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みんなの給与計算教室

たのしく給与計算の方法を学ぼう

【入社準備*後編】源泉徴収票について・扶養控除等(異動)申告書の書き方

こんにちは給与計算教室です。
あちこちで桜が見頃を迎えていますね。。
っていうところまで書いて下書き保存したまま完全放置、気がついたら完全にサマーが訪れていました。もう誰も待ってなんかいないと思いますが、一応前回の続きということで更新しておきたいと思います。。

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1. 年金手帳
2. 雇用保険被保険者証
3. 源泉徴収票
4. 扶養控除等(異動)申告書

前回は新社会人向けの記事(前編)ということで、1と2の説明&なくしてしまった場合の対処法を紹介しました。今回の後編では3. 源泉徴収票についての説明と、4. 扶養控除等(異動)申告書の書き方について、引き続き新社会人の方に向けて紹介していきます。

3. 源泉徴収票

全員に該当する話ではありません。なので会社によっては新社会人さんにはわざわざ案内しないこともあります。ただこの図のような源泉徴収票を持っている場合は、必ず提出してください。(ちなみに現在は平成27年なので、タイトルが「平成27年分」となっているものを提出します。26年以前の過去のものは不要です)

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なぜ提出するのかというと、12月の年末調整で必要な書類だからです。年末調整とはなんぞやってのはこの記事の最初のほうに書いてあるので時間があったら目を通してみてほしいのですが、まずは1月から12月までの1年間の収入を合算するところから始まります。1月からずっと同じ会社に勤めていたなら合算する手間もないのですが、年の途中で入社した人は、1月から入社までのあいだに発生した他社での収入を入社先に知らせる必要があるため、その手段として前職での源泉徴収票を提出するわけです。

新社会人の方に向けて「前職」なんていうと違和感があるかもしれませんが、入社までの1~3月のあいだ、アルバイトをしていた人も多いはず。アルバイト先だって立派な前職ですので、もちろんそこで得た収入も合算しなければいけません。

ただ、ちゃんと源泉徴収票を発行してくれるアルバイト先がこの世にどれだけあるかっていうと、うーんどうでしょうかね。。もちろん必ず発行されるべきものなんですが、正直アルバイトのぶんまで手が回っていない会社も結構あると思います。あとはアルバイト代の金額によって発行したりしなかったり。そして入社先もそういう実情を分かっているので「なにがなんでもアルバイト時代の源泉徴収票も提出しろ」とまでは言ってこないのではないでしょうか。

なので「もらってないならそれはそれでしょうがないので別に気にしなくてよい」とまでは私の口からは言えませんが、まあ一応アルバイト先に連絡してみたり、入社先に相談してみたりしながら、よしなに。。という感じでしょうか。ちなみに提出期限は入社先のスケジュールにもよりけりですが、年末調整の準備が始まる秋ごろまでに提出できていればOKでしょう。卒業ギリギリの3月まで勤務していたなら4月の時点ではまだ作成中ということもあると思いますので、入手次第すぐに提出するという旨を入社先に伝えておけば大丈夫です。

※余談ですが、中途入社の方でたまに「退職所得」の源泉徴収票を提出してこられる方がいるのですが、退職所得のものは不要です。あくまで「給与所得」の源泉徴収票を提出しましょう*1

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4. 扶養控除等(異動)申告書

アルバイト先で書いたことがある人も多いかと思います。
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なんだかごちゃごちゃしてますが、会社がこの書類を書かせる目的は「所得税を計算するにあたっての必要な情報を集めるため」です。

みなさんこれから給与や賞与をもらうわけですが、会社からもらったお金は基本的に「給与所得」というものに該当します*2*3。ここ日本ではそういう所得を得た人に「所得税」という税金を課してまして、もちろんみなさんもご多分に漏れず対象者です。とはいえ毎月自分で計算して支払い手続きをするのは大変ですから、かわりに会社が金額を計算→給与から天引き→国に納付、という仕組みになっています(この仕組みのことを源泉徴収と言います)。

しかしこの所得税の金額、同じ給料をもらっていても人によって違ってきまして、主な要因としては

  • 扶養する家族が何人いるか
  • 自分や家族が障害者に該当するか

が挙げられます。そこでこの扶養控除等(異動)申告書を使って、これらの情報をちゃんと会社に伝えましょうってことなんです。

とはいっても、今回は新社会人の方向けの記事なので、扶養親族ゼロのパターンをちゃちゃっと紹介して終わりにしたいと思います。もし扶養親族がいらっしゃる場合、古い記事でよければ以下を参考にしてください。障害者に該当する場合の書き方は、今年の年末調整シーズンで頑張って更新する予定ですすみません。。

〜書いてみよう〜

記入は一番上の「共通」部分のみです。なのでまあ、あまり説明するほどのものではないのですが。
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正直、これだけなら別に提出する意味なくない?と思うかもしれませんが、そこはおとなしく書いて提出してください。理由を説明すると長くなるのでまたの機会に。。*4

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  • 税務署長
    • 会社を管轄する税務署名を書きますが、空欄で大丈夫です。
  • 市区町村長
    • あなたの住んでいる市区町村名を書きますが、空欄で大丈夫です。
  • 給与の支払者の名称(氏名)
    • 会社名を書きます。
  • 給与の支払者の住所(所在地)
    • 会社の住所を書きますが、給与の支払事務をおこなう部署がどこにあるかによって変わってきます。本社で一括して処理しているなら本社の住所、支社ごとに処理しているなら支社の住所になりますが、入社前にそんなん知ったこっちゃないですよね。別に空欄でも大丈夫です。
  • 印鑑
    • なるべくシャチハタでないものが望ましいですが、持ってなければしょうがないです。あとたま〜に右上バッテン印の箇所(給与の支払者受付印)に押しちゃってる人がいます。押してしまったからといって特に問題はないんですが、ちょっとかっこ悪いので気をつけましょう。
  • あなたの住所又は居所
    • 基本的には住民票のある住所を書きますが、住民票をまだ移してない・単身赴任などなどの理由で、実際に住んでいる住所と住民票住所が違うという方もいると思います。その場合は実際に住んでいる住所を書いてください。でも会社によっては方針が違ったりするので、ここは担当者に確認してみるのが一番ですね。もしくは付箋や空欄にもう一方の住所を書いておくのもいいかもしれません。最終的にここに書いた住所の市区町村が、来年から発生するあなたの住民税の納税地になります。

なんか空欄で大丈夫だとか、間違っても問題ないだなんて無責任なことを言っていますが、これは別にどこか役所に提出する書類ではなく会社で保管するものなので、そこまで気にしなくていいよ、ってことです。もちろん、その他の部分はちゃんと正しく書いてもらわないと困るのですが、力を抜いてOKなところ(悩んでも意味がないところ)はとばしてしまいましょう。あ、でも会社から指示があった場合はちゃんとそれに従ってくださいね。あくまで私が担当者だったらこう指示するっていうだけなので、そこは各自自己責任でお願いします!


以上、3. 源泉徴収票について、4. 扶養控除等(異動)申告書の書き方について紹介しました。季節外れの更新失礼いたしました。もし来年、かわいい後輩が迷っていたらこの記事を紹介してやってください。それではまたお会いしましょうさようなら〜

※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください

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*1:退職所得のある人は、自分で確定申告が必要な場合と不要な場合があります。詳しくは 4 税額の計算方法を参照

*2:収入イコール所得ではないのですが、ここでは説明を割愛します

*3:退職金は「退職所得」になります

*4:簡単に言うと、年末調整をやってもらうためにはこの書類を提出していることが条件になるので、扶養家族がいようがいなかろうが必須なのです

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