あなたの時給は大丈夫?意外と高い最低賃金を要チェック
こんにちは、給与計算教室です。
長らくお休みしていましたが、涼しくなってきたのでようやく再開です。
久しぶりなので今日はリハビリとしてパパッといきます、
最近改定されて話題となった最低賃金についてです。
「うちは給料安いけど、さすがに最低賃金なんてことはないやろ〜」
とスルーしがちですが、意外と危なかったりするので要チェケラですよ!
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最低賃金ってなに?
1時間あたり最低これだけ払わないとだめです、と定められている金額のこと。
要は時給ですね、以下2つの基準があります。
地域別最低賃金 | 47都道府県ごとに金額が決められています。 金額一覧はこちら。 |
---|---|
産業別最低賃金 | 出版業や小売業、自動車業など、 特定の産業にはまた別の最低賃金額が設定されています。 地域別と産業別を比べて、高いほうが適用されます。 金額一覧はこちら。 |
で、注目すべきは今回改定された地域別のほう。
アベノミクスのおかげか、全体的に大幅アップしています。
例えば東京では850円から19円アップして869円、
大阪も同じく19円アップで819円となりました。
もう大都市ではアルバイトを850円や800円で雇うなんてできないわけですね。
ちなみに、本社の場所などは関係ありません。
本社が京都の会社でも、あなたが働いている場所が東京であれば
東京の最低賃金が適用されます。
試用期間中でも適用されるの?
もちろん適用されます。
よくアルバイトの研修期間は時給が安かったりしますが、金額の設定には要注意です。
(※労働局長の認可を受ければ、最低賃金より低い金額を設定することも可能ですが)
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正社員でも要注意!!
「さすがに俺正社員だし、関係ない話だな」
本当にそうでしょうか???
たとえば太郎さんは東京にある所定労働時間160時間/月の会社で
毎月22万の給料をもらっていますが、その内訳はこうなっています。
基本給 | 130,000 |
---|---|
みなし残業手当 | 70,000 |
家族手当 | 20,000 |
合計 | 220,000 |
合計だけみるとクリアしてそうですが、
最低賃金を考える際にはみなし残業手当や家族手当などは除かれ、
基本給にあたる部分のみで1時間当たりの金額を算出します。
なのでこの場合130,000÷160=812.5円となり、
東京の最低賃金869円を立派に下回ってますね。
基本給の部分は最低でも869×160時間=139,040円ないと違法ということになります。
いま一度、ご自分の基本給の金額を確認してみてください。
以上、簡単ですが最低賃金についてでした。
結構落とし穴だったりするので、企業の人事総務の方も要確認事項です。
ではまた来月~~
※この記事の内容は更新日時点のものです。法改正など制度が変更されている場合もありますのでご注意ください
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