落ですね。おつかれさまでした。</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async 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<p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="2820754915" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p><p>給与計算に関係する税金とはこの2つでしたね。</p> <ul> <li>所得税</li> <li>住民税</li> </ul><p>社会人2年目の人は今月6月から住民税が天引き開始となりますし、<br /> そうでない人も金額が新しくなるので今回は住民税をやろうと思いましたが、<br /> 住民税より先に所得税をやっておいたほうがスムーズな気がするので<br /> 今回は所得税について勉強したいと思います。</p> <div class="section"> <h3>所得税とはなんぞや</h3> <p><span style="color: #cc0000">その年の1月1日から、12月31日までの所得</span>に対して発生する税金です。<br /> 所得税ってふだんお給料から天引きされてるので<br /> ついお給料特有の税金と思いがちですが、<br /> 所得といっても山林所得や利子所得、不動産所得など10種類ぐらいあり、<br /> あくまでみなさんのお給料はそのうちのひとつなんだ、<br /> ということをまず頭に入れておいてください。<br /> </p> <ul> <li>利子所得</li> <li>配当所得</li> <li>不動産所得</li> <li>事業所得</li> <li><span style="color: #666600">給与所得</span></li> <li>退職所得</li> <li>山林所得</li> <li>譲渡所得</li> <li>一時所得</li> <li>雑所得</li> </ul><p>これら給与所得をはじめとする所得をゲットしたら、<br /> 所得の金額をまとめた書類や税金の計算書を持って<br /> 年明けの2~3月に税務署へ行きます。<br /> 「わたしは去年これだけの所得を得たのでこれだけの税金を納めます!ドヤアァ」<br /> と自己申告するわけです。そう、これが確定申告というやつですね。<br /> その場で払ってもいいし口座振替、電子納税も可能だそうです。<br /> <br /> しかしみんなが確定申告しに税務署行くとなると、<br /> わたしたちも面倒だし処理する税務署の方々も大変ですよね。<br /> そこで「会社勤めの人は会社でやってもらってください~」ってことになっています。<br /> あ、あくまで会社からもらう給与所得についてだけですよ。<br /> 給与所得以外の所得、、例えばアルファブロガーでアフィリエイト収入がある人とか<br /> 先祖代々の山林所得とか持ってる人は、<br /> それはそれでちゃんと確定申告しにいって下さいね。<br /> <br /> で、そんな税務署の仕事を押し付けら…いや任された会社は<br /> 具体的に何をしなきゃいけないかっていうと、この2点です。</p><p><span style="color: #cc0000">1.毎月の給与からの徴収</span><br /> <span style="color: #008800">2.年末調整</span></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="4297488117" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #cc0000">1.毎月の給与からの徴収</span></h3> <p>確定申告みたいに全額まとめてどばっと払えたらいいんですけど、<br /> わりと結構な額ですし、サラリーマンは一度にそんな払うの難しいですよね。<br /> それに税務署だって、毎月ちょっとずつ徴収していったほうが<br /> とりっぱぐれがないので安心です。そこで会社は毎月以下のやり方で、<br /> その月のお給料にふさわしい金額を計算して徴収します。</p> <pre> 総支給額      |         <span style="color: #aaaa00">通勤費</span>や出張旅費や立替分など非課税のもの      |        <span style="color: #009999">社会保険料合計額</span>(健康・介護・厚生年金・雇用保険料)       ||       <span style="color: #990000">課税対象額</span> </pre><p><br /> この<span style="color: #990000">課税対象額</span>を、<a href="http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf">&#x3053;&#x3061;&#x3089;&#x306E;&#x8868;</a>の赤い列から探してください。<br /> <img src="https://img.skitch.com/20120625-rt8i33hrxja2q1dkx589mn572x.jpg" alt="www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf" /><br /> <a href="http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2011/data/02.pdf">&#x8868;&#x306E;&#x7D9A;&#x304D;</a></p><p>見つけたら目を右にスライドさせ、<br /> 青で囲った扶養親族の列に該当する箇所を見つけましょう。<br /> それがあなたの今月の所得税となります。<br /> (計算ソフトを使う場合は数十円ほど誤差が発生します。)<br /> 天引きされた所得税は、会社が翌月10日までに役所へ納めてくれます。<br /> まあ年末にむけて毎月積み立てしてってるって感じですかね。</p> </div> <div class="section"> <h3><span style="color: #008800">2.年末調整</span></h3> <p>そうやって毎月徴収した所得税ですが、<br /> 実はさっきの式、本来の正しい計算式をかなり簡略化したものなので、<br /> それをきっちり正しいやり方で清算するのが年末調整です。<br /> これが給与担当者にとって1年のうち一番大変な処理で、<br /> この時期になるとなんとなく近寄りがたいオーラを放っており、<br /> 人によっては忙しさのあまり突然笑い出したり、<br /> 幻覚が見えたりすることがあります。<br /> <br /> 12月の給与計算をもって、<br /> やっとその人の1年間(1~12月)の所得が確定しますよね。<br /> その総額をもとに、正しいやり方で税額を計算して<br /> バシッとその人の所得税額を算出します。<br /> 具体的な算出方法はまた11月ごろにやりましょう。<br /> その算出額が、いままでこの一年間こつこつ徴収してきた所得税の合計額より<br /> 少なければその差額が戻ってくるし、逆に多ければ追加で払う必要があります。<br /> でもたいてい毎月多めに取られてるので、戻ってくるパターンが多いです。<br /> もちろん例外もあるので油断はなりませんが、、</p><p><br></p> </div> <div class="section"> <h3>年末調整が終わったら</h3> <p>年末調整の結果を<br /> 3枚綴り(人によっては4枚)の複写式の紙にせっせと出力します。<br /> 内容は3or4枚ともほぼ同じで、タイトルと提出先が違います。</p> <table> <tr> <th>No</th> <th>タイトル名</th> <th>提出先</th> </tr> <tr> <td>1枚目</td> <td>給与支払報告書</td> <td>本人の住む市区町村</td> </tr> <tr> <td>2枚目</td> <td>給与支払報告書</td> <td>本人の住む市区町村</td> </tr> <tr> <td>3枚目</td> <td>源泉徴収票</td> <td>本人</td> </tr> <tr> <td>(4枚目)</td> <td>源泉徴収票</td> <td>税務署</td> </tr> </table><p>3枚目はみなさんおなじみですよね。<br /> 毎年会社からもらっていると思います。<br /> 「私はこの1年でこれだけ稼いで、これだけの所得税を納めました」<br /> という証明になるので、大切にとっておきましょう。<br /> <br /> で、会社はそんな源泉徴収票を配ると同時に、<br /> 同じような内容の1・2枚目、「給与支払報告書」というものを<br /> 従業員の住むそれぞれの市区町村に送っているんです。<br /> それはなんのためかというと。。次回の住民税の話につながるわけですね。<br /> 我ながらうまい流れです。というわけで今回はここまで。<br /> おつかれさまでした~</p><p><span style="color: #999999">※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください</span></p><p><span style="font-size: 90%">スポンサーリンク</span><br /> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script></p> <p><ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-3580829320223183" data-ad-slot="5774221316" data-ad-format="auto"></ins><br /> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></p> </div> gasuuu